ホテルの売店のお姉さんにラックをいただく。

空港のある町、タクツァンゴンパのある町パロには2泊しました。

ホテルの食堂の下の廊下に小さな売店があって、土産物が売ってます。このホテルでは部屋ではWiFiできないので、食事が終わってからスマホを持ってまたレセプション棟に戻ってきたら、ツアーのみなさんがお土産物屋さんに集まってワイワイやってます。

「このお店の人すごい親切で、いろいろ教えてくれるんですよ〜」と言いながらお土産を選んでます。ホテルの土産物屋の売店の姉さんが親切なんてことは普通ありえないのですが、織物の話しをしてたら、彼女は北部の出身でウールの織物を織るとかで、あれこれ見せてもらいました。(もうお金ないし、荷物もパンパンで買えない。一枚くらい買えばよかった・・・)

染料の話しになって・・・彼女が「うちにあるのを差し上げるわ。明日もお泊まりなんでしょ?」と信じられないような提案をしてくださる。

話しがよく通じてなくて、ラックの話しなのか、茜の話しなのかよくわからないけど、なんか染料をいただける。よく分からないけど嬉しい。

さて、ゴンパトレッキング、農家見学、市場で買い物という超ハードな1日を終えて、ホテルの夕食はなぜかインド料理ばっかり。「なんでインド料理ばっかりやねん」とボーイさんに文句を言うと、「インド人のお客さんが多いから」だと。「あんなぁ、日本人はどうなるねん!」と一応毒づいてみるが、日本人の文句より、インド人からに厳しい文句のほうがややこしいに違いない。

しかし、並んでたインド料理、ダール以外美味しいものはなーんもなかった。インド人たちもテーブルでスナック菓子を回して食べている始末だ。

食事が終わって、お土産やさん。
やっぱりラックを下さった。今ではもうラックは作ってないとか。染め方わかる?と聞くので、一応教えて、と言うと、仕事が終わったら部屋まで行くわ、とわざわざ来てくださった。

お礼に自分で織ったリネンの手ぬぐいを差し上げ、ついでに荷物になるけど着そうにはないブータンスカートやら何やら差し上げる。

ラックというのは、ラックカイガラムシの巣で、染料になる色素とラッカーの元である樹脂部分からなる不思議な虫の作るものです。カイガラムシは南米のコチニールも染料に使いますが、これは虫そのものが染料になります。その点ラックは虫の家を使うし、染料よりも樹脂のほうが利用価値が高かったようで、バングラデシュでは樹脂ばかり使われていて染料部分は捨てられていたという話しを聞いたことがある。

ラックの染料成分だけだったら使うのは簡単なのですが、このう◯こみたいな、これ、どないするねん?煮出したら樹脂が溶けてエライことになりそうな・・・と手が出なかったのでした。

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以前ある方から分けていただいたタイだかカンボジアのラック。どーするねん?と長年放置していた。

売店のお姉さんに「そのまま煮て、布で漉すのよ」と教えてもらってやっとラックを染める気になったのでした。

家に戻って一週間くらいして、宿題を思い出す。

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何度か煮出す。濃い染液が取れる。まだ色が出そう。

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これはブータンのラックじゃなくて、前にいただいていたラックですが、やっと染めることができました。コチニールとも違う赤。やっぱりどこかアジアぽいというか、旧大陸の色だなぁ。

今回の旅行、ブータンの文化や風景はもちろんですが、それ以上に人との出会いが何よりの収穫でした。この売店のお姉さんとはFacebookでお友達になって、帰国後も連絡が続いているのです。なんか不思議〜。

ブータンでウールを織っている北部地域もいつか行ってみたいなぁ〜。きっと行ける!

