価値を創造しているんだと思うのです。

連れ合いのお弁当は消費税が5%に上がってからず〜っとわたしが焼く天然酵母パンです。
なんで消費税が5%になった時からかというと、消費税が上がる前にオーブンを買ったんです。連れ合いは電子レンジとオーブントースターがあるのに、なんでオーブンが必要なのか分からないなので、「パンを焼く!」と宣言して買った手前パンを焼かないわけにいかず、パン焼きの経験もないのになぜか天然酵母で初めてしまって、最初のうちは意地になって失敗を繰り返しているうちにパンを買いにいくのは面倒になって、すっかり自家製天然酵母パンのお弁当が定着したのでした。

家のパンの良いところは好きな粉を好きな配合にして焼けること。「売ってるみたいなパン」を目指すとあれこれ小細工をしないといけないようですが、売ってるみたいなパンじゃなくても食べる人が満足して食べていればいいわけで、考えてみたら自分で作るものと売ってるものを比べるというのはおかしなことだと思うのです。

というわけで、パン焼きは連れ合いのお弁当のために週に二回は欠かせない大事なミッションなのですが、実家通いでちょっと疲れてしまったこともあって、パン焼きを1日怠けた。
「お弁当のパンが足りないから、パン屋さんで買ってね。」

たまにパン屋さんのパンは楽しい。しかし、パン屋さんから戻った連れ合いがブツブツいってる。

天然酵母のパン、すごい値段なんだ〜。びっくりしたよぉ〜。

いつもの倍ぐらいの会計を払って帰ってきた。天然酵母パンって高いんだよ、知らなかったのか?
このところナッツが高騰してるし、レーズンも値が上がってほんと、まともな食べ物はお金が掛かる。

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うちのパンは美味しい。いつも同じものばかりだけれど、売ってるパンより断然美味しい。小麦粉もライ麦も北海道産だし、ライ麦は30%くらい入ってるし、ナッツもレーズンもたっぷりだ。

家のパンは利益を出す必要がない。家賃も人件費も考える必要がない。パンを焼くには発酵などの時間は掛かるけど、実際にパン生地と向き合う時間はせいぜい15分ほどだ。

料理は毎日のルーティーンだけれど、料理から生み出される価値は実はとてつもなく大きいように思うのです。そして、家のパンがおいしいから、お気に入りのパン屋さんのパンの味もわかるというものです。たまにしか買わないけど、お弁当が足りない時は助かっているのです。

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〜〜料理教室のご案内〜〜
6月19日(日)魚料理
6月21日(火)ローラザニア

火曜日・日曜日、どちらのクラスも新規生徒さん絶賛募集中です。右下のメールフォームよりお問い合わせ下さい。
個人レッスン、短期集中講座はご相談ください。
教室は広島市です。

「美味しくできるハズ!」と思うとちゃんとできた!

先日の料理教室。

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木綿の着物の季節だね。

レシピをお見せできないのが残念なぐらいシンプルな組み立てのスープをやった。
出しやストックを別に作るわけではなく、調味料は醤油とコショウのみ、というものすごくチャレンジなスープでした。こんなシンプルな料理は自分と材料を信用しないと味が決まらない。自分と材料を信用して作ったらちゃんと出来る。

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脱化学調味料への道はなかなかに険しいのですが、険しくしている原因のひとつが「これだけじゃ美味しくならない」という思い。簡単に言っちゃうと「わたしが作って美味しくできるかしら?無理?」という不安、怖れだと思う。

ちゃんとできるから信じてやってごらん。自分を信じて、材料を信じて安心して作ったら案外できるものですよ、というお話しをしたら、早速に試してくれた方がレポートを送ってくださった。

先日もありがとうございました^ ^
その日の夜にスープを作りました。
味が決まらなくて挫けそうになったのですが、「いや、美味しくできるハズ!」と思ってお醤油を足したら、なんと!
美味しくできました〜♡(旦那さんも美味しいと言ってくれたので、自己暗示じゃないハズ!)鶏がなくて鯛の切り身で作ったから出汁が出やすかったのかな?
どちらにせよ、今まで当たり前に思っていたことが、こんなに簡単に解決するなんて…!調味料もシンプルになったと同時に、なんだか心の中もスッキリしました•*¨*♪
私にもできるんだ!
この魔法は、日々の色々な場面でも使えそうです^ ^



早速作ってくださって、レポートもくださってありがとうございました!
教室では片栗粉をまぶした鶏肉で作ったのですが、鯛って・・よい出しは出るけどアッサリしてるし、昆布出汁もなしだし、何より魚の出しの味はよく知っているわたしたち、昆布出汁もなしで魚だけで美味しいスープを作るのは至難の技。

シンプルな料理のスッキリした味を味わえるようになるとますます外食に満足できなくなり、こだわり系とか、オーガニック系のものでも市販のストック類は使えなくなって、お財布に優しく、台所もスッキリするもんです。

それにしてもまだお会いしたことはないけれど「美味しい」と言ってくれるお連れ合い、いい人ですね。料理は女性の仕事だとは思っていませんが、家族の生活の中心は食べることを通じたコミュニケーションですから、料理担当は家庭の中で一番の権力を握る人でもあります。料理担当という特権を放棄するのはもったいないことです。

自分を信じて、材料を信じて、人を信じて物事に当たったら、生活の全てがシンプルで味わい深いものになるのかもしれません。

自分の芯を信じることができたら、ブレない自分になれて、自分が信じられるから、人も信じられるし、傲慢にも卑屈にも感じる必要はなくなるんだなぁ、ということを最近思ったのですが、自分を信じる練習というのがなかなかできませんが、日々の食べることを通じて練習することも出来るんです。

自分の好みを知ることも大事だし、今自分が何を食べたいか知ることも大事だし、苦痛にならないように食べ物の準備や片付けができることも大事。

「感覚を開く」とわたしは表現するのですが、料理を作って食べることで味覚や官能を通じて自分と出会う練習をするのも料理を通じて可能だと思うのです。

というわけで、明日は楽しい料理教室。今の季節いろんなところから届くジャガイモや小粒の玉ねぎを使った料理です。お楽しみに!

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5月29日(日)じゃがいものパンケーキ
6月21日(火)ローラザニア

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教室の準備。

のんびりとあくびをしようと口元に手を当ててほわぁ〜っと口をあけようとしていたら、夫が覗き込むのであくびが止まってしまいました。

なんてひどいことをする夫でしょうか。

彼はどういうわけか買い物に行くのが大好きで、料理教室の買い物というとがぜん張り切ってついてきます。いや、一人でも買い物行けるんだけどねえ。「メモは持った?」とかいちいち聞くし。そりゃメモを書いて忘れたことは一度や二度じゃないけどさぁ。

別に自分の食べたいものをカゴに入れるというわけじゃない。食べたいもののリクエストをするわけでもない。野菜や魚を見るのが好きらしい。その情熱の半分でいいからお洋服も見たり試着してくれたらいいのに、服は買わないし、見に行きもしない。

明日の教室はかなり楽しい。新しい人が増えたので、お出しを作って、それから和食惣菜のベースになるものを作って、いろんな料理を展開する。わたしは忘れっぽいししょっちゅう気が変わるので作り置きというのはあまりしないのだけど、汎用性の高いものは時々作る。人が来るけど料理にかまけてる暇がない、なんて時にも便利だ。

市販品がヒントになる時もあるし、まったくオリジナルに思いつく場合もある。相談されてひねり出すこともある。料理のコツみたいなものはコツのツボが人によって違うので、何が参考になるかはわからないけれど、どうしてこういう方法を考えたのか、というプロセスがわかればまた料理に向かう姿勢が変わるというものです。

料理というとレシピレシピと思う人が多いし、実際料理教室にはレシピをもらって試食して帰って来るところ、というふうに理解している人が多いけれど、本当に大事なことはレシピには書けないし、レシピには材料と分量以外、文章に書かれてないことを読み取ることが大事だ。

私の教室も細かくレシピを書いているけれど、レシピに書いてないことをかなりクドクドと細かく説明します。レシピだけなら本もあるし、ネットでいくらでも検索できるけど、レシピに書いてないことや、レシピの読み方ってのまではわからないもの。

というわけで、買い物に行って、レシピの仕上げをして、材料費の計算をしてあれこれ下準備。ついでに火曜日のレシピも書き始めてという土曜日。
夫は買い物の後仕事に行ったので、お昼は一人楽しくサンドウィッチ。

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時々無性にサンド食べたくなるんだなぁ。自分で作ると詰め過ぎてしまいます。うちのパン、最高だ。
夫の留守に断食とか・・・無理だ。

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4月19日(日) 作り置き出し、煮魚、和食のお惣菜
4月21日(火) フェンネルの水餃子
5月19 (火) ファラフェル、ピタまたはベーグル
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おうちごはんは最高だ。

「料理を教えている」と言うと、だいたいの人が料理が得意で上手な人だと思うようです。ついでに家はピカピカとか、家事もバッチリとか、家庭的な優しい理想の女性とか、そんな風に思われるようですが、私の場合はまったく当てはまりません。

先日美容師さんと話しをしていて、料理が上手なんですね、と言われて、「いや、得意じゃないし、上手でもないんです。だいたい、得意な人から習いたいもんですか?」と本音を言ってしまったら、その美容師さん、しばらく考えてから・・・「確かに、得意な人からは習いたくないかも」と話しを合わせてくださいました。

料理を教えてる、というだけで色眼鏡で見られるもので、「お料理が出来上がった時には流しもピカピカでしょ」と言われることも。「いや〜、嫌味が上手ですねぇ」と切り返してしまいます。もちろん、作業に支障が出るようなら途中で片付けますが、だいたいゴチャゴチャです。だってお手伝いさんがいるわけでなし、一人でできることには限界があるんだもの。

家のご飯をちゃんと作るという人に付随する色々なイメージ、たとえば、「彼の胃袋鷲掴み」とか、「理想の女性」とか、「良妻賢母」とか・・・あ〜、書いていてパソコンぶん投げたくなる!投げないけどさあ。


あ、今日はそんなことをボヤくつもりじゃなかった。家のご飯が美味しいのは、とってもパーソナルだからだっていうことを言いたかったのです。

去年ハマった筍のピルピル。カキのピルピルもあるんだから、筍とカキのピルピルも美味かろう、と晩御飯に作って・・・

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あ、写真はグロいね。

オイルがたくさん残るので、このオイルでパスタにしたら美味かろう、ということで話しがまとまって、翌日。

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こごみのサラダに豆腐のネギのせ。

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でもって、昨日のピルピルオイルにまた筍とアスパラを加えてパスタソース。カキの出しが出ていて誠に結構。

こういう使い回し、鍋の後のおじやみたいなことは家族のうちでしか出来ない、とっても親密な料理。残り物も調味料も無駄なく使うのがおうちごはん。親密な関係だからこそ使い回しができるというものです。

やっと美味しいパスタ食べたい!という気分が満たされた午後でした。
やれやれ。また筍買ってこよう。

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レシピについて考えることと、着物が着れない不思議について

料理を人に教えるためにはレシピを書かないといけません。
料理が上手な人はたくさんいるけれど、上手な人がみんな料理を教えるわけじゃなくて、レシピを書いたり、料理の工程や内容を言語化することができる人が料理を教えるんだと思います。

レシピを書いていて、たとえば、ニンジン1本とか、小松菜一束とか、書くのですが、ニンジンだって大きいの、小さいの、中くらいの、長いの、細いの、いろいろある。レシピに書く時は標準的なニンジンを想定して1本と書く訳です。すごい曖昧で、レシピを見て料理を作ろうと思った人がニンジンを買いに行った時、スーパーだったら大きさはある程度企画化されているから普通に買ってくれば標準的なニンジンなので問題ないのですが、産直市や無農薬野菜となったら、大小とりまぜ、細いの長いの、品種も色々・・・はて、どれを買ったら良いものやら・・・と悩んでしまう。

それまでに料理の経験があって、レシピに書いてあるニンジン1本の分量がどれくらいか分かっている人ならレシピを見ながら新しい料理にチャレンジもできるわけですが、心得のない人はニンジンを買うこところからつまづいてしまいます。

かといって、いちいち目方で表示するのも大変で、実際に材料を何gと書いてあるレシピを見ながら料理を作るのは大変だし、覚えられないし、続かないんじゃないかしら?

つまり、料理のレシピってある程度料理の心得のある人を対象に書かれているんじゃないかと思います。
ニンジン1本の大きさ、強火、弱火、千切り、小口、ひたひた。
切り方、火加減、水の量など、知っている人には何でもないことが、全く知らない人には分けわからないことになります。

んじゃぁ、と材料をすべてグラム単位で表示し、火加減をカロリー表示にしたら、正確だし再現性もあるけれど、じゃぁそれで料理を作れるか?というと・・・めっちゃ難しそうです。わたしには無理!!

最近知ったのですが、いわゆる着付け教室なるものに通ってもなかなか着物が着れるようにならないそうです。え?なんで??わけがわかりません。

現代、わたしが若い頃もそうでしたから、1980年代以降、ということにしましょう。着物が着れるようになりたいな〜と思ったら、親族や知り合いから教えてもらえたラッキーな人を除けば、着物の着方を教えてくれるところ、つまり“着付け教室”“きもの学院”などに行くことになります。

だから、着物を着てたら「自分で着たの?すごいね」などと褒められるので嬉しいんですが、そもそも着物って昭和30年代までみんな当たり前に着ていたもので、わたしの記憶にも母や祖母が家で着物姿だったことを覚えています。90過ぎた曾祖母はいつも白っぽい紬の着物で火鉢の前に正座していて、わたしが遊びに行ったら氷砂糖をくれたものでした。2才くらいのころの記憶です。

で、そのきもの学院だか、着付け教室に通ってもなかなか自分で着物が着れるようにならない、という人がいらっしゃる。わたしの友人もきもの学院に通っていたけれど、着物を着るなんて真っ平ゴメンの人になっちゃった。なぜだか理解できませんでした。

わたしは行かなかったのでよく知らないのですが、友達の話しなどを総合すると、いわゆる鍵カッコ付きの「着付け教室」はまず着付け道具一式を揃えるところから入るそうで、道具と教科書を買います。んで、そこからは先生によて違うようで、友達の場合は道具は買ったけど全然使ってないと言ってました。あと、良く聞くのが、道具の使い方が覚えられなくて着物が着れないそうです。

それで人によっては1年通っても自分で着物が着れるようにならない上に、展示会で買い物はしないといけないし、資格試験があって、それにまたお金が掛かるし、なかなか大変そうです。

着付け教室、きもの学院というものが出来てきたのは1970年代以降のことだそうで、その頃はまだ着物は自分で着る、自己流(当たり前だ。ナンにも悪くない)という人を対象にしていた、つまり、料理で言うと、ニンジン1本の標準的な大きさについての合意のある人、生姜ひとかけの大きさがわかってて、ヒタヒタとか、千六本とかがわかって、実践出来る人を相手に懐石料理とか、手を使わずに料理するナンやら流みたいなのを教えてる感じかな?

だから、お端折何センチ、帯結びは袋帯で二重太鼓、衣替えはちゃんと守って、浴衣は夕方以降、なんて「ただの服になんでそこまでゴチャゴチャ言う訳?」な約束事で自分たちをがんじがらめにして、それを着物を着る人すべてに押し付けたんじゃないかしらん?

で、今着物の着方なんかナンにも知らない人が、もともとそれなりに着物を着てた人対象に色々な約束事を教えていた着付け教室に行くと、ニンジン1本の大きさがわからなくてニンジンが買えない人みたいに、着付け道具とお約束事で増々着物を着るのが難しくなってしまうのではないかしら?

道具も使わず、紐だけで少々サイズの違う着物もそれなりに着れるような着物の着方を教えてくれるところが増えるといいなぁ、と思います。

それって、自分が食べたい料理を教えてくれるところってないんだな、っていうのと一緒だなぁ、と思うのでした。

さて、ニンジン1本が買えなくて料理(というより、自炊!)の世界に踏み込めない人、「慣れればすぐよ、適当にやったら出来るわよ」の慣れて適当が出来るまでのコツならわたしが教えてあげられます。

つまり、何が言いたいかというと・・・料理も着物も慣れたらそんなに難しくないんだけど、慣れるまでの手ほどきをしてくれる人ってなかなかいないのが困るよな、ということです。着物はもう本当に着る人がいなくなって、今はめっちゃ買い手市場なんだけど、料理もする人がどんどんいなくなって、スーパーには惣菜ばっかり売られて野菜やお肉や調味料は売ってない、なんて時代が来るのかしら?アメリカの低所得者層が住む地域のスーパーには生鮮食品が売ってないっていうけれど、そんなことになったら恐ろしいわ。

ってことは・・・料理を作る技術を持ってるってことは、階級滑り落ちから逃れるサバイバルの技術でもあるってことだと思うのです。

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買い物に行ってないから家にあるもので、小松菜の煮浸し、ヒジキの煮物、キュウリとお味噌、まとうだいのみりん漬け。ヒジキは常備菜でチビチビ食べます。だから味付け濃い目。ご飯がすすむ。

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8月24日(日)生春巻き
9月30日(火)作り置き出しと和食の基礎2
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またまた食品のアレコレについて考えること。

わたしの料理教室の生徒さん、チョコレートや甘いものが大好きで、仕事が忙しい時は「料理してる時間が惜しい」とカップ麺などで食事を済ませていた人だった。

なんでウチの料理教室に来るようになったか、といったら、「やっぱマズいよな、なんとかしなくちゃ」と思ったからだったようだ。

彼女は31才で乳がんがわかり(もうすでにかなり大きく育ってた)、壮絶な闘病の末、34才で亡くなった。
彼女もご家族も本当に無念だったと思う。わたしも無念だし、彼女のことを忘れる日はない。

「身体に悪いもの食べちゃダメよ」と言うと、怒り出す人がいる。

「そんなヒマがない」「金がない」「余裕がない」「あんたの言うこと聞いてたら食べるものがなくなる」「わがまま言うな」

それに加えて今は「絆」だ「食べて応援」だ。

でも待ってほしい。あなたが食べている安くて便利な食べ物はその安さや便利のために動物だったり、そこで働いている人だったりの犠牲の上での安さであり、便利なのかもしれません。

身体に良い食生活というと、オーガニックな野菜を取り寄せて、マクロビとか、ナチュハイみたいな特殊な健康法をやったり、菜っ葉ばっかり食べる甲田療法のような、「そんなもの食べて健康になるくらいやったら、好きなもん食べて死んだ方がマシ!」とおもうような食生活を想像して嫌悪するのかもしれません。

わたしの両親も身体に良い食習慣なんて大嫌いな割りに、テレビで話題になる身体にいいものは大好きだったりする。自然食や食養生なんてものは激しく憎んでいる。

病気でもないわたしが生菜食だ、食養生だ、断食だ、ってことを趣味にしているのは、食品添加物の害についてのいろんな本を読んで、アレもコレも、自分に当てはまることばかりだったからです。

食品添加物の害関連の本は夫が仕事に使うために集めていたものだから、自然と家では添加物抜き、化学調味料抜きの料理を作るようになって、驚いたことに自分の身体、いや、身体よりも精神とか、脳の働きが変わったのです。
以前は頭の中に霧が掛かっているような感じがしていたし、感情を爆発させて収集つかなくなって怒り狂っている自分を斜め上から見下ろしていたり、疲れやすかったり、疲れると何も考えられなくなったり。
何よりも、ハッピーじゃなかったし、気持ちも前向きじゃなかった。頭の中に霧が掛かってたのだから、ハッピーになりようもないというものです。もちろん、便秘でした。

食べ物に気をつけて病気が治ったとか、○○キロ痩せた!とかなら分かりやすい話だけれど、わたしの場合はあまり目に見えないけど、自分としてはまったく別の人生を歩んでいるくらい違う人になった。

「あんたは時間があるから」「お金があるから」とまた言われてしまうのだけど、なにも便利と安さのために毒の入ったものを食べて、頭の回転や霊性、精神の自由を濁らせて、どれほどの時間とお金が節約できるというのか、よく考えてほしい。

藤原新也さんの会員制サイトでミルクチョコレートの話しが書いてあった。
藤原さんの知り合いでアメリカ在住の人との話しの中から出てきた話し。

乳牛が悲惨な状況で飼育されている話しは有名だから、みなさんはご存知だと思うけど、病気になるような過酷な環境で、薬漬けで絞られたミルクの中で血や膿みが混じる乳は加工乳に回されるらしい。

そう、チョコレートに入れちゃうと白くないミルクでもわからない。

だから、アメリカでその人はミルクチョコレートは食べないんだそうな。

「日本の事はしらないが、たいして違いはないだろう」

安い、便利、お手軽、には必ず理由がある。中国の肉が期限切れだったと大騒ぎになっているけれど、チキンナゲットなんて、何が入ってるか知れたものじゃない。色も香りも味も科学技術でどうとでもなるのだ。肉が期限切れだったと大騒ぎになっていることのほうがビックリだ。

食べるものは命そのもの。食べ物自身も命だし、食べ物を作る人だって、食べる人だって命を繋いでいるんだと思う。「そんなヒマはない」などと言わないで、自分で食べるものくらい料理したほうがいい。自分で料理できないようなものは、ちゃんと訳のわかった人が作ってくれるものを買うしかない。安くはないけど、当たり前の材料で当たり前に作ったら、それなりの値段になる。

高いから時々しか食べられない。チョコレートなど身体のためには時々だけ食べれば良い。徳用袋を抱えて食べるようなものじゃない。

料理だって、手の込んだこと、店の料理みたいなことはする必要はない。季節に手に入る材料で、自分の食べたいものを作れる技術があれば、毎日自分の好きなものばかり食べて暮すことができる。

健康に良いものは別に特殊な食事方でも、特殊な調理法でもない。顔の見える人が作ったものを自分の好きな料理にするだけなのです。
身体に良い食事法をするより、身体に悪い、本来食べ物ではないものを身体の中に入れないことの方がよっぽど大事だし、そのためには料理は自分で作るか、大金持ちになるか、2択なのです。

食べるものを自分で作ることは生活の自治だと思うのです。

乳がんで若く散ってしまった彼女は闘病中、「料理塾に行けてよかった」と友達に語ったらしい。わたしはもっと強く言うべきだったか、未だに考えている。彼女は彼女なりに精一杯生きたけど、悔いがあっただろうと思うと切ないのです。
それ以来、教室に来てくれる人にはこれも縁だと思うから、厳しいことを言ってしまうようになりました。(病気になったことを責めたりはしないんだけど)縁のある人には、自分の問題から逃げ出さず、人生と向き合って、今生を生きてほしい、人生を楽しんでほしい、と思うのです。

ストイックに生きるのも、好き放題に生きるのも、その人の選択だし、長生きするのが良いとは思わないんだけど、悔いが残るような人生はちょっと残念なのです。

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くるくる回るベンガル料理。今日苦瓜炒めを作り足して、在庫終了になりました。冷蔵庫があって良かった!



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〜〜料理教室のご案内〜〜

7月27日 (日) ポラオとコルマ(ベンガルのおもてなし料理)
8月5日(火)作り置き出しと和食の基礎

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Bosha Bhat to Biryani 座ったご飯からビリヤニ

料理の本を読むのが趣味。読める言語なら料理の本だったら何語でも読めるのが不思議なところ。新聞なんか全然読めないのにね。

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このかわいい本は英語で書かれたベンガル料理の本。

タイトルの「ぼしゃ・ばーっど・to びりやに」はベンガル語を知らない人には意味がわからないですね。ビリヤニというのはご飯料理の名前ですが、ボシャ・バーッドっていう表現はいかにもベンガルらしい、台所でご飯が炊けている情景が目に浮かぶような表現です。

直訳したら、座ったご飯とか、ご飯を座らせるみたいな意味です。絵にしたらこんな感じ。

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かまどにハリーと呼ばれる鍋を乗せている。ちょうど座っているように見えるので、ご飯を炊くことを「ご飯を座らせる」という表現をします。
たとえば、ご飯まだ?「今座ってるからもうちょっと待って」なんて言い方をするんです。ご飯が座ってるって良いでしょ。

これはご飯料理だけの本じゃなくて、かなり普通のベンガル料理が満載で、英語で書かれているのが本当に残念だけど、読んでいて楽しい本です。知ってる料理や食べたことのある料理も多いけど、食べたことない料理も少なくない。ビリヤニなんて専門店料理だからあまり家庭では作らないので、作り方も知らなかったけど、なるほど、これだと家では作らないわけだ、と思うような難しい作り方。

パラパラとレシピを読んでいるだけで、楽しい本なのです。次の料理教室ではこの本からアレンジしてポラオ(炊き込み御飯)、ブルハニ(ヨーグルトドリンク)、チキンコルマに苦瓜料理など作ろうと思います。

あ〜、楽しみだな。ポラオやコルマは元を辿ればペルシャ料理。ムガール王朝の香りのするゴージャスなお料理なのです。もちろん、カロリーもゴージャスですが、たまにはコッテリ系も楽しいものです。

さて、今日は週一断食の日。
朝坐禅の後にTwitterを見ていたら、マレーシア航空が落ちたとか、訳のわからないツイートが並んでいてしばらく何の話しだか分からなかったのだけど・・・そういえば、オリッサで住民をビルに閉じ込めて焼いたっていうツイートもスターリン時代の話しかと思ったら、現代の話し。世の中で起こってることはもう理解の範疇を越えてしまって、わけのわからないことになってます。

しばらくニュースを追って、今日は1日仕事をしていたけれども、軽い頭痛のする1日断食でした。

夕方、いつものところてんに加えて、桃なんか食べちゃいました。
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こんな桃が届いたら、断食明けに皮ごといってしまうというものです。
マシュー、りえちゃん、ありがとう。

断食明けの晩ご飯は普通に食べられるところが1日断食の良いところ。

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グリーンコープのゴマだれ冷や中は野菜をてんこ盛りにしても美味しい優れものなのです。
世界は壊れそうだから、毎日丁寧に暮そうと思います。

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お料理個人レッスン、感想を送って下さいました。

一日断食の後数日はあまりお腹が空かないので、夕方のオヤツを食べずに済みますが、1度や2度の週一断食でスルスルと目に見えてスマートになるわけでないのがやや残念。

お料理の個人レッスンに来て下さった方がご丁寧に感想を送って下さいました。

ぺんぎんさん、二日間に渡るレッスン、ありがとうございました!

昨日お話したとおり、私にとっては料理を通して、生きる方法を教えていただいたという、実りの大きなレッスンでした。
「お料理が上手になりたい!」という意識の底に「食や自分をおろそかに扱ってきた私だけど、本当は仲良くなりたい!」という思いが隠れていたとは、自分でも驚きました。

無意識下では、長年の、食と自分のこじれてしまった関係に苦しんでいたんですね。もう、だいぶ解消できたと思って放っておいたのですが。

私の「無意識さん」はえらいなあ、ちゃんと「ぺんぎんさんなら良い方法を知ってるよ」ってわかっていて、私を広島まで連れていくんだもの。そして、ぺんぎんさんは私に、食と上手に和解する方法を教えてくれました。

解決編はこれから。私次第です。でも、レッスンのことを思い出し思い出しすれば、きっとうまくやっていけるんじゃないかなあ、と思っています。ぺんぎんさんと、この二日間の出来事すべてに感謝です。

帰りの便が、羽田の悪天候で30分遅れたことも、新鮮な体験でした♪
さて!生協に行って、だしの材料買ってくるぞー!



この方、長年摂食障害だったのだそうです。今は落ち着いているけれど、食べ物とどう付合ったら良いかわからない、というのが「味付けをどうしたらいいのかわからない」という症状(?)となって現れていたということに気がつかれたそうです。

お料理って、食べたらなくなるし、美味しく出来ると嬉しくて自己肯定感が上がるし、人が褒めてくれると嬉しいし、家族が喜んでくれるとやっぱり嬉しい。だけど、やっぱり自分のために作るもんだと思うんです。

その点がわたしが「料理は愛情じゃない!」というか、「料理で愛情を計られるのがイヤ!」っていうのに繋がるんですが、今日のわたしが食べたいもの、今日のわたしに美味しい味つけ、今日の家の材料の具合、家族の体調や気分もちょっと考慮には入れるけど・・・によって作るのが家庭料理だから、献立を決めて、料理を作って食べるということは、自分自身と向き合う行為でもあるし、自分を知ることでもあると思います。
毎日毎日、今日は何食べよ、ナニ食べたいかな? ナニがあったっけ? 何が出来るかな? と考えるのは面倒だけれど、自分で作る料理はどんなにお金を積んでも食べられるものじゃない、お金の価値に置き換える事のできないものだから、何を食べよう〜、何を作ろう〜、から楽しめるようになったらいいなぁ、と思うのです。

本来、作る事は楽しいし、食べる事は快楽ですもの、摂食障害を自力で克服した方ならば、作る楽しみ、食べる楽しみ、人に振る舞う歓びもあともうちょっとで手に入ります。

そんな楽しみのお手伝いが出来て、とても嬉しいです。手順のヤヤコシイ料理、材料の多い料理も中にはあるけれど、献立の基本はご飯とお味噌汁だと考えて、その他のものは気楽に、失敗を恐れずに(わたしの注意を守ればひどい失敗はないはずです)、料理すること&食べる事、楽しんで下さい。

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身体に悪いものを食べないだけで、特殊な食事法をしなくても身体も精神も健康になってくると思います(何ヶ月も掛かるけど)気がついたら、そういえば前はもっと疲れやすかったわ、などと思えるでしょう。

今回の和食のお惣菜がいくつかスイスイと作れるようになってお料理が楽しくなってきたら、次のステップへのセッションしてみましょうね、次はねえ、ダシから離れて味を組み立てる方法です。

本当に、遠いところ、貴重なお時間をありがとうございました。

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7月15日(火)生春巻きのナッツソースなどローフード
7月27日 (日) ポラオとコルマ(ベンガルのおもてなし料理)

8月にパンの一日講習予定しています。ご希望の方、ご希望の曜日などあればお知らせ下さい。日程調整してなるべくたくさんの方が御参加出来るように計画したいと思います。時期的には最初の一週間かなぁ。
 
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「料理は愛情」ってのはイヤなのよ。誰がなんといってもイヤだわさ。

ぺんぎんさん、なんでそこまでこだわるの?って思ってる方多いと思いますが、料理は愛情っての、すんごくイヤなのです。

たとえばですよ、手作り品を人にプレゼントしまくる人が時々いらっしゃいますが、正直ありがた迷惑ってことないですか?なんだかモノが暑苦しい気を発しているような気がしませんか?押し付けがましい、過剰にポリティカリー・コレクトな、善意がなんだか高圧的な感じがしませんか?

いや、手作り品を作るのがわたしの仕事なので、しかもあまり売れないので、時々差し上げてしまうこともあるから、モノを作る時にはとても気をつけているのです。

モノはわたしがどんなに想いを込めて、身体を削って、愛情いっぱいに作ったとしてもモノはモノなんです。良いものが出来ればそれは良いし、思い入れが多いからといって、良い作品が仕上がるわけじゃなくて、素材、技術、デザイン、コンセプト、それらの要素の融合があった上での思い入れでなければただの独りよがりになってしまってはた迷惑なのです。

手で作るものはどうしても手から出る気が作品にこもるというか、気を投影するのが作品となってしまうので、自分の気をいい状態に整えておくということが作家として大事なことだなぁ、と最近感じています。

たとえば、温亀袋やリネンにエネルギーを感じる、とおっしゃってくださるお客様がいらっしゃいます。わたしが普段作っているホームスパン作品に比べたら、ただ布を縫うだけですから、簡単なものですが、ミシンで縫うものであっても、わたしが選んで裁断して縫った布にはわたしの気がこもるようで、それは、温亀を使う人にとってわたしの気は温亀が発する気を気持ち良く包み増幅させることはあっても、ネガティブに干渉するようなものではいけないのです。

つまり、作り手はでしゃばっちゃダメだと思うのです。作品については作品自身が語ればいいことで、それは使い手の方が作品と対話することで作品にしゃべらせれば良いことだし、使い手と作品が新しい物語りを紡げば良いと考えているのです。

で、料理は愛情、愛情のこもった料理、良いんですけど、それじゃ、料理が美味しく出来なかったら愛情足りないのか?嫌いなものが調理されてたら、それは愛がないのか?となりませんか?

一日に何度もお腹がすいて、そのために誰か(工場の誰か、レストランの誰か、)が料理したものを食べるわけです。家庭での料理担当者は土日も夏休みもなく家族の料理に追われるのです。
料理に愛情を注ぐのは否定しないので、注ぎたい人は注げば良いけれど、(料理に愛情を注ぎたい人を否定はしないし、料理に愛情がこもっていると思ってホクホクしてる人のこともバカにしたりしません。わたしの料理が美味しいから、夫はわたしから愛されていると思っている人がいるけれど、それも否定しませんが、肯定もしません。)

良い料理、おいしい料理=愛情たっぷり

という図式はちょっと待てよ、と言いたいのです。愛情注いで作ったのに、食べてくれなかったら・・・愛にヒビが入らないか?わたしだったら凹む。相手が子供だったらシバイてやりたくなるだろう。料理は愛情という図式に絡めとられて、料理が負担になってる人もたくさんいるんじゃないかしら?

料理は毎日逃げようのない義務のようなもの。掃除や洗濯は少々溜め込んでも死なないけれど、料理を怠けると、外食か中食、お腹が空いて文句を言う家族もきっといるだろう。自分ひとりだったらスナック菓子で済ますかもしれないけれど、そんな生活をしていたら、体調不良で良い仕事もできなければ、頭だってボンヤリしてくる。もっと悪くしたら病気になるかもしれない。

料理を怠けると、食べたくないものをたらふく食べさせられてマインドをコントロールされちゃうのだ。だから、料理を作ることは大事なことで、それを愛情云々で語ると作る人も食べる人も暑苦しい思いを強要されることにならないか?

料理、特に家庭での毎日の料理にはもっと大事なことがある。片手間に作る技術。これがあれば毎日の料理の負担はとっても軽くなる。毎日毎日用事は山積。仕事も山積み。大変なのに、料理ばかり作ってられない、デパ地下で美味しそうなお惣菜、つい買っちゃいたい。外食で済ませたい。でも作るのだ。冷蔵庫にある食材で、昨日の残りをちょっと伸ばして片手間に作るのよ。

というわけで、料理は片手間がいいんじゃないか、と思うのです。
わたしは自分の料理に適当な言葉を見つけることがなかなか出来なかったけれど、片手間料理というのはなかなか良いのではないかしら?と思っています。
片手間で作るの。家にある材料で、ホイホイと自分の食べたいものを片手間で作るのです。
え?お連れ合いの食べたいものは作らないの?
だってさぁ、彼が何食べたいかなんて分からないじゃない。体調が良さそうとか、仕事がテンパってるとかなら多少はわかるけど、彼が何を食べたいと思ってるかなんて、そんなことま〜ったく分からないから、自分の食べたいものを作るほうが良いのよ。忖度したところで、良い結果になったことはないもの。

というわけで、料理は片手間に自分の都合で作るのが吉。

IMG_5457.jpg
片手間に作ったクイティオ。大根とトリの煮物のスープがベースで、菜っ葉と鶏そぼろを新しくトッピングに加えた片手間料理。
付け合わせにヒジキの煮物。片手間に作ってみました。

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心のこもった料理は人を幸せにする。

先日、紺屋の紺ちゃんがFacebookでつぶやいていた。

今日は二男の15歳の誕生日。ということで近所のピザ屋さんへ。そうです、ピッツァリーバです。広島では一番おいしいと評判の店で、なかなか席が空かないことで有名(?)。やっぱりうまかったなあ!うまいもん食うたらホンマ幸せな気分になれる。うちのラーメンもそんな力が出ているだろうか、、?



紺ちゃんのラーメンで幸せになるか?といえば、もちろんイエス!。いつぞやサンフレッチェの佐藤寿人さんが膝だかなんだかの手術の前の日に紺ちゃんでラーメンを食べてから入院した、なんてこともあったけど、そんなVIPなお客さんじゃなくても、丼一杯のラーメンであっても、紺ちゃんのラーメンは手に入り得る最高の材料で、紺ちゃんが知恵を絞って、身体削って、命削って手間ひま掛けて料理して、余分なこと喋らない店員のお兄さんと、とろける笑顔の奥さんが気持ち良く、美味しく食べてもらいたいとサービスしてくれるんだもの。

広島最高のピッツエリアで過ごす時間とラーメン屋さんで過ごす時間では違うかもしれないけれど、心のこもった料理を食べさせてもらって得られる元気に違いはないわ、だからみんなわざわざ紺ちゃんまで出掛けるのよ。

そうそう、紺ちゃんは子供のころから色々なアレルギーがあって食べられないものがたくさんあった人だったのね、だからアトピーの子でも食べられる、でも普通のラーメンファンにも美味しく食べられる、という相矛盾しり無添加ラーメンを本気で作ったんだったな、と思い出したわ。

IMG_5458.jpg

午前中市内まで銀行の用事で出掛けて、帰りちょうどお昼になって小腹が空いてきたので、途中で西に向かって紺ちゃんに寄ってしまった。
今の限定はまぜそば。野菜の中にタレと麺が隠れています。ちょうど昼時で、駐車場もお店の中も人でいっぱいです。外回りや配達の会社員の人が立ち寄ったりして、ほんとにたくさんの人に励ましと元気を与えているんだなぁ〜と思うのです。

お店が忙しいとあまり話しもできないけれど、紺ちゃん、いつも素晴らしいラーメン、ありがとう!!

奥さんが水俣のみかんを分けて下さった。酸っぱくて、種が入ってて、昔のみかんの味がする素敵なみかんでした。このみかんは水俣病の患者さんや支援者の人たちが自立のために栽培しているみかんなのよね。
食べ物は作る人の心がこもるもの。高級とか、ごちそうとか、上手とか、ヘタとかじゃなくて、食べ物に向き合う心みたいなものが実は一番大事なんじゃないかしら?と最近は特にそう思います。

心のこもったお料理ってのは食べたら分かるもの。わたしの料理にもそんな力が出ているかしら?

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