最近数学が流行りなんかな?「ギフテッド」

映画ってさぁ〜、見たい映画があるときはドドド〜っとカタマリになって上映されて、興味がそそられない映画がやってるときはな〜んにも見に行く映画がないってことないですか?

なでもうちょっとバラけてやらないかな?
え、わたしの好みなんか知らないって?そうかしら?

というわけで、怒涛のように映画見てます。

映画の上映時間とご飯の兼ね合いはいつも悩ましい問題です。一人だったら「お昼抜き」とかするんだけれど、連れ合いと一緒じゃご飯も楽しみだからねえ。

そういえば、最近全然断食してませんが、断食する気にはならないなぁ〜。困ったなぁ〜。

というわけで、デパートの食堂でお蕎麦と海鮮ちらし
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市内中心部の映画は駐車券との兼ね合いがあって、どうしてもデパートを使ってしまうのだ。広島は地方都市なのに駐車場が高い。だから、駐車券など出せない個人のお店はお客さんが少ないだろうし、駐車料金が気になって街をぶらぶらしながら時間潰したり、ちょっと本屋でマッタリする楽しみもないところも大きな損失だ。駐車場高いだけじゃなくて、家賃やテナント料も高いのだけど、最低賃金は低い、というのが広島の謎である。
広島残念の根源はそこにあるように思うのだ。


そんな話しはいいや。
映画だ。

「ギフテッド」
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数学天才少女に子供らしい子供時代を与えようと格闘する叔父と、少女の物語。

アメリカには「ギフテッドスクール」っていう天才の子供ばかり集めた学校があるのね。他にも飛び級という制度もあって、頭のいい子にもそれなりに見合った学習機会が与えられている。

友達のアメリカ人に2年飛び級したっていう人がいたけれど、この人は「勉強はついていけても、心は子供だから大変だった」と語ってくれたことがあったけど、この映画も特別教育を受けた天才姉弟が、色々と問題があって、「子供は子供らしい時間を過ごすべき」という考えに至ったと思われます。

で、このおじさんはボストンからフロリダに移って、黒人の人なんかも暮らす、まあいえば低所得者層の住宅に住んでいて、洗濯物を外で干したりするのですが(アメリカで洗濯物を外に干して日光で乾かすのは文化的でないので、貧乏人以外は洗濯物を干さずに乾燥機で乾かすらしい)、低所得者住宅だってうちより広そうだし、道も広い。
家にプールや、ピアノがないのは貧乏人だ。私も貧乏人だ。

突然、縁を切っていた「おばあちゃん」が現れるのだけど、これがアッパークラスのおばさまで、着てるものから、喋り方から、全然違う。

とまぁ、毒母と子供と孫の話でもあるし、その毒母も、数学者になるキャリアを結婚によって停止してしまったことで毒母になったわけで、(元夫とどうして別れたのか、などは語られないところもアメリカらしい)、自分の人生を生きられなかった人たちが3世代目をなんとかしようと格闘するお話でもあるから、ある意味ファミリー・カルマを描いた映画だ。

先日見たドリームも数学の話だし、この映画もなぜか数学の天才少女の話。
私はこっち方面は本当に全然ダメですが、今数学がトレンドなんかな?

まぁ、数学ができなくてもパソコンを使ってネットをやったり、ブログを書いたりはできるんだけど、黒板いっぱいに数や記号を書いて何事かを組み立てて行くのは、ちょっとロマンティックな感じがします。

それにしても、子役の子のまつげ、すごい。まつげだけじゃなくて、演技もすごい。

ちょっと良い映画でした。

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どうしてお父さんって最後は困った人になるんかな?な「禅と骨」

久々に用事で街に一人で出かけて、用事が終わった時間と映画の時間がだいたいいい感じだったので、車で移動して、横川まで行った。

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「禅と骨」


横浜メリーをとった監督の二作目。

この人の作品なら、禅坊主の話だし、なんで骨なん?というのが気になった。

このドイツ系アメリカ人と日本人ミックスのおじいさん、日米開戦の前の年にアメリカに帰って、日系人収容所に入って、結婚して、子供もできて・・・なんてしているうちに母ちゃんが日本で寂しく死んでしまう。

母ちゃんが死んでしまって突然「日本」に目覚めちゃうのだ。で、行った先が京都の禅寺。

裏千家で茶道も学んで、陶芸なんかもして、大した文化人で京都の一流の人たちと交流して、なかなかの人生だったのに・・・

80歳過ぎてから「赤い靴はいてた女の子」の映画を作ろうとあ〜だこ〜だはじまってしまうところから色々難しくなってきて、最後はなんだかややこしいおじいさんだ。うちの親父様みたいだ。

