母に同調するのはやめることにする。

お盆に帰ったキリで実家には戻っていないのだけど、心の隅にいつも「お母さんはどうしてるだろう?」という気持ちが巣食っている。

元気にしているのだ。結構気楽で気ままに楽しく過ごしているのだ。
心配をしているわけじゃないのだけれど、気がついたら母のことについてアレコレ考えている。

母は常に何かと自分を比べて優れているかどうかを気にしている。
自分が優れていると嬉しいし、負けているわかるとどうしたらいいかわからなくなるらしい。
だからいつも自分が優位に立てるとわかっている集団にしか属さない。

さて、問題の娘である。娘はボンクラで明らかに劣っていたはずなのに、年齢を重ねたせいかいつの間にか逆転されていて、それが気に入らない。

いや、お母さん、私は相変わらずのボンクラだけど、ボンクラなりに自分の足りないところを補って、できることを伸ばしているだけなんだよ。

なぜに比較をして自分の位地を確認しないとコミュニケーションできないのか?不思議でしょうがないけれど、母ってのはきっと自分というものがないんだな。

なんてことなどをアレコレぶつくさ考えているのです。

もしかして、これって母とすっかり同調しちゃってるんじゃないかしら?母に関心を持って必要な手伝いをすることと、母が私の心に棲みつくこととは違うはずだ。

気がついたら体型もそっくりになってきたじゃないか!体型まで母に似る必要はないのよ。

母があ〜だ、こ〜だ、と考えても母に何か影響があるわけではなく、ただ次に会った時に妙な緊張の原因を作ってるだけ。
こっちが「ほらほら、またやってくれるぞ〜」と思っていたら、相手も「では、ご期待にお応えしましょう〜」と何事かやらかしてくれて、緊張が高まるわけです。

なんかね、お互いに建設的なことにはならないから、母のアレコレを考察するのはもうやめよう。母と私は違う人間なのだから、母がこう考えるに違いない、いや、絶対そうだ!などと思うこともやめよう。

私は私の命しか生きられないし、母は母の命をそれなりに生きているだけなのだから、母が目の前にいないときはもう母のことを考えるのはやめよう。母を観察した結果から、自分のアレコレについて考えるのもやめよう。
もう過去のことなんだもの。

というわけで、別に何があったわけでもないのですが、スロージョギングを始めて、「もしかしてこの体型こそ母さんと同調してる結果なわけ?」という考えが起きてきたのでした。

運動初めてみないと思いもしなかったけど、新しい活動を始めると新しい視点が得られて、状況というか、自分の世界が変えられるかもしれないのだなぁ〜。

まぁ、体型変化まではまだしばらく時間がかかるけれど、心を変えるにはまず身体から。身体を変えるにはまず心から、という基本ってこんなところにも当てはまるんだなぁ〜と考える今日この頃なのでありました。

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魚焼きグリルの中に入れて使うダッチオーブンで野菜を焼いたら、めちゃ簡単に晩ご飯ができるのだ。

さあて、そろそろ食べ物の方も青泥取り入れて、調子の良いときは時々断食なんかも取り入れて、スロージョギングの効果が見えるようにしなくてはね。

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母の首の傷と、ただそこにあるだけのもの。

お盆ミッションから戻って、ちょっとボ〜ッとしておりました。

「〇〇だからわたしはダメだ〜」とか、「人より劣っている」という思い込みってのは誰にでもあるもんだと思います。だけど、人がそれを本人ほどに気にするか?というと、人それぞれだったりするわけで、自分では何とも思わない事柄を人は「あの人のあれはちょっとぉ〜」などと考えていたるするものです。

特に目に見える部分、見た目ってのは誰にでもわかるので気になるところだと思います。

わたしの母はあんなに美しくて、さぞや人気があっただろうに、どうして見合いして父なんかと結婚して、一人で大阪にやってきて不本意(母談)な人生を送ったのだろう?と昔からよく考えた。

母に聞いたら、「わたしは長女で後ろに二人妹たちが控えているから、早く嫁がないといけなかった」とか、
「女なのに大学なんかに行って嫁の貰い手がない」といろんな人から言われたとか・・・

大学に行って、薬剤師の資格を取って働いていたのだから、別に嫁にもらわれなくても良かろうに・・・・何で?モラハラが服を着てるみたいな父と?

