腹の据わらない伝統武道も少々進歩。

う〜、ボディーワークなのか?

習い始めは所作が身につくまでマメに通った方がいい、と言われ、ちょうど稽古日と3日間の春合宿が重なったので出かけてきた。
だって、広島からはやっぱり遠いんだもの。まとめてくれると有難い。

続けるかどうかはわからないけど、とりあえず稽古着もそれなりに準備したので、いろんな人から褒めてもらいました。

しかし、ネットオークションで手に入れた袴は縫い糸が弱っていて何かの拍子にピリピリといい音を立てて、ついに、雑巾掛けの時に前のベルト部分がバラバラになりそうになってしまい、裁縫道具をお借りして応急処置をするなんてことにも。

さて、修行の方ですが・・・

道具を少し強いものに変えてもらいました。軽い道具は筋力で扱えるのでどうとでもなってしまうらしい。
その点、強い道具は内面の力も使わないと扱えない、ということらしい。

道具のセレクションは師範が「これくらいのにしましょう」とおっしゃって道場にある貸し出し用のものを貸してくださいます。

んで、どうなったかというと・・・結局筋力で扱っているように思うのだけど、少し気がフワフワしなくなったというか、フラフラしなくなったような気がします。

んで、最高位の門人で私の世話係の方が最後の日、お昼にうどんを一緒に食べながら

「うん、ちゃんと立てるようになったね」とポソっと言ってくれました。

師範からはいつもテクニカルな同じことを指摘される。つまり、腹が据わってない、ということなのですが、立ってる姿がちゃんとできてるなら、フワフワと浮いている気もちょっとは落ち着きが出てきたのかもしれません。

この武道では「初一念」と呼ばれる最初の決断というものをとても大切にするのですが、その意味がよくわからない。
いつハッキリさせるの?道場に入る時?それとも、順番が回ってきた時?なんなん?「今度は肩肘まっすぐを気をつけよう!」とかそんなこと?

なんだか良くわからないので質問時間に師範に質問してみたのです。

「大変初歩的な質問で恐縮ですが、初一念ってなんですか?とても大切なもののようですが、よくわかりません。」

師範の答えは
「それは決断です。坐禅で座る時も同じです。決断が必要なんです。」

え〜?決断ってなんやろ?寝ないぞ!とか?背筋まっすぐとか?

で、その日の座禅。
いつもより座布団を高くしたのが具合悪くて座りにくい、足の痛い座禅。

あ〜、足痛い。座布団高すぎや。眠いし。あ〜、スッキリせーへん。今日の座禅は失敗。

などと素晴らしく雑な気持ちになっていた。

座禅の時間もあと3分くらいかな?というところで、寝ぼけた頭の中にど〜ん!という感じで般若心経のマントラの部分が出てきた。
「ぎゃてぎゃてはらぎゃて」という下りです。

これはパーリー語なんだそうで、ベンガル語とほとんど同じ。

「行け行け、向こう岸へ行け、どんどん行け」、と言ってる。

え、向こう岸?これが初一念?悟りを目指せってことなん?悟るんか?いや、目指すんや。

なるほど、悟りを目指すという決断を持って座る。悟りを目指すという決断を持って場に立つ。

そう考えたらなんだかよくわからない初一念っていう言葉の意味がわかったのでした。
でもさあ、いきなり悟りとか言われても無理だしサァ。
(そもそも、そんなこと考えてる時点で座禅的にアウトだし)

座禅が終わって、感動で半泣きになりながら深々と自分が座っていた場所にお辞儀をしたのでした。
なんだかちょっとした至高体験だった。

どんどんね、行くから。ちょっとコワイ気もするけれど、これはどんどん行けってことなのね。

師範への質問からこの座禅があって、翌日の稽古で道具を変えるように言われて、その次の日から新しい道具になったのでした。
そのあとは、座禅も足が痛いだけ。伝統武道の方も相変わらずパッとしない出来栄えで、不思議な感じを期待したらあかんのだ、ということがわかるのでした。

何しろビギナーなのでなんでも聞けるし、武道の方もできなくて当たり前だからできないことができるようになるだけで進歩。
停滞もなければ後退もないというのはなんという強みだろう?

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合宿の朝ごはん用に持って行ったパン。ふすま多めでパリパリ美味しい。

これもいずれ日常の垢がついていってしまうんだろうなぁ。凡夫の悲しさをしみじみと感じるのであります。

そういえば、広島から行く時はまるで自動運転で走ってるみたいに快適でストレスフリーなドライブでしたが、合宿が終わって実家に帰るときにはちょっと眠いし、散漫だったような・・・・

これは垢なのか?垢がつかないようにするにはどうしたらいいのかしら?
次に行ったときに師範に聞いてみよう。

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「腹が据わる」ということ

先日みた映画
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でセリの場面が何度も出てくるのだけど、アサッテの方を向いて指で合図を出して競る。
マグロなんか「高級車一台分」というから、一千万とか、そんな商い。
それを電話で本社と相談とかせずに、一人で決める。品定めから値段までひとりで決める。仕事とはいえ大変な商売だ。

セリの場面を見ていて思った。

「この人たち、丹田に気が降りていて、腹が据わっている!!」

ぐちゃぐちゃと迷う時って大抵気が頭に上がっていてお腹はふにゃふにゃになっている。
えいや!って決断するときは気が丹田に落ちて、気持ちも落ち着いている。

そんなことがわかるようになったのも、気功なんかをかじって気が落ちる感覚を知ったからだと思うのです。
気功をやってるところを人に診てもらったら、「おぉ、よぉ落ちてる落ちてる」と言われるのですが、それは“気が落ちてる”という意味で、実際気の落ちた状態で後ろから抱き上げられても体が持ち上がらないのです。

でね〜、気が丹田に集まるのが先か、決断するのが先か?というと、気を腹に落とすのが先なのね。気が落ちてないと決断できないから、自分が魚屋さんになった時に何を買ったらいいかもわからないし、いくらまで競ったらいいかもわからない。

そういえば、日本は定価がデフォルトだから自分が欲しいものに「いくらまで出すか?」と考える場面は少ないけど、ネットオークションなんかに手を染めて、ライバルが現われたりすると、どこまで競るか、幾らまで出して買いたいか、を決めないといかん。

「え〜ん、欲しいよ〜〜」と欲しい気持ちに引っ張られたり、「負けてたまるか!」とつまらない意地を張ったりするとヒートアップしてしまう時がありますが、そんなときは大体お腹ふにゃふにゃになってる。

丹田に気を貯める、ってものすごく抽象的な事のように思っていたけれど、これ、全然抽象的でもなんでもなくて、本当にそうだ、というのが最近わかってきたのでした。

腹に気を貯めるには、気功、合気道などあまり闘争的でない武道、舞踊、声楽などが素人や子供にもわかりやすく気が落ちるんじゃないかと思います。

本当にね、子供の頃からこういうことが分かっていたら全然違ったと思うのよ。
何事も腹が据わらないと大成しないとは思うのですが、日常の様々な事柄も腹が据わってるかどうかで全然違うと思うの。

昔の人は普通に腹が据わってたんだろうねえ。

迷いが多いのは丹田に気が降りてないから。
丹田に気を集めたら迷いも消える。
迷いがあるから不安、心配があって、頭の中もぐちゃぐちゃ。家の中もぐちゃぐちゃ。荷物も多い。

というわけで、お子さんの情操教育に是非丹田に気が溜まる系のお稽古をひとつご検討ください。結果はすごいと思います。
日本舞踊なんかお金が掛かるけど、合気道だったらそれほどお金かからない。子供の太極拳とかあるのかしら?

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緊張してると知る。

母さんは自分が常に緊張していることを知らない。
緊張って、身体のことを言ってるんだけれど、母はいつも全身ガチガチで、びっくりすることに、自分が緊張してガチガチだっていう自覚もない。

なんでこんなことを知ってるかというと、わたし自身が緊張ガチガチだったから。

タイマッサージなどをしてもらうと今でも「背中かたいね〜、何してるの?」と言われるが、今では背中が硬いという自覚がある。

自分がもしかしたら常に緊張してるんじゃないか?と思いだしたのは結婚してそれまでの流浪生活からちょっと落ち着いたことで、自分のことに関心が向く余裕ができたから。

リラックスした状態がわからないから、緊張をほぐすってこともよくわからない。

たまたま縁があって活元運動に行くようになったりしてから自分は随分変わったと思う。今では「瞑想ってなんかよくわかんないけど、時々座る」とか、「気功ってもしかしてすごい!」などと進化したもんです。

これらのことに繋がったのも、考えてみたら「リラックスするってどういうこと?」という問いかけを自身にし始めたからだと思うのです。

なんかね〜、不思議だねえ。自分の体のこともさっぱりわからない。今でも気がついたら肩がイカってる。座ったら体のどこかが緊張している。

そして、身体の部分に焦点を当てて身体をほぐす瞑想をしてたら、即寝ちゃう。(一人で音声聴きながらやる場合。新幹線の中でも爆睡しちゃう)。
これが不思議と中先生の気功の合宿の時などは、どこか緊張してるらしくて寝てしまわない。他者の存在が気になるんだろう、意識が自分に向いてないということだと思う。

んじゃ寝ちゃうといいのか?というと、これもまだよく分からないのです。

ともかく、わたしが健康オタみたいになった原点は、「わたしっていつもどこか緊張してるんや!」という発見から始まったように思うのです。

で、リラックスが上手にできるようになったか?といえば、まだ分からないのですが、緊張してることさえ知らずにいた頃に比べたら、格段にリラックスしているように思うのです。

だから、わけのわからない不安やストレスも減ったと思う。

母はいつもありもしないことを心配して不安でいる、というか、不安を作り出すことが知的で先進的な活動のように思っている節がある。
いや、別にそんな、ありもしない不安に備えなくていいから。もっと楽しいこと考えて暮らしてください。

親というのはありがたいものですなぁ。
で、母の緊張をほぐせるか?というと、母はじぶんが緊張してることを知らないので、ほぐせないと思います。

ま、中先生の骨でグアシャをしてあげるくらいのことはやりましょう。

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猛烈にお寿司食べたくなる映画「築地ワンダーランド」

昨日、メールで連れ合いが「私、これに行きたいんですけど、あなたはいかがですか?」と聞いてきた映画。

「築地ワンダーランド」

「私、東京生まれの東京育ちだしさ、見たいのよ」、って言うのよ。黒門市場の映画があったら見たいか?と聞かれたらよくわからないけれど、築地は移転問題でず〜っとガタガタしているし、実際世界一の魚市場。面白い映画を作るもんです。

平日の昼なんだけど、今日は時間が取れるとかで、お昼ご飯兼ねて出かけてきた。

ご飯は、紺ちゃんが休みなので、久しぶりに白島にあるさいふぁ
ここは紺ちゃんで長い間働いていたお兄さんが独立開店した店で、汁なし担々麺とまぜそばと油そばを出すのだけれど、紺ちゃんと違って別にスープが付いてくるんだけど、このスープが魚のだしが効いていて美味しいのよ。汁気のないそばだと「スープも欲しいな」って思う時あるじゃない?だからすごい嬉しいの。

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まぜそばは野菜がいっぱい。味玉子は丸ごとゴロンと入ってる。
(スープは一息後に出てくるので、写真撮るの忘れました)

師匠譲りの生真面目で丁寧な料理に、ヒップポップのBGM。店主の趣味の本がずらり。こっそりドリンクメニューもあって、こだわり系のビールを飲みながら油そばなんて食べるファンもいるんだろうなあ。

この辺りはコインパーキングが少なくて、店の近くにもあるけれど空いてることが少ないのが難点ですが、今日は一つだけある店舗の駐車場に停められてラッキーでした。(天使にお願いしておいた)

さて、映画。
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日本以外の場所で、魚はどこでも泳いでいるし、新鮮だったら刺身になるように思うのだけど、これをお刺身で食べても全然美味しくないのよ。(だから海外の刺身を扱う高級店は築地から輸入する)

魚の締め方が違うんだ、というのは知っていたけれど、神経を抜くなんて芸当はとても素人にはできそうにない。せいぜい延髄を潰すくらいのことしかできないが、これでは不十分なのよ。

築地市場がとてもモダンな建物だったってのも知らなかった。よく見たら、市場の通路は石畳担っていてちょっと素敵だ。

食文化って、材料を作る人と、それを運ぶ人、商う人、調理する人がないと成り立たない、全体で出来上がっているってのがよくわかる。

これはまるで着物を着なくなったから、機屋が潰れて、産地が潰れて、竹筬を作る職人がいなくなって、道具がないから織物も廃れて〜と言うアレと一緒じゃない。

着物を着ていたら普通にあった当たり前のものが、道具一つ作れなくなったらもうダメになっちゃう。

つまり、母さん大好きなお刺身が、市場と言うシステムと仲卸という特殊技能を持った人たちがいなくなったら成り行かない。

仲卸の人はお客さん(料理屋とか、魚屋とか、給食業者とか)を知っていて、どこでどんな魚が必要かよくわかった上で仕分けして、量を揃えて準備するし、使い方を教える。ただ魚があればいいってもんじゃない。

そして、お互いの信用で商売が成り立つんだけど、その信用はお金の払いという意味だけじゃなくて、「あの人にこれを使って欲しい」とか、「これはあの人から買いたい」という、人と人の繋がりで魚が流通していく。

世界中から魚がやってきて、せりに掛かって、仲卸さんが売って、また世界中に魚が出ていく。

なんだかAIにはできない世界があるんじゃ〜!というのを表していた映画だったように思います。

映画の後、猛烈にお寿司を食べたくなるのですが、桜餅を買って帰って家で食べたのでした。

こんなことだから大物にはならないんだな、わたしたちは。

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祝!稽古着2号完成!

三月も半ばになって、日差しはすっかり春なのに、雨だし、風だし寒い日々。おまけに国会はひどいカオスになっていて、うちの母まで国会中継を楽しむ始末。

私もFacebookやTwitterで後追いしてますが、役者揃いすぎ?財務局の局長とか、税務署のエラさんとか、名前や顔もバンバン出て来て、今まで公務員はほっかむりして知らん顔で逃げてたのにね。
いや、面白がってたらいかん。こんな方々が我が国を代表しておられて、喜ばしい限りです。いや、ほんまに、面白すぎる。いや、笑ってる場合じゃない?
さすがサブカルとアニメと漫画の国です。

しかし日本は禅の国でもあるのです。

というわけで、某禅系伝統武道の稽古用上着が完成。ポケットもつけたよ。袴の傍から手を入れてハンカチとか、小銭とか入れられるようにした。メモ帳などを入れて師範のお言葉をメモってもいい。

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和裁をなさる人が見たら笑うだろうという出来栄えだけど、稽古着なんだからいいじゃないか。

これで衣装は一応揃ったけれど、さて、お稽古の方はどうなることやら。

町内会の当番も最後の集会で引き継ぎをしたので、こちらのお役もそろそろおしまい。
SNSでもあちこちで卒業式の投稿があって、あぁ、春だなぁ。

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