映画の中でこのおじいさんを支えていた人が、「マザコンだっていう人が多いけど、お母さんへの贖罪の気持ちが強かったんじゃないか?」と話していたのが印象的だった。

この人、ヘンリさんは帰ろうと思えばお母さんがご健在のうちに帰ることもできただろうに、どうして帰らなかったんだろう?
それは最後までわたしにはわからなかった。

映画のサイトの中で、映画プロデューサーの増田久雄さんが「ドキュメンタリーじゃない、新しいジャンルの劇場映画だ」と書いておられるけれど、本当にそんな感じだった。

あ〜、なんかお腹いっぱい。爺さんの毒気にややあてられ気味になって、ふらふらと家に帰ったのでした。
127分の長尺映画、長かったけど、実際の人生はもっと濃くて長い。

横浜愛に溢れる映画なので、横浜好きの人も是非。

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突然真冬がやって来た。「ボブという名の猫」

寒いね〜、と母からもらったふくれジャガードの着物を着て映画。

え〜、赤と黒?何、この着物?お母さん、こんなの着てたの?と思った着物だ。母は「これは便利でよく着たわよ」と言ってたけど、わたしには覚えがない。わたしが日本を離れていた頃のことだろう。

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変わった柄だし、赤黒だからちょっと個性的な感じです。気楽に着させてもらいます。

家を出るときはショールがあればいいだろう、とショールを着て着たけれど、世間は風が強くて、駐車場から映画館まで歩く間に凍えそうになりました。

いや〜、風がなかったら着物は温いけど、風が吹くと寒いね〜。着物って風通しいいんだよね。特に腕が寒いわよ。

ということで、話題の映画だ。
ホームレスの青年の実話だ。

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ボブという名の猫
11歳で両親が離婚して、母親についてオーストラリアに行った青年が、ロンドンに戻り、ミュージシャンを目指して路上演奏をしていたけれど、ヘロイン中毒になって、ホームレスになっちゃった。お金もないし、寝るところもない。寝たいても追い立てられたり、せっかくヘロインからの離脱のためにメタドン治療(あれ、治療っていうのか?)をしていたのに、またヤク中&ホームレス仲間に誘われてヘロインをやってしまって、病院に担ぎ込まれた、という青年。

ケースワーカーが「この青年には最後のチャンスだから、とにかく住むところを!」と頑張ってくれて、家に入れることになった。
この辺り、日本とは全然違う。家はちゃんと複数の部屋があって、ちゃんとした台所やお風呂場もあって、お湯も出る。暖房もあるし、家具や照明も付いている。

しかし、お金がない。そこに怪我をした猫が迷い込んできて、なけなしのお金を猫の薬代に使ってしまったところから人生が好転する。

だけど、一筋縄じゃいかない。ビッグイシューというストリート雑誌の販売をするも、他の販売者のテリトリーを荒らした、ってことで、1ヶ月販売禁止になっちゃう。その前に猫と犬がトラブルを起こして、路上演奏禁止にもなっていて、猫のエサ代どころか、自分の食費にも困ることになる。

映画はすごい人気だそうで、なんと、ボブが表紙の日本版ビッグイシューは完売しているらしい。ビッグイシューが売れるのはいいことだ。

お客さんは猫好きが多いみたいで、「猫あるある」のシーンで笑いがこぼれていた。

しかし、ストーリーはすごい重い。若者路上生活者。簡単に手にはいるハード・ドラッグ。メタドン離脱の苦しみ。
そもそも人生が変わっちゃった状況を作った両親の離婚と、父親の息子への無関心。これは無関心というより、後ろめたさと、面倒を回避したいために関わらなかったことになるのか・・・

「お父さん、あなたの前にシラフで立ったのは11歳であなたと別れたとき以来です」というセリフがあるけれど、両親の離婚がどれだけ子供の心に傷をつけるのかを印象付けるいいシーンでした。

いや〜、寒かったけど、行ってよかった。
ヤク中も、ホームレスも本人の自己責任にしてしまいがちだけど、誰にでもやり直しのチャンスがある社会だったらいいなぁ、と思うのでした。

しかし、こんなに急に真冬がやってきて、どうしたらいいかわからないな。カラダはまだ秋のままだよ。

お昼に新しいお店を開拓。
サラダのサイズがMとL選べるのだ。

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もちろん、Lを注文。小さいけれど、丁寧にお料理されていて、良いお店でした。今度夜に行ってみよう。

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性別とか、人種とか言ってたらロケット飛ばない。「ドリーム」

よくあるマイノリティーが頑張ったという感動映画か、と思っていたけれど、ロングランしてるし、評判もいいので出かけてきた。

ロングランといえば、映画館では「この世界の片隅に」をまだ上映していて、一年超えるらしい。

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片桐監督ファン一同という名前ですごいお花が贈られていて、後ろには寄せ書きが・・
広島&原爆映画の代表作になっちゃったな。それにしてもまだ上映してるってなんか、なんともいわく言いがたいものが・・・

さて、見てきた映画はこちら。

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「ドリーム」

いや〜、60年代ファッションにめっちゃ萌えるのです。女性のスカート姿の美しいこと!太い人も細い人も素敵なの。

人種隔離政策州で、宇宙に人を送るための計算を人間が手計算でしていた時代。計算をする専門の人たちが働いていた、という話。

数学天才少女をなんとか世に出そうと、小学校の先生たちが家族の引越し費用を出したり、フォートランの技術者チーフとなる女性は「メカに強い」とかで、自動車も治しちゃうところか、IBMコンピューター導入を見越して、東計算チーム(有色人種の計算チーム)
と白人計算チームが分かれて仕事している。もちろん給料も違う。)の計算女子たちにコンピュータ言語の講習をして、チーム全員を失業の危機から救い、コンピューター室の室長となる。

考えて見たら、アフリカ人、特に西アフリカの人たちは数字に強くて、計算が早いのだから、数学の天才が何人も出ておかしくはない。ここにインド人移民がいたら、インド人とアフリカ人で仕事の奪い合いだったかもしれない。

性差別、人種差別の2つの大きなハードルを実力と知恵で乗り越えた3人の女性の物語なのよ。

人種差別というどうにもならない逆境なのだけど、知恵と勇気で乗り越えていくというファンタジーみたいな実話なのでした。

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そろそろ大島じゃ冷たいかしら?とホコホコすぎない紬を着てみた。この着物は八掛が黄色でなかなか好ましいのです。
名古屋帯で角出し結び絶賛練習中。やっているうちに疑問が出てきて、動画をいろいろ見直して、要領を得る。

なぜに一度でわからない?私が天才じゃないからです。

なるほど、評判通り、いい映画だったな。ほんの50年前の話だけど、差別ってのはどうしようもなく根強いなぁ〜などと話しながら帰ったのでした。

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「知事抹殺」

8日間限定上映なので、行ってきた。

「知事抹殺」

福島県の知事を5期歴任した佐藤栄佐久さんが5期目の最中に贈収賄事件で失脚した事件。二審でなんと、0円の賄賂をもらって有罪、というなんとも不思議なあの事件のドキュメンタリーです。

これは一次資料と関係者の証言によって構成されていて、だんだんと自分がどんな国に住んでいるのか?ってのがゾゾゾ〜としてくる。

佐藤さんはお金に徹底的に綺麗な人で、魚とか送ってきたものさえも受け取らず、秘書に返しに行かせたんだそうな。だけど、農家の方が届ける白菜や大根などはありがたく頂戴して美味しく食べたんだそうな。

うーん、この辺の線引きって難しいところですが、本当にどこを叩いてもホコリの出ない県政をしていたらしい。それを弟が社長をしていた家業の工場の土地の云々で引っ張られたのだ。

当然調べても何も出てこない。どうやら県の土木部長が賄賂をもらっていて、そこを検察に突かれて知事を陥れるというシナリオが作られたのだけど、知事は何もしていないから証言がどんどん覆って、結局検察は自分の掘った穴に落ちて、金額0円の前代未聞の贈収賄スキャンダルとなったわけだ。

この映画で誰だったか忘れたけれど、「佐藤栄佐久さんがもう1期福島県知事をやっていたら東京電力は津波対策をせずにはおられなかっただろう、そうしたら、福島原発事故はこのようなかたちで起こらなかっただろう」っておっしゃってた。

きっとそうだったんだろうけれど、起こってしまった事は起こってしまった事だなぁ。

映画館は意外と人が入っていて、ちょっと驚いた。
この映画の後に上映される「カメジロー」もエントランスホールが人いっぱいでびっくりした。

とても良くできたドキュメンタリーでした。

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「裁き」

三連休、ちょいと映画に出かけて来た。

「裁き」

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ムンバイが舞台の法廷劇。
主人公?の歌手。
弁護士、
検事
裁判官
歌によって自殺しちゃったという下水管掃除人の妻

民謡歌手でちょっと左翼的な歌を歌う主人公の歌で触発されて下水管掃除人が自殺した、という嫌疑で歌手が逮捕拘留される。

どういう経緯かわからないけれど、上流階級出身で、お金持ちで開明的な弁護士が弁護を担当。

検事は女性で、糖尿病持ちと夫と官舎みたいな家に住んでいる。

裁判官は地裁1の切れ者で、普通の裁判官では一日に2つくらいの裁判しか裁かないのに、この裁判官は5つくらいさばいちゃう。

そして、下水道掃除人の妻は証人台で夫の仕事について問われたままに答える。

原題は「court」。裁判所の人たちの生活やら思想やらを切り取って重層的に現代のインド社会を表現している。

裁判所で働く人たちが1ヶ月の休暇でビーチリゾートに出かけるのだけど、彼らは公務員なのでお金がない。だからバスもボロボロだけどバスの中で歌しりとりをしたりして、すごく楽しそう。

休暇中、切れ者裁判官は同僚だか部下だかの子供の健康相談を受けて、「セラピストよりも占い師がいい。石を買うといい」と、なんともインド的なアドバイスをするところがインドだなぁ・・・と感慨します。

結局、民謡歌手はただの歌手なのか、それとも危険思想の扇動者なのかよくわからないまま映画は終わるのですが、ちょっと後を引く映画でした。

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10月15日(日)内容未定
10月19日(木)内容未定

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「ギミー・デンジャー」ジム・ジャームッシュの名作だわ。

ジム・ジャームッシュ監督の久々の新作、「パターソン」の公開に合わせて、「ギミー・デンジャー」が一週間限定上映されてるので行ってきた。

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イギーポップのバンド、ストゥージズのドキュメンタリー。
ジム・ジャームッシュ監督は時々音楽ドキュメンタリーを作っていて、わたしが最初にみたジムの映画は「Year of the Horse」だったなぁ〜。

同じように丁寧な作り、綿密な取材。テンポのいい展開。画面にもグルーヴがあるところがすごい。

イギーポップが音楽のことしか考えてなくて、黒人バンドでブルースのドラマーをしてた時に「自分たちのための音楽を作らなくては!」と思ってストゥージズ結成に至ったというところになんだかとても感動してしまった。

ストゥージズは3枚のアルバムを出したけど売れなくて、メンバーはタクシー運転手やったり、音楽ミキサーになったけど、機械の方が面白くなって、勉強し直して、サラリーマンになってSONYの技術部門の副社長にまで出世しちゃったり、

それが最近生き残りメンバーに加えて、新しいメンバーを入れて再結成して、ライブをやるのだけれど・・・

イギーは若いころと同じパフォーマンスをする。

イギーポップさん、危ない感じのお兄さんだと思っていたけれど、考えていることはめっちゃマトモで、自分自身にとっても誠実で、これこそがCOOLだなぁ。

世の中がどんなになったって、自分を見失わずに、心の命ずる所を生きていればいいのだ。
昨今の日本の状況から、将来を悲観してしまいそうになるけれど、自分の心に正直に自分の命を生きるだけだなぁ。

ジム・ジャームッシュとイギーポップは何度もジムの映画に出ているし、仲良しなのかと思っていたら、ジムがイギーの大ファンなのね。なんだか愛が溢れていてとても良い映画でした。

ニールヤングを撮った午年の映画ももう一度観たいなぁって思うくらい良かった。

映画が終わってちょっと買い物したら、○越のライオンがカープのユニフォーム着てる。顔にはペイントまで!!
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映画の余韻を引きずりながら、紺ちゃんで冬瓜あんかけまぜそばを食べたのでした。
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冬瓜あんかけまぜそばは紺ちゃんの創作メニューの中でベスト3に入るわ。
ごちそうさまでした。


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アンジェイ・ワイダ監督遺作「残像」は、わたしはわたしだ!だ。

アンジェイ・ワイダ監督遺作「残像」
http://zanzou-movie.com

ポーランドの画家、ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの晩年を描いた作品。

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画家であり、美術教師の視覚の解説が映画の一つのテーマであり、もう一つ、社会主義と芸術を押し付ける権力に芸術家は抵抗し、仕事を奪われ、画材も買えず、学生の作品は蹂躙され、すべての面で兵糧攻めにあいながらも信念を貫く芸術家のあり方がテーマ。

私たちが見るというのは、もうすでに選択的に見ているわけで、目の前にある全てを認識しているわけじゃない。考えてみたら、車を運転するときは本当に認識的に、自動車の運転に必要な情報を拾い出して見ているのだから、「選択的に認識する」ということがよくわかる。

そして、網膜に映った瞬間に見ているんじゃなくて、網膜に映った「残像」を脳が認識して「見て」いると映画の最初の講義で話される。

で、社会主義が芸術家の表現にも革命的な表現を求めて堅苦しい世の中になってくるのですが、この先生「わたしはわたしだ!」と自分を貫くのです。

社会主義とか、スターリンとかっていう時代なのですが、右左を取っ払って平べったく言うと「全体主義」なのね。
この全体主義の足音、聞こえてるよなぁ〜、こんな風になってきたら、わたしどうする?などと思いながら見ていたのですが・・・
「わたしはわたしだ!」よねえ。本当にわたしはわたしだもの。

この人の著作が日本語ででてるかしら?と思って検索したけれど、ないみたい。絵も本当に葬られているようで、ワイダ監督が紹介しなければきっと歴史の中に埋もれてしまっただろう。

10代で孤児になってしまった娘のニカさんがご両親のことを書いたものはあるみたいですが、日本語で読めるかどうかは不明。
ストゥシェミンスキの視覚なんちゃら論、ちょっと読んで見たいのでした。

1日1回、1週間限定の上映でちょっともったいないくらい良い映画でした。

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9月10日(日)天然酵母でピザ&色々享楽的なご飯。
9月6日(水)腸活料理。

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滑り込み。「ヨーヨーマと旅するシルクロード」

叔母の見送りを終わって、家に戻って雑用を片付けてやっと一息。さて、何か映画でもやってないかしら?と見て見たら、
あれれ、この映画、もう明日最終日じゃない!しかも、1日一回だけの上映だ。こりゃいかん。行かねば!

ヨーヨーマと旅するシルクロード

ヨーヨーマさんはめっちゃ有名なチェリストで、アジア系なのにそれを感じさせないなんと言うか、グローバルな大芸術家でいらっしゃるのですが、天才のまま大人になっても続けていられる秘訣と言うか、何かそんなものがあるんじゃないかしら?と考えなくはなかったのですが・・・

やっぱり天才少年時代に正確な言葉は忘れてしまったけれど、「君の心はどこにある?」みたいなことをさる有名なお方(バーンスタインだったっけ?)から指摘されて、その問いが彼をモンスターにしなかったんだろうなぁ。

と言う天才中国人チェリストの昔のビデオから、ヨーヨーマが世界音楽プロジェクトみたいなことをするようになった経過と参加演奏家の文化や背景が織り込まれるのです。

あ〜、なんで二週間だけの上映なんだ、なんで1日一回なんだよ。
最終日に行ったので、空いてるかと思ったら、私がチケットを買った後もぞろぞろと仕事帰りみたいな人たちが来てあっという間に満席になってしまった。

全ての言葉をメモしながら見たい映画だった。DVD買ってもいいって思うような映画だった。実家に帰った時に関西で上映してたらまた行っちゃうかも。

文化って文化と文化が交わる場所で大きく進展するんだそうな。
伝統文化も伝統の中で留まっていたら新しい展開が起こらないので、異文化と交わることで新鮮になるし、自分の文化の意味合いもまた輝いてくる。

私がいて、あなたがいて、私と同様にあなたも素晴らしく掛け替えのない存在で、私とあなたが違っていることが素晴らしい、私とあなたが出会うことで、新しい私と出会い、私の知らない私と出会う。そして、あなたに影響されて私はまた一層素晴らしくなる、

とまぁこう言うことを音楽でなさっているのがヨーヨーマさんなのねえ。

音楽がねぇ、美しいのよ。バッハのチェロソナタなんかもう涙でるし、白鳥なんてヒップホップダンサーが踊るのですが、もうすごいのです。

で、シルクロードプロジェクトの音楽ですが、ペルシャ音楽みたいになるのね、やっぱりシルクロードの中心ってペルシャだな、ペルシャもインドもバングラもにたようなもの・・・と言うか、ペルシャの影響がすごいんだなぁと改めて思ったのでした。

あぁ、もう一度見たいと私は熱烈に思ったのですが、連れ合いはそれほどでもなかったみたい。

ともあれ、行けてよかったのでした。

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映画の後にアラメゾン。茄子の季節がやって来ましたね〜。

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「ライオン」見て来た。結構楽しいベンガル語映画!

オーストラリアとインドの映画「ライオン」5歳の時に回送列車に乗り込んでしまって迷子になっちゃった男の子の実話。

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インドのロケではインド人俳優さんたちが演技をしていて、全部現地語。コルコタのハウラー駅の雑踏とか、ストリートチュルドレンや子供をさらいに来る人、子供を狙う小児性愛者、孤児院での虐待など、よくまぁ描いたな、この人は本当に運が良かったな、といろんなことを考える。

オーストラリアで養母になる人をニコール・キッドマンがアッパーミドルの普通の主婦を演じているし、子供狙いの怪しいおじさんをインド人の役者さんが目と顔の演技でネッチリと演じている。そして、親切なお姉さんがこれまた怪しいお姉さんに変化するところなど、アクションと踊りだけのイメージがあるインド人俳優さんの見事な演技が素晴らしい。

5歳でつい乗り込んだ列車にコルコタまで連れてこられて、駅を降りたら別世界。言葉もわからない。自分の村の名前も正確に言えないし、母親の名前も「母ちゃん」としかわからない。もちろん住所も電話番号も言えない。

母親は石運びだからかなり下層で、子供3人。多分親父さんはいない。家計を賄うために兄ちゃんと一緒に小遣い稼ぎをしに出かけた夜の駅でにいちゃんを探してつい乗ってしまった列車でコルコタまで運ばれてしまった。

コルコタで身寄りもなく、ホームレスの人たちの近くで、誰に世話されるでもなく一人でいる子を通りの反対側のカフェでスープを食べていた男性が気づき、福祉へと繋ぎます。

しかし、孤児院とて安全ではなく、虐待によって精神を病んでしまった子もいてる。

新聞に尋ね人広告を出しても反応がないため、オーストラリアの夫婦の家に養子に行くところまでがインドパート。
ほとんどがコルコタなので、ベンガル語が話されるからプチ楽しいのだ。

で、この子が成長して、大学生になって、友達たちからグーグルアースで探したらいい、きっと見つかるよ、なんて話からグーグルすること4年掛かったらしい。

わたしは完成家族で育ったので、親がいないとか、実の親がどうとか、双子の片割れがどう、とか、死んだ兄弟がこう、などという経験がないので、その欠乏感は想像することしかできないけれど、苦しい生活をしても、不自由ない生活をしても欠けたピースを埋めるまではその欠乏感というのは「子供が欲しい」という欠乏感とは比較にならないんじゃなかろうか?と思う。

この人の場合、何か予感があった母さんが遠くに引っ越さずに暮らし続けていたので再会が叶ったけれど、引越ししていたらもうアウトだっただろう。だって、一本の列車で移動したのに乗った駅を探すのに4年も掛かるほどインドは広いのだもの。

アッパーミドルの奥さんがどうしてインドから養子をもらって育てるのか?を語るシーンがあるけれど、この養母も家族の問題を抱え、心に深い傷を持っている。

とてもスピリチュアルな映画でもあるし、社会問題を扱った映画でもあるし、家族の問題でもあるし、ベンガル語映画でもある、とても楽しみ満載の映画だったのです。

サルーは来日していて、いろんなイベントにも参加しているみたいですが、ロバート・キャンベルさんとの対談は離婚家庭の子供のその後についても深く考えさせられる親子問題だなぁと思うので、ご興味のある方、読んで見てください。
インドで5歳のとき迷子になり…ネット時代の“ルーツ探し”を本人が語る〈週刊朝日〉

ロバートキャンベルさん、母さんに気を使って実父を探すまで母さんが亡くなるのを待ってたんだねえ。そんなに母親の気持ちなんて大事だろうか?と思わなくもないけれど、連れ合いを見ていたら息子にとって母親は神と同じだからそうなのかもしれない。

ロバートさんのばあい、お父さんの名前を覚えていたから探せたけれど、サルーの場合は、駅の給水塔と自分が遊んだ場所や母さんが仕事していた場所の風景だけ。実は自分の名前も怪しかったのだから、本当によく見つかったもんだと思う。

わたしは2歳半まで住んでいたところを時々地図で探すのだけど、地名とか変わってるのでよく分からない。

お客さんもよく入ってたけど、いい映画だったなぁ。

久々に着物で出かけたのでした。

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着物ってしばらく着てなくても、一度着なれたら着れるものよね。

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4月23日(日) ナシ族の発酵平焼きパン
4月25日(火) ナシ族の発酵平焼きパン

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