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農家訪問&青物市場でお買い物。

タクツァンゴンパの後、もうホテル帰ろうよ、という気分だけれど、ツアーというのは容赦ない。地元の農家訪問。
ここは豪農で、西岡さんから直接指導を受けて素晴らしく生活改善したというところ。伝統的な建物で、一階部分は牛を入れておくことで冬場の暖房を兼ねるんだそうな。

バター茶とビスケットやポップコーンでもてなしてくれるけれど、あまり話しもはずまず、西岡氏から指導してもらって何年かはとてもよくできたけれど、ここ数年収量が減ってしまった。同じやり方をしているのに理由がわからない、と悩んでおられた。

表の納屋には大きな農業機械が何台もある。さぞかしお金がかかったことだろう。ブータンと大規模農業、あまり似つかわしくないけれど、この地域は比較的平地が多いので実験農場としてうまくいったのだろう。

あれこれ理由を考えるに、農業機械を使ったことで地盤が固まってしまったのが原因ではなかろうか?と思ったがどうだろう?

「みなさん、わたしのような年寄りにならないでくださいね」と最後におっしゃっていたけれど、なんだかちょっと切ない農家訪問でした。

農村開発って農業の技術指導と共に家政・公衆衛生・教育などがセットでないとうまくいかないものかもしれない。伝統的な家の納屋に農業機械が仕舞われている、ちょっとミスマッチな光景が目に焼き付いている。

近代化ってなんだろう?もちろん、近代化したおかげでわたしが飛行機に乗ってブータンに遊びに行けるし、光ファイバーで快適にインターネットできるし、パソコンだってスマホだってステレオだって使えて豊かな文明生活(と思い込んでいるもの)を楽しめるのだけど、いつも人間の幸せってなんだろう?って考えてしまう。

さて、もう帰ろうよぉ〜という気持ちは抑えて、次はお買い物。

お土産やさんに一軒寄るも、もうお金がなくて買い物できず、雨の夕方の青物市場はなんだか切ない。

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唐辛子〜。これがなければ始まらないブータンの台所。

山椒と唐辛子粉をだけ買ったのでした。
他の方はお線香など買っておられたけれど、うちは今お線香売るほどあるからね。

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タクツァン寺院への道、帰り道編

あの道をまた帰るのかぁ〜と思うと心が折れる人がいるかもしれない、そう思うようなコース。もちろん道はよく整備されていて階段になっている。手すりもついている。鎖場やハシゴなんていう危険なところは皆無。だけど、延々と石段を下ってまた同じ距離かそれ以上を登らないとカフェテリアに行き着かない。カフェテリアまで行ったところでその先があるし、帰り道に馬はいない(下りの乗馬はなれない人には危険)。つまり、全行程を自力で駐車場まで行かねばならない。

わたしは不思議なことに元気でした。聖地のパワーとしかいいようがない。ここにあのミラレパも来たんだ〜!グル・リンポチェ最高〜!と喜んで、帰り道も楽しく歩いておりました。

途中休憩スポットまで来たらメンバーのチエさんが白人の老婦人に飴を分けてあげてます。「これがハニー、これはミルクよ」などと。見たら老婦人、母と同じお年頃の方。母はカフェテリアから5分くらい登って諦めて戻ってしまったのに・・・

ぺんぎん:まぁ、わたしの母は80歳でカフェテリアで待っているのに、あなたはなんと素晴らしい!!
ご婦人: まあ、そうなの?!あなたはわたしの娘だわ!こんなに大変だと知っていたら来なかったのに
ぺ:・・・(え?この人もガイドに20分だよ、たいしたことない、という言葉を鵜呑みにして登っちゃったのか?)

ご婦人、感極まって涙を流さんばかりに「わたしたち、みんな家族、兄弟姉妹よ。ああ、わたしの娘よ。あなたのお母さんにキスをさせてちょうだい」

フランス人らしいこの女性、この年齢で英語を上手に話されて珍しい。フランスではパリ凄惨なテロがあって、つい最近もニースでひどいテロがあって、フランスの方がどれだけ世界や人間に絶望しておられるのか、絶望の中からなんとか希望をみつけよう、としているのか、この方のハグやキスから伝わってきたのでした。

なんかさぁ、これが聖地じゃなくてただのハイキングコースだったらこんなことをこの方も思わなかったと思うのです。ただ、「こんなしんどいなんて、死んでしまう。もう無理よ。おぶってちょうだい!」くらい言いそうなのに、この方はガイドの腕にすがりながらもご自分で歩かれていた。
そして、「あれ、わたしの母は80で、カフェテリアで待ってるのよ登りも馬だったし。おばちゃんすごい元気ねぇ〜!!」という東洋人にワンネスを感じてしまって「人類皆兄弟」と泣かれたのだもの。

後でお聞きすると目が悪くて「わたしもうすぐ失明するのよ」とおっしゃっていた。さぞや大変だっただろう。

わたしたちはカフェテリアまで降りて、そこでお昼ご飯を頂いて、たっぷり休憩してから駐車場まで下っていったのでした。
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人間運びのアルバイトから解放されて、荷物を運ぶ馬とすれ違う。毎日大量の観光客をこんな高地で捌ききるには馬がないと無理。ゴミなどはきっと観光客が帰った後に下まで降ろすんだろう。

母はTさんに腕をとってもらって、サブガイドのお兄さんに荷物を持ってもらって、ヘロヘロになりながら降りてきます。

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ヘロヘロながらもすごい嬉しそう。父が生きてたらこんなことは絶対に許されなかっただろう。オヤジ様の魂もかなり浄化が進んでいるらしくヤキモチ焼いて邪魔をする、なんてこともしませんでした。これも聖地の力かな?

フランス人ご婦人御一行はカフェテリアにこないなぁ、ご無事かなぁ、と思っていたら、お昼を食べずに下山していたみたいで途中でお会いする。母を紹介することもできた。ご飯を食べたら身体のパフォーマンスが落ちるので、食べずに下山するのが正解だ。わたしは唐辛子のチーズフォンデュ(現地仕様の味付け)を取りすぎて、ダールごご飯をおかわりしないと食べきれず、ちょっと食べ過ぎでしんどかったよ。
ちなみに、このカフェテリアのご飯は美味しかったのです。これも聖地の力?

怪我する人もなく、全員無事下山。母を無事に降ろしてくれたTさん、ガイドのお兄さん、ありがとうございました。世界にグル・リンポチェの霊験が届いて平和になりますように。

さて、タクツァン寺院ですが、ブータン旅行をすれば必ず行くところではありますが・・・ここは行ったほうがいいと思います。わたしはあんまりパワースポットとか聖地のありがたみとか分からないのですが、ここは間違いなくパワースポットだと感じました。こんなに信心のない人間が押しかけるのに、ぜーんぜん俗っぽくならないって、すごいパワーなのだと思うのです。世界中のチベット系の人からも巡礼地になっているのがよくわかりました。

というわけで、タクツァン寺院編はこれにてお終いです。

タシデレ!

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ツアー参加者限定記事。カムタム(かぼちゃ炒め)の作り方

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タクツァン寺院への道、徒歩編

馬を降りて、広場から門を通るとまっすぐカフェテリアに行くのに、人の後をついて門ではなく上り坂の方へ行ったら、そのまま登山道につながってしまって、カフェテリアが下に見えたので、慌てて引き返す。

カフェテリアでお手洗いを使い、お茶とビスケットを食べて一服しているうちにメンバーが揃います。他のメンバーはこのトレッキングをゴミ拾いトレッキングにしていて、それぞれ袋にゴミを入れておられました。

丘といっても結構急なところもあるし、上り坂。70代の方もちゃんと歩いて登ってこられて頭が下がります。
ところで、この辺りで気がついたのですが、ブータンって喫煙者がいません。こんな絶景の中山登りで一服の場面でタバコを吸う人が誰もいない。観光客はインド人、中国系、フランス人など結構喫煙文化の人たちが少なくないのにこれには驚いた。いや〜、いいね、タバコの副流煙が流れてこない環境、素晴らしい!
なんでもブータンは2004年からタバコの販売禁止なんだそうで、タバコ吸いたい人は海外から持ち込まないとダメらしい。しかも200%の関税がかかるので、喫煙者はわざわざ来ないということのようです。

ゴンパ(寺院)までの道をサブガイドのニイちゃんが「20分だよ、すぐ近くだ。ちゃんと階段になってて、一回降ったところに滝があるんだよ。そんなに大変じゃないよ」と言うので母もその気になって歩き始めるが、早々にリタイアし、カフェテリアに戻ってしまう。

ガイドのニイちゃんがちゃんとカフェテリアまで母を送って、その後すぐ合流してくれる。ふと見たら、運転手のお兄さんも一緒にあるいている。もしツアーのメンバーが捻挫などで歩けなくなった時にこの若い二人が交代で担ぎ降ろすつもりなんだろう。普通運転手は車を離れないんですもの。タクツァン寺院トレッキングはブータン観光局にもリスクの高いコースなんだなぁ、と思いました。

しばらく山道を登ったら、石で整備された降り階段を降りていきます。結構段が高いし、どこまで降りたらいいのか見当もつかず、先のことを考えずに今の一歩だけを考える瞑想のようです。ところどころ絶景ポイントが踊り場になっていて、休めます(売店等はなし)

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ゴンパが同じ高さに見える。

階段の途中にこんな岩棚。
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ご遺体は火葬してしまったら遺灰は水に流してしまって墓を作らないんだそうですが、この円錐形のものは、遺灰と土を混ぜて作ったものだそうで、参拝者が置いていくんだそうな。

無事下り切ったら滝がありました。
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滝の下でしばし気功の真似事をして英気を養います。ここからゴンパまで登り階段。旅行前に読んだブータン関連のブログなどで「こんなことだと知っていればお寺まで登らなかった」というコメントを見ていたのでどうなることか、とおもったけれど、「聖地にいくのはあまり疲れない」という話しもあり、聖地の力を信じて登ることにする。先を考えずに一歩一歩足を運ぶだけだ。母は・・・来なくてよかった。

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タルチョー(祈祷旗)の下に整備された参道(?)が見えるかな?わたしらは遊びなので自分の飲む水だけ持ってこの道を歩けばいいけど、お寺で働く人たちは食べ物や水に祈祷用のあれこれや僧侶たちの生活の世話全般をこの道を通じてされているのだなぁ。荷物を持ち上げるのも、ゴミを持って降りるのもこの道を通るんだ。
ヨタヨタで抱きかかえられるように道を歩く人もいて、どうやら病気の祈願のためにゴンパへ登る病人なんだとか・・・ああ、大変。日本だったら絶対にロープウェイとか付けちゃうだろう。

一歩一歩の瞑想のおかげで運動しないわたしも無事にゴンパの入り口に到着。
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ここで荷物を預けて寺院の中を参拝させていただきます。(寺院内撮影禁止)
グル・リンポチェが瞑想したという洞窟の前に僧侶がおられて、お賽銭を置いて、聖水をいただきます。この僧侶は英語が堪能な方でちょっと観光地の観光客相手をするようなお坊さんには見えなかった。

別のお堂に移って、仏像その他にお参り。大変な道のりだったけど、あまり疲れを感じません。普通キャパ以上に身体を着使うとひどく頭痛がしたり、鼻水が出たりするのですが、ちょっと鼻水が出たくらいで頭痛もなし。こんな高地なのに信じられません。これもきっと聖地の力なんんだろうなぁ。

参拝を済ませ、お寺の中を見物。バタールームというのがあるので、何かと思ったら、バターの灯明をたくさん灯している部屋があった。なんでも、バターの灯明だけがあの世を明るく照らすんだそうで、ここでたくさんの灯明を灯して供養しているんです。そりゃ火事になるわなぁ。こんなところに信仰心と信仰を支える豊かさが垣間見えるのです。

さて、お参りが終わったら荷物をもらってまた来た道を帰ります。
この帰り道でちょっと不思議な方と会うのでした。

つづく。

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タクツァン寺院への道、乗馬編

プナカゾン(宮殿)は確かに一見の価値のあるすばらしいところでした。何よりプナカがすばらしいところで、バジェット旅行が許されるなら沈没してしまうに違いないところでした。

さて、プナカの後はまた空港のあった街、パロに戻ります。4時間半のドライブ。またまた3100メートルの峠を通りますが、前回は雨でしたが、今回もがっつり曇り。
お天気がよければヒマラヤの峰々が見えるのに、ちょっと残念。

今回高地の旅行なので頭痛など高山病にならないか心配したけれど、高山病もなく、寒くもなく、体調が良かったのは助かりました。3100メートルの峠にはきれいなカフェがあって、さすが、公定料金の国だなぁ、と感心。