合理的な説明がつかなくて、ずーっと不思議に思っていた。

最近、顔の傷についてのエッセーを読んでいて、ふと、母の首の傷を思い出した。

両耳の下にタテに3センチ近い手術痕がある。子供の時、抱っこされたり、おんぶされていると必ず目に入る母の傷。
結構大きくなってから「この傷は何の痕?」と聞いたこともある。

耳の中だか、耳下腺だかが膿んで手術したのだそうだ。いつ頃だったのか忘れてしまったけれど、美しい母の美しい肌に世間的に言えば醜い傷がある。

母は気にしていたのかどうかわからないけれど、傷を隠すようにスカーフを使ったり、髪型で隠したり、なんてことはしていないので、気にしているなんて思ったことはない。

だけど、母が結婚を急いでよくわかりもしない大阪の、お金もない、まだ就職もしていない父(ばあちゃん付き)と一緒になったのは、実は首の傷を気にしていて、傷があってももらってくれるからじゃなかろうか?という気がしてきた。

そう言えば、おばあちゃんは母の傷のことを「傷があるけどどーの」と言っていたことがある。
母は長女であること、大学まで行っちゃったことなどで、田舎のシガラミで自分を縛っていた部分もあるだろうけれど、首の傷をとてもコンプレックスに思っていたのかもしれない。

そう考えると、母の矛盾に満ちた言動がちょっと腑に落ちる。

さて、子供のわたしから見た母の傷だけれど、それは常にそこにあって、おんぶや抱っこをしてもらっている時に目に入る母の印のようなものだ。指でなぞったりしたこともあったかもしれない。

子供だから美醜の基準なんか持ってない。ただ母の首にある模様。顔に目鼻口があるのと同じで母の首にはメスの痕があるという、ただそれだけのこと。

子供のわたしにとって、それは母の一部で母の個性の一つでしかない。

なんかね、ただあるだけで判断をくっつけない、あるものをただあるだけに見るという禅の境地ってこんなものかしら?と思うような話しだなぁ。

母にしてみたら、色々な判断をくっつけて、とてもコンプレックスを持って人格形成に何がしかの貢献をしてしまったかもしれないけれど、それはただそこにあるだけなんだなぁ〜。

母の首の傷痕のことなど長い間忘れていたけれど、ふと思い出した。あの傷はおばあさんになって皮膚のハリがなくなったので昔と違ってあまり目立たないような気がします。

多分、わたしがあれこれコンプレックスに思っている重大懸案も実はだ〜れも気にしてない、ただの個性なのかもしれないなぁと思ったのでした。

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写真は全然関係ないけど、パンの種継のために焼いたピタパンのサンド。
連れ合い出張中につき、気楽な毎日な訳よ。

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実家の盆行事のために戻る。

母はとてもしっかりした人なので、マイルールが素晴らしい。

お盆、お寺さんいつ来るの?と電話したら、
「明日来るけどね、お菓子買って、花買って、お金渡したら仕舞でしょ。あんた、遠いし、どこもかしこも人だらけだから来なくていいから。お布施とお車料と渡したらいいだけだから。初盆じゃないし、お盆にお寺さんなんか来たことないから、何もしないわよ」(掃除をする気もない気配)

おいおい、お寺さんがお盆だから集金に来るとでも思っているらしい。
お供えもお参りもしないなら、仏壇なんか買わなきゃいいのに(実際わたしは母が仏壇を欲しがった時に反対した)、「お参りに人が来た時に仏壇がないと・・・」と世間体を気にして買ったのだ。

だからサァ、お仏壇があるからお寺さんもお盆のお経をあげに来てくださるんだよぉ。集金に来るわけじゃないんだよぉ。おばあちゃんの御霊とお父さんの御霊が帰って来てくれるんだよぉ〜。

と思うのだけど、母はそんなことこれっぽっちも信じてなければ感じもしない。仏壇も応接間のソファーみたいなものらしい。

と言うわけで、急いで荷造りして実家に来た。
この期間は回数券が使えなくて辛い。

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いつものように最寄り駅で待ち合わせをして、仏壇屋さんで経木などを購入。晩御飯を食べてから帰宅。

翌日、朝から仏壇のお部屋のお掃除。
修行の作務効果でお掃除が捗るような気がします。不用品を捨てて、売るほどあるお線香もちょっと整理して、供物台を兼ねる座卓の上を整理して、お供物を置いて、ご飯やおかずもお盆に並べて・・・

さて、おばあちゃん、お父さん、お帰りなさい。

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お寺さんは予定通り、2時間近く遅れて登場。
いや〜、母ひとりでなくて良かった。

30分くらいお経をあげて、お帰りになりました。
暑い中お疲れ様でございます。

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母は捨て身でわたしを成長させてくれるのです。ありがとう。

母さんネタを書こうと思うとどうも気が重くて、ついブログを休んでしまいました。

わたしの母は素晴らしい人なんですよ。美しいし、聡明で知的なのです・・・外向きは。

自分の母親のことをあれこれ書くことに違和感を持つ方もいらっしゃると思います。
生きてるだけでいいじゃないか。元気なだけでいいじゃないか。

そうなんですよ。生きてるだけでありがたいし、元気でいてくれるのでどれだけありがたいかわかりません。話もできるし、一緒に食事をすることもできますもん。

母を見ていると、自分も同じように引き継いだ素質からまるで鏡を見ているように自分の課題がよく見えます。

母には「ワタクシ」というものが確立していないのです。多分、小学校3年生くらいで止まっている。ワタクシを育てる前に立場で振る舞うことを求められたのか、自分がそう思い込んだのかはわかりませんが、母を見ていると「ワタクシ」ではなくて「立場」を演じているのです。

敗戦と黒塗り教科書時代が関係するのかどうかはわかりませんが、良い子でいることがプライオリティだった母にとって、軍国主義から平和民主主義への急激な転換は聡明な母に影響を及ぼさなかったはずはありません。パラダイムの転換にバグが発生して何かが止まっているのかもしれません。

今までは父の仕事を手伝っていたので、立派な「立場」があったのに、それがなくなってしまってどう振る舞えばいいのか困っている。だから正直に連れ合いを突然亡くした妻を演じているのだが、母を見ていたら、父が亡くなって寂しいとか、悲しいという印象はなく、立場がなくなって困惑ちぅ、という感じなのです。

また、母は人と比較して自分が優れていることを確認して安心する(逆に劣っていた場合はどう振る舞っていいのかわからないので、その個人や集団から離れる)ようです。

そして、娘(ぺんぎん)の登場ですが、母はわたしのことをボンクラだと思っていたのでしょう。まぁ、ボンクラには違いないのでなんの文句もありませんが、母はどうやら自分よりもかなり様々な能力の劣った奴だと思っていた節があります。

劣っているところは認めますが、母より優れているところも多少あります。人の能力などそのようなものだと思います。

例えば、わたしが料理を教え始めた頃、母は「へ〜、あんたが料理を教えるなんて!家では何もしなかったのに!」と呆れられましたが、わたしは同級生に比べてかなり家事の手伝いをしていて、料理も作っていたのに、母にとってわたしの手伝いも料理も存在しなかったようです。

父の財産の整理のために金融機関に電話をしたり、書類を取り寄せたり、必要な書類を集めたり、会計事務所と相談したり、ということを、ほぼわたしが仕切って片付けたことで、母はわたしを考えを直さなければ行けなくなって混乱しているようです。

あんな、ボンクラだと思ってたのに、偉そうに仕切られて!でもやってもらって助かったし・・・

という気持ちの整理がつかないようです。

人には得意なこと、不得手なことがあるのだから別にプライドを保とうとしなくてもいいじゃないですか、と思うのですが、母はそんな風には思えず、お金関連でわたしに仕切られるのは面白くないようです。

考えるに、母はポジションとしてこれまで生きていたので、ポジションを失って(実際には配偶者以外何も失ってない)、あれこれ仕切る娘に対してどのような立場で接したらいいのかわからないようです。

母さん、人はワタクシの人生しか生きられないのだよ。
母さんは全ての夢を叶えたじゃないですか。その夢が思っていたことと多少違ったかもしれないけれど、それ以上に幸せな人生があったでしょうか?

母さん、あなたのおかげでわたしは自分がどれだけ大事なものを持っているかわかりました。
わたしの成長のためにあれこれ残念な姿を見せてくれなくても、わたしはもう大丈夫です。母さんは母さんの人生を楽しく生きてください。生きてる時間を暇つぶしのようなことで過ごさずに楽しく過ごしてください。

自分が本当に何がやりたいのか?ということを問わずにあれこれできないのは〇〇のせいだ、と立派に理由をつけていたけれど、もうそんな言い訳をする必要はありません。
「あと10年早かったら(わたしも色々始められたのに)」という必要ありません。まだ自分の足で歩けて、目も見えて、耳も聞こえて、ご飯も食べられて、頭もしっかりしているのだから、好きなことを始めてください。

母さん、あなたは本当に素晴らしい人なのだから、人と比較などせず、お金のことも心配せずに、今まで生きられなかった自分の人生を歩んでください。
そのためにわたしがいるのです。

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銀行の用事を一緒に済ませて、コーヒーゼリーで一服の図。

次に行った時には「産んでくれて、育ててくれてありがとう」と忘れずに言おう。

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埼玉までお見舞いに行く。

母は面倒くさがりである。
すぐに「いや、めんどくさい」と言う。

わたしが面倒くさがりなのは母の遺伝なんだ。子供の頃わたしが面倒くさがるのを母からよく叱られたけど、不甲斐ない自分をみているようで腹立たしかったのだろう。

しかし、自分の個性が気に入らないからといって、同じ性質を引き継いだ子供を叱ったってどうしようも無いだろう。虐待だな、あれは。

ま、そんな昔の話はいいのだ。めどくさがり屋の母である。面倒くさがりだけど、人が連れて行ってくれるならいろんなところに行きたい。毎日退屈してるのだ。

母の妹がもうあまり良くなくてずっと入院している。今ならまだ話しもできるし、この日ならわたしが一緒にいけるから行こうよ、と誘ったら・・・

「行きたくない。あの子のあんな姿観たくない。遠いし、乗り換えとか大変」

一緒に行くからさぁ〜、いまならまだ話しもできるからさぁ〜、行こうよぉ〜

「遠いから嫌。不便なところらしいよ」

不便って、大阪からいくなら遠いも不便も一緒じゃない。病院なんだから、バスもタクシーもあるわよ。

かなり強引だったと思う。おじさんに連絡して、横浜のもう一人の母の妹も誘って、出かけてきた。

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新横浜でもう一人の叔母と合流し、八王子で乗り換えたら単線だし、山の中だし、茶畑はあるし・・・素敵なところだ〜。

地名を見ていたら、埼玉で農業やってる友達の住所と同じ地名が出てきて、へ〜、こんな所でやってるんだぁ〜と思ったのでした。
知らない所に行くのは楽しいな。

高麗川の駅からタクシーで病院。
医大の病院はちょっと気が滅入る感じで、こんな病院の6人部屋に入れられて、おばさんも面白くないだろう。

叔母は久しぶりに笑顔もでたとかで、頭もしっかりしていて、時々夢うつつではあるけれど、わたしのこともちゃんとわかってくれて、お見舞いを渡すと「貧乏なぺんぎんちゃんからもらえないわよぉ〜」と言われてしまう。

ま、貧乏だけどさ、お金は邪魔にならないでしょ。

叔母は翌日家の近くに病院に移った。これもやっとベッドが空いて移れることになったらしい。車を運転しないおじさんはうんと助かるだろう。

おじさんは優しい人で、精一杯あれこれ世話を焼くのだけれど、気が利かない、といつもおばさんから叱られて、おじさんはニコニコしている。

おばさんは自分の遣る瀬無さをそっくりそのままおじさんにぶつけて、さぞかし切ないことだろう。

「おばさん、悪態ついてもいいけど、5分後にはごめんね、って言ったらいいよ」
と余計なお世話を言ったらおばさん笑ってた。

家に戻って母は「本当に行ってよかった」と何度も言っていた。

いつまで話できるかわからないけど、母さんは時間もあるし、足も達者だし、新幹線3割引なんだから、何度でも行けばいいじゃない。姉妹なんだから、何度でも会えばいいじゃない。

面倒くさがってないで、何度でも行けばいいと思うのです。

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久しぶりの実家

しばらく自分の用事が多くて、実家に帰るのは1ヶ月ぶりくらい。

ボケ疑惑に恐れ慄いていた母はどうしているだろう?母のアレは天然なのだから心配したってしょうがない、と言って帰ったのできっとボケ疑惑におののいていたことも忘れているだろう。

わたしだって、母の一人暮らしを心配しても何の助けにもならないのだから、心配などしないで、行ける時に行って、手伝えることを手伝うだけだ。

母はきっと誰かが来ると散歩に連れて行ってもらう子犬のように喜ぶのだろうけれど、わたしが行った時も同様で、「ご飯食べよう」というとイソイソと最寄駅まで出て来る。

何か展覧会に行こう、と誘うと、イイネイイネ、と喜ぶのだが、遠いところは面倒なようで、京都よりも梅田で手を打つことになる。

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というわけで、行きたいな〜と思っていた展覧会も見れるわけです。母さん、ありがとう。

ついでに、巧みに同時開催されていた着物マーケットで、麻の名古屋帯を買いそうになるけれど、思い留まって、たかはしさんの衿を買うだけにしておいた。

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これにビーズの衿をつけて使うのよ。ビーズの衿は重たいので、わたしの着物技術では衣紋抜きがついてないと前に落ちてきてしまうのだ。
肌襦袢&うそつき衿で夏は楽チンするのだ。

冷静に買い物を済ませて、もう一つの用事で難波まで出て、用事が済んだところでお茶。

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ハーブスのフルーツケーキ、すごいですね。二人で食べてちょうどいい。ごちそうさまでした。

母さん、一人暮らしをそれなりに楽しんでいるようです。ボケる心配も病気の心配もあるけれど、そうなった時はちゃんとするから、楽しく暮らしなさい、としか言えないのだわ。

どうしてまだ起こってもいないことばかり心配するんだろうね?わたしは母のことを心配するのはヤメたよ。
わたしが考え付く範囲で最善の手は打ったし、あとは行ける時に行って出来ることをするだけだよ。

目も見えて、耳も聞こえて、身体に痛いところもなくて、自分の足で歩ける母だもの。
何の心配もない。ありがたいことです。

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緊張してると知る。

母さんは自分が常に緊張していることを知らない。
緊張って、身体のことを言ってるんだけれど、母はいつも全身ガチガチで、びっくりすることに、自分が緊張してガチガチだっていう自覚もない。

なんでこんなことを知ってるかというと、わたし自身が緊張ガチガチだったから。

タイマッサージなどをしてもらうと今でも「背中かたいね〜、何してるの?」と言われるが、今では背中が硬いという自覚がある。

自分がもしかしたら常に緊張してるんじゃないか?と思いだしたのは結婚してそれまでの流浪生活からちょっと落ち着いたことで、自分のことに関心が向く余裕ができたから。

リラックスした状態がわからないから、緊張をほぐすってこともよくわからない。

たまたま縁があって活元運動に行くようになったりしてから自分は随分変わったと思う。今では「瞑想ってなんかよくわかんないけど、時々座る」とか、「気功ってもしかしてすごい!」などと進化したもんです。

これらのことに繋がったのも、考えてみたら「リラックスするってどういうこと?」という問いかけを自身にし始めたからだと思うのです。

なんかね〜、不思議だねえ。自分の体のこともさっぱりわからない。今でも気がついたら肩がイカってる。座ったら体のどこかが緊張している。

そして、身体の部分に焦点を当てて身体をほぐす瞑想をしてたら、即寝ちゃう。(一人で音声聴きながらやる場合。新幹線の中でも爆睡しちゃう)。
これが不思議と中先生の気功の合宿の時などは、どこか緊張してるらしくて寝てしまわない。他者の存在が気になるんだろう、意識が自分に向いてないということだと思う。

んじゃ寝ちゃうといいのか?というと、これもまだよく分からないのです。

ともかく、わたしが健康オタみたいになった原点は、「わたしっていつもどこか緊張してるんや!」という発見から始まったように思うのです。

で、リラックスが上手にできるようになったか?といえば、まだ分からないのですが、緊張してることさえ知らずにいた頃に比べたら、格段にリラックスしているように思うのです。

だから、わけのわからない不安やストレスも減ったと思う。

母はいつもありもしないことを心配して不安でいる、というか、不安を作り出すことが知的で先進的な活動のように思っている節がある。
いや、別にそんな、ありもしない不安に備えなくていいから。もっと楽しいこと考えて暮らしてください。

親というのはありがたいものですなぁ。
で、母の緊張をほぐせるか?というと、母はじぶんが緊張してることを知らないので、ほぐせないと思います。

ま、中先生の骨でグアシャをしてあげるくらいのことはやりましょう。

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おさかな大好き

子供を育てて、姑を見送って、連れ合いも見送って、母は今人生初めての一人暮らしをしている。

母の家は兼業農家で、味噌はもちろん、醤油も作っていたそうで、話を聞いていると夢のような豊かな暮らしなのだけど、母はそれが嫌で嫌で仕方なかったらしい。

味噌も醤油もカビが出ると困るので塩辛いものだったとか。

しかし、戦中戦後のもののない時代でも自家製の味噌醤油があったので、人にあげるととても喜ばれたとか、学校の先生が分けてくれ、と家まできたとか。

だけど、母にとってそれはツマラナイもので、キッ○ーマンの醤油を口にした時に「お醤油ってこんなに美味しいのか!!」と思ったらしい。

小学校三年生の頃から家の炊事係にされて、何も教えられないのに一家+疎開や避難してきた居候たちの賄いを任されたのがとても辛かったらしい。

だから、料理は母にとって得意な家事ではあったが、もう一生分の料理は作ったというところだろうか?自分一人のために料理をするきなどサラサラなく、まるで連れ合いに先立たれたおじいさんのように惣菜を買ってきて食べている。
料理はもう真っ平!なんだそうな。

ついでに、「自然食」とか、「天然醸造」みたいなのもいろいろやらされた子供の頃の思い出が蘇るらしく、有り難がらず、どちらかというと科学の力で近代的にできてます、というものが好き。だから惣菜大好き。自家製よりも科学と技術と経済の粋を極めたものが好き。

天然醸造環境で育ったので身体が丈夫だから耐えられるのだろうとおもうが、大気中核実験時代に生まれ育ったわたしにはとてもお付き合いできない。

だから、実家に帰った時は外食か、自分で料理して母と食べる。

隣町のマーケットに週末藁焼きたたき屋さんが店を出して、料亭レベルのお魚を持ってくることに味をしめたらしい。
facebookで魚屋さんが来てることを確認して母に知らせると、「あんた、留守番してて、運動のついでに買ってくる」と言って出かけてしまった。

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魚屋さんはぶりのアラとカツオの腹をおまけしてくれて、ブリはお刺身。アラは大根とあら煮、カツオの腹身は塩焼きにしてオリーブオイル。

二人で食べるには多すぎるブリ。半分は今日食べて、残りは醤油とみりんで漬けておいた。あら煮は3日くらいで食べたらいい。

晩ご飯に美味しい魚があるので、夕方頃から母はルンルンしている。

どんだけ魚好きやねん?
それなのに、わさびとか、醤油とかはなんでもええんか?天然醸造はそんなに嫌なんか?
私にはキッコー○ンの丸大豆醤油でも「あぁ、せっかくの魚がこの醤油じゃ台無しダァ〜」と思うのよ。
自分用の醤油買ってこよう。

なんだかよくわかりませんが、母の昔話を聞いていると、母がどうしてこうなって、私がどうしてこうなったのかがわかるような気がします。

というわけで、「母さん」というカテゴリーを作ってみました。
仲良し親子ではないので、そこんとこ、よろしく。

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