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浴衣祭りと今日の勉強。

昨日作ったハリハリを硬いけどウマい!とバリバリ食べていたら、わたしの軟弱な顎関節が悲鳴を上げてしまいました。今日は顎の関節が痛いですぅ~。
調子に乗ったらいけませんね。

なんかいつまでも寒いし、もう梅雨入りするし、でなんとなくまだ4月のような気分でいