埼玉までお見舞いに行く。

母は面倒くさがりである。
すぐに「いや、めんどくさい」と言う。

わたしが面倒くさがりなのは母の遺伝なんだ。子供の頃わたしが面倒くさがるのを母からよく叱られたけど、不甲斐ない自分をみているようで腹立たしかったのだろう。

しかし、自分の個性が気に入らないからといって、同じ性質を引き継いだ子供を叱ったってどうしようも無いだろう。虐待だな、あれは。

ま、そんな昔の話はいいのだ。めどくさがり屋の母である。面倒くさがりだけど、人が連れて行ってくれるならいろんなところに行きたい。毎日退屈してるのだ。

母の妹がもうあまり良くなくてずっと入院している。今ならまだ話しもできるし、この日ならわたしが一緒にいけるから行こうよ、と誘ったら・・・

「行きたくない。あの子のあんな姿観たくない。遠いし、乗り換えとか大変」

一緒に行くからさぁ〜、いまならまだ話しもできるからさぁ〜、行こうよぉ〜

「遠いから嫌。不便なところらしいよ」

不便って、大阪からいくなら遠いも不便も一緒じゃない。病院なんだから、バスもタクシーもあるわよ。

かなり強引だったと思う。おじさんに連絡して、横浜のもう一人の母の妹も誘って、出かけてきた。

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新横浜でもう一人の叔母と合流し、八王子で乗り換えたら単線だし、山の中だし、茶畑はあるし・・・素敵なところだ〜。

地名を見ていたら、埼玉で農業やってる友達の住所と同じ地名が出てきて、へ〜、こんな所でやってるんだぁ〜と思ったのでした。
知らない所に行くのは楽しいな。

高麗川の駅からタクシーで病院。
医大の病院はちょっと気が滅入る感じで、こんな病院の6人部屋に入れられて、おばさんも面白くないだろう。

叔母は久しぶりに笑顔もでたとかで、頭もしっかりしていて、時々夢うつつではあるけれど、わたしのこともちゃんとわかってくれて、お見舞いを渡すと「貧乏なぺんぎんちゃんからもらえないわよぉ〜」と言われてしまう。

ま、貧乏だけどさ、お金は邪魔にならないでしょ。

叔母は翌日家の近くに病院に移った。これもやっとベッドが空いて移れることになったらしい。車を運転しないおじさんはうんと助かるだろう。

おじさんは優しい人で、精一杯あれこれ世話を焼くのだけれど、気が利かない、といつもおばさんから叱られて、おじさんはニコニコしている。

おばさんは自分の遣る瀬無さをそっくりそのままおじさんにぶつけて、さぞかし切ないことだろう。

「おばさん、悪態ついてもいいけど、5分後にはごめんね、って言ったらいいよ」
と余計なお世話を言ったらおばさん笑ってた。

家に戻って母は「本当に行ってよかった」と何度も言っていた。

いつまで話できるかわからないけど、母さんは時間もあるし、足も達者だし、新幹線3割引なんだから、何度でも行けばいいじゃない。姉妹なんだから、何度でも会えばいいじゃない。

面倒くさがってないで、何度でも行けばいいと思うのです。

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久しぶりの実家

しばらく自分の用事が多くて、実家に帰るのは1ヶ月ぶりくらい。

ボケ疑惑に恐れ慄いていた母はどうしているだろう?母のアレは天然なのだから心配したってしょうがない、と言って帰ったのできっとボケ疑惑におののいていたことも忘れているだろう。

わたしだって、母の一人暮らしを心配しても何の助けにもならないのだから、心配などしないで、行ける時に行って、手伝えることを手伝うだけだ。

母はきっと誰かが来ると散歩に連れて行ってもらう子犬のように喜ぶのだろうけれど、わたしが行った時も同様で、「ご飯食べよう」というとイソイソと最寄駅まで出て来る。

何か展覧会に行こう、と誘うと、イイネイイネ、と喜ぶのだが、遠いところは面倒なようで、京都よりも梅田で手を打つことになる。

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というわけで、行きたいな〜と思っていた展覧会も見れるわけです。母さん、ありがとう。

ついでに、巧みに同時開催されていた着物マーケットで、麻の名古屋帯を買いそうになるけれど、思い留まって、たかはしさんの衿を買うだけにしておいた。

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これにビーズの衿をつけて使うのよ。ビーズの衿は重たいので、わたしの着物技術では衣紋抜きがついてないと前に落ちてきてしまうのだ。
肌襦袢&うそつき衿で夏は楽チンするのだ。

冷静に買い物を済ませて、もう一つの用事で難波まで出て、用事が済んだところでお茶。

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ハーブスのフルーツケーキ、すごいですね。二人で食べてちょうどいい。ごちそうさまでした。

母さん、一人暮らしをそれなりに楽しんでいるようです。ボケる心配も病気の心配もあるけれど、そうなった時はちゃんとするから、楽しく暮らしなさい、としか言えないのだわ。

どうしてまだ起こってもいないことばかり心配するんだろうね?わたしは母のことを心配するのはヤメたよ。
わたしが考え付く範囲で最善の手は打ったし、あとは行ける時に行って出来ることをするだけだよ。

目も見えて、耳も聞こえて、身体に痛いところもなくて、自分の足で歩ける母だもの。
何の心配もない。ありがたいことです。

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緊張してると知る。

母さんは自分が常に緊張していることを知らない。
緊張って、身体のことを言ってるんだけれど、母はいつも全身ガチガチで、びっくりすることに、自分が緊張してガチガチだっていう自覚もない。

なんでこんなことを知ってるかというと、わたし自身が緊張ガチガチだったから。

タイマッサージなどをしてもらうと今でも「背中かたいね〜、何してるの?」と言われるが、今では背中が硬いという自覚がある。

自分がもしかしたら常に緊張してるんじゃないか?と思いだしたのは結婚してそれまでの流浪生活からちょっと落ち着いたことで、自分のことに関心が向く余裕ができたから。

リラックスした状態がわからないから、緊張をほぐすってこともよくわからない。

たまたま縁があって活元運動に行くようになったりしてから自分は随分変わったと思う。今では「瞑想ってなんかよくわかんないけど、時々座る」とか、「気功ってもしかしてすごい!」などと進化したもんです。

これらのことに繋がったのも、考えてみたら「リラックスするってどういうこと?」という問いかけを自身にし始めたからだと思うのです。

なんかね〜、不思議だねえ。自分の体のこともさっぱりわからない。今でも気がついたら肩がイカってる。座ったら体のどこかが緊張している。

そして、身体の部分に焦点を当てて身体をほぐす瞑想をしてたら、即寝ちゃう。(一人で音声聴きながらやる場合。新幹線の中でも爆睡しちゃう)。
これが不思議と中先生の気功の合宿の時などは、どこか緊張してるらしくて寝てしまわない。他者の存在が気になるんだろう、意識が自分に向いてないということだと思う。

んじゃ寝ちゃうといいのか?というと、これもまだよく分からないのです。

ともかく、わたしが健康オタみたいになった原点は、「わたしっていつもどこか緊張してるんや!」という発見から始まったように思うのです。

で、リラックスが上手にできるようになったか?といえば、まだ分からないのですが、緊張してることさえ知らずにいた頃に比べたら、格段にリラックスしているように思うのです。

だから、わけのわからない不安やストレスも減ったと思う。

母はいつもありもしないことを心配して不安でいる、というか、不安を作り出すことが知的で先進的な活動のように思っている節がある。
いや、別にそんな、ありもしない不安に備えなくていいから。もっと楽しいこと考えて暮らしてください。

親というのはありがたいものですなぁ。
で、母の緊張をほぐせるか?というと、母はじぶんが緊張してることを知らないので、ほぐせないと思います。

ま、中先生の骨でグアシャをしてあげるくらいのことはやりましょう。

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おさかな大好き

子供を育てて、姑を見送って、連れ合いも見送って、母は今人生初めての一人暮らしをしている。

母の家は兼業農家で、味噌はもちろん、醤油も作っていたそうで、話を聞いていると夢のような豊かな暮らしなのだけど、母はそれが嫌で嫌で仕方なかったらしい。

味噌も醤油もカビが出ると困るので塩辛いものだったとか。

しかし、戦中戦後のもののない時代でも自家製の味噌醤油があったので、人にあげるととても喜ばれたとか、学校の先生が分けてくれ、と家まできたとか。

だけど、母にとってそれはツマラナイもので、キッ○ーマンの醤油を口にした時に「お醤油ってこんなに美味しいのか!!」と思ったらしい。

小学校三年生の頃から家の炊事係にされて、何も教えられないのに一家+疎開や避難してきた居候たちの賄いを任されたのがとても辛かったらしい。

だから、料理は母にとって得意な家事ではあったが、もう一生分の料理は作ったというところだろうか?自分一人のために料理をするきなどサラサラなく、まるで連れ合いに先立たれたおじいさんのように惣菜を買ってきて食べている。
料理はもう真っ平!なんだそうな。

ついでに、「自然食」とか、「天然醸造」みたいなのもいろいろやらされた子供の頃の思い出が蘇るらしく、有り難がらず、どちらかというと科学の力で近代的にできてます、というものが好き。だから惣菜大好き。自家製よりも科学と技術と経済の粋を極めたものが好き。

天然醸造環境で育ったので身体が丈夫だから耐えられるのだろうとおもうが、大気中核実験時代に生まれ育ったわたしにはとてもお付き合いできない。

だから、実家に帰った時は外食か、自分で料理して母と食べる。

隣町のマーケットに週末藁焼きたたき屋さんが店を出して、料亭レベルのお魚を持ってくることに味をしめたらしい。
facebookで魚屋さんが来てることを確認して母に知らせると、「あんた、留守番してて、運動のついでに買ってくる」と言って出かけてしまった。

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魚屋さんはぶりのアラとカツオの腹をおまけしてくれて、ブリはお刺身。アラは大根とあら煮、カツオの腹身は塩焼きにしてオリーブオイル。

二人で食べるには多すぎるブリ。半分は今日食べて、残りは醤油とみりんで漬けておいた。あら煮は3日くらいで食べたらいい。

晩ご飯に美味しい魚があるので、夕方頃から母はルンルンしている。

どんだけ魚好きやねん?
それなのに、わさびとか、醤油とかはなんでもええんか?天然醸造はそんなに嫌なんか?
私にはキッコー○ンの丸大豆醤油でも「あぁ、せっかくの魚がこの醤油じゃ台無しダァ〜」と思うのよ。
自分用の醤油買ってこよう。

なんだかよくわかりませんが、母の昔話を聞いていると、母がどうしてこうなって、私がどうしてこうなったのかがわかるような気がします。

というわけで、「母さん」というカテゴリーを作ってみました。
仲良し親子ではないので、そこんとこ、よろしく。

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