そして、パロに戻ったら、ブータン最高の聖地、タクツァンゴンパへの参詣です。

これが山登りから始まり、一旦カフェテリアまで登ったら、しばらく登って、一度谷を下ってからゴンパに登る、という心が折れそうなルート。日本人だったら橋を掛けたり、ロープウェイをつけたりするだろうけど、石段があるだけ。

カフェテリアまでは馬もあるので、ツアーコーディネーターはあまりお勧めしなかったけど、迷わず馬!母も馬!
母は「あんたも一緒に乗るんでしょ?え?一緒じゃないの?」って、一人で乗るんだよ、馬がかわいそうじゃないか。

馬といってもポニーですが、やっぱり乗ると視線が高くなります。これらの馬でカフェテリアやお寺に荷物を運ぶんだなぁ。馬に乗るのは、中国の虎跳峡に行った時以来です。あの時は帰り道に馬が余ってたので半額でいいから乗らないか?と言われて、上り坂の途中から乗せてもらったのでした。馬だと楽チン。

さて、馬にとって動かない荷物を運ぶより、動いたりビビったり興奮する人間を乗せるほうが難しいに違いない。しかし、わたしは日頃安富先生のホースセラピーのビデオなどを見て経験を積んでいたので、その知識を活かす時が来たのだ。

馬を引いて馬とこころを通わしてから乗せてもらう、という儀式は省略だけど、馬に乗せてもらったら、馬を撫でて「どうぞよろしくお願いします」とご挨拶。

そして、内腿で馬を挟んで、骨盤をしっかり立てて、上体の緊張を解いて自由にする。慣れてないとつい鞍にしがみついたり、と体重を前にかけてしまうけど、そうすると馬が歩きにくいはずだ。実際に馬に乗っていて、馬が止まってしまった時には腿を締めて、体重を軽く前にかけて馬を促すようにすると馬は歩き始める。

面白いなぁと思ったのは、馬も日向を歩くのは暑いらしく、日陰を選んで歩くのだけど、それが崖のギリギリだったりする。馬と車が違うのは、車は自分の意思で動かないけれど、馬は自分で考えて足を運ぶ。これには本当に驚いた。わたしが手綱で操って右だ左だ、としなければ、馬は自分の歩きやすいルートを選んで足を運んでいく。馬方に導かれたら仕方なくそのルートを行くけれど、馬には馬の考えがあるようだった。

前を行く母の馬は自由な馬で、馬方が手を抜いたら道草を食ってしまったりするのだけれど、わたしの馬は賢い馬で黙々と歩いて、母の馬が前に進まない時は後ろでじっと待っている。

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途中まで馬方が馬を引いてくれていたけれど、わたしが馬に乗れるとわかったのか、このお兄さんは途中でわたしに手綱を預けて帰ってしまった。

他の馬は馬方に引っ張られたり、お尻叩かれたり。馬だって手綱を無理に引っ張られたり、お尻を叩かれたりして歩きたくないだろうに、乗り手が姿勢を崩してしまうと明らかに馬は歩きにくそうにしていたのでした。

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コースの途中に馬用の水飲み場が整備されている。母の馬は疲れるんだろう、すかさず水場に行って水を飲み始める。わたしの馬も一緒にちょっと休んでもらいます。

母の前にはインド人の奥さん、わたしの後ろには日本人の奥さんという4頭のキャラバン。馬は勝手に前の馬を追い抜かないようにしつけられているようでした。

途中の絶景。パロ市街が見えます。
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道は粘土質の土がむき出しになった斜面で、所々傾斜が急なところがあり、急なところで粘土の土のところは馬でも滑るようで、他の馬をみていると、滑って膝をついてしまう馬もいて気の毒でしたが、わたしの馬は時々滑ることはあっても、膝をつくようなこともなく上手に歩いてくれました。

難所では馬を励まして、上手に歩けたら褒めて、首を撫でて心を通わせていると、馬はちゃんとわかってくれるんだなぁ、ということがわかった乗馬体験、とっても楽しかったのでした。

馬はカフェテリアの手前まで。
馬から降りて記念撮影。

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こんな大きな動物がわたしを優しく山の上まで運んでくれるなんて、奇跡みたいだ。わたしが馬を信頼したら、馬もわたしを信頼して背中に乗せてくれるのだ。馬はわたしを厄介な荷物ではなく、人として乗せてくれた。お馬さん、どうもありがとう。

カフェテリアの手前広場にはマニ車がある。ペットボトルの風車マニが並んでいるのが笑える。
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カフェテリアでお茶とビスケットで休憩。ここにはトイレもある。
遠くにゴンパが見えてきた。

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鳥取の投込堂みたいですが、もっと規模が大きい。それにしてもどうしてこんなところに?この場所で修行したグル・リンポチェ1代目は虎に乗ってやってきたそうで、(8世紀の話)その生まれ変わりのグル・リンポチェが13世紀にこの場所にお寺を作ったのだとか。これが10年前くらいに火事で焼けてまた立て直したとか、ご本尊などは焼けなかったとか、不思議な話。

ということで、ゴンパへの道は遠いのでした。

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プナカ宮殿と棚田の風景。

ブータンってどこにいっても桃源郷みたいな風景が広がっているのですが、これはきっと人口密度が低くて、よく手入れされた自然の中に家がポツポツとあるからじゃなかろうか?と思うのです。

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だって、自然が美しいといっても人の気配のしない自然って、美しいっていうのとはちょっと違う。やっぱり人と自然が関わりあって出来上がっている風景が美しい。たぶん、その中に自分自身を置いても生活できる可能性があるからじゃないだろうか?人間がいられないほどの自然ってのは美しいには違いないけどなんか寄せ付けられない感じがあるのかなぁ、と思った。

ティンプーから中部の都市、かつては行政的にも冬の首都、今は宗教界のみ冬の首都になっているプナカへ。

二つの川が交わるところ、数年前に水害があって住民は移動したらしい。
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とてもそんな災害があったようには見えない。

宮殿に入るには、民族衣装の場合は正装しなければいけません。男性はショール着用ですが、この巻き方がまた独特。

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通訳Tさんも運転手さんやガイドさんに巻きつけてもらっていました。
宮殿は水害も無事だったそうで、橋も健在。

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こんな橋、ベトナムのホイアンでも渡ったような気がしますが、ここの橋は入り口が結界になっていました。

橋を渡って、宮殿。
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なんかさぁ、豊かさってこれだよね、という手の込んだ造り。この建物は一度火事で焼けて再建されたものだとか。

お寺の中は撮影禁止ですが、内部を見せてくださいました。お参りをして、聖水を頂いて、ジャータカを見る。わたしも仏教徒なのでお寺って心が落ち着きます。

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お寺の入り口にある曼荼羅。これは珍しいものだそうです。織物の柄に見えてしかたありません。

宮殿を後にして、次の目的地に向かう途中、棚田の風景が美しい。

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日本人の西岡さんがブータンで農業指導をする前は水稲は作ってなかったというから、この棚田の風景も西岡さん以来なのかしら?
人の手の入った自然のまったりした優しさったらない。この風景を作っている人は景色を作るなんてことは考えてないだろうけれど、この美しさといったらどうだろう?人の営みってこのように美しいものなのだなぁ、と思うのでした。

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ティンプーと大仏。

ブータンの首都、ティンプーは小ぶりな街ですが、郊外にはたくさんアパートが建設中で、ここも都市一極集中の気配を漂わせています。

もちろん自動車も増えていて市内は渋滞ですが、信号は相変わらず一箇所だけの様子。

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まだまだのどかなもんですが、あと2年もしたら収拾つかなくなるでしょう。

ホテルの窓からの風景。




山にたなびく雲海が幻想的です。私たちが来る前の日から雨が降り始めたとかで、降ったり止んだりのお天気。峠にいっても景色は雲海に沈んでヒマラヤを臨むことはできませんでしたが、雨と霧のしっとりした景色も良いものです。ブータンの雨ってシトシトと優しく降るのでした。

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ちょっと時間があったらしく、市内郊外にある大仏見物。まだあちこち建設中。世界有数の大きさだそうで、実際大きすぎてわけがわかりません。
ティンプーで自由時間があったのは到着した日曜日のみで、この日は織物博物館がお休みとのことで、博物館に行けなくて実に残念だったのです。いや、また次に来ればいいさ。ね。

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伝統治療院見学。

今回の旅行は「医食同源ツアー」ということで、なんだかよくわからないけれど、伝統治療院を見学に行きます。

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先生が一時間くらい丁寧にレクチャーしてくれて、伝統治療と西洋医学についてや、人々がどうやって治療を選ぶかなど結構根ほり葉ほり聞きます。

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ドクターは英語で話して、Tさんが通訳してくれるのですが、南アジア訛りの上に専門用語がたくさんで、並みの通訳ではとても務まりそうにありません。

レクチャーの後、院内を見学させてくださいます。
珍しいなぁと思ったのが、金の針セラピー。

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えっと、リフトアップとか、シワ取りとかのあれ?かと思ったら、頭に刺して精神疾患などによく効くそうです。

どんな針かと思ったら、こんなすごいデカイのだ。

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消毒薬の中に金の針と銀の針が静かに眠っています。鍵のかかるロッカーに入っていたけれど、そんな管理で大丈夫なのか?と心配になる。この針を特定のツボにブスっとやるそうですが、これ刺さるのか?

ハーブによるマッサージやシロダーラみたいな療法や、断食やエネマなどいろいろな療法を組み合わせて治療するのだそうです。

伝統治療も西洋医学もどちらも選べて、病気によっては伝統治療と西洋医学の混合治療もあるそうです。西洋医学と伝統医学は得意分野が違うから、どちらも必要だし対立するものじゃないのだよなぁ、と妙に納得するのでした。

治療院を見学した後は、治療院の中にある博物館(?)で実際の薬草などのサンプルを見て治療院を後にしたのでした。

説明してくださった先生、なんだか矢作直樹先生に雰囲気が似てらして面白かったのです。
貴重なお時間をありがとうございました。


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早速ブータンでお買い物。

旅行にいったらその土地の織物を買う。こういう人をテキスタイルハンターと呼ぶらしい。わたしは旅行って織物を買いに行くもんだと思っていたのでテキスタイルハンターといわれるとなんかちょっと違うつぅか、旅行にほかの目的ってあったの?という感じ。

どうやらそうじゃないらしい、と知ったのは最近のことでして、織物を買ったり、織ってる現場を見る以外に旅行って巡礼くらいしか思いつかない。

というわけで、ブータンについたばかりで買い物タイム。まずは普段着の民族衣装を買える店。

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おばちゃんと一緒に猫が店番。入った時に店はガラガラだったのに、なぜか急にお客さんが増えて、私たち、福の神?

男性用衣装、ゴを着たおじさんが三人でお買い物。
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ゴ服のおじさんはなんか堂々としていてかっこいいのだ。

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ツアーの通訳をしてくれたTさん、早速にゴ服をご購入。和服とちがってお袖は折り返して着用するので、既製品でも特殊体系でなければ問題なく着れるところが合理的です。

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着付け出来上がり。

Tさんはこのままほぼゴ服で過ごされ東京まで帰っていかれました。

わたしもハーフキラ(ロングスカート)を買って着用しておりましたが、着方が難しく、ブータンの人たちに笑いを提供して、ホテルの従業員や食堂のお姉さんがいつも直してくれました。なんかね、腕三本ないと着れないよ、これ。

この店の後、石ケンや仏画や絵葉書など売っているお店をみて、手織物の店。

この店の奥さんが織りの名手で、日本にも来たことがあるそうな。手織りのいいものはやはり値が張りますが、織物はホント、うっとりします。

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店の隅に織り機があって、実演もしてくださいました。ブータンの紋織りはすくい織りで裏面に糸が渡らない手の込んだタイプです。この店には紬やイラクサの織物、草木染めなど良いものがたくさんあったのです。

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イラクサの織物など初めてなのでついご購入。半分に折ったら細帯サイズになって、貝の口を結ぶ帯にちょうどいい。イラクサを布にするなんてどうしてだろう?カラムシとかは生えないところなんでしょうか?ブータンのハートに触れる織物のように感じます。

いや〜、織物いいなぁ。民族衣装万歳!なのです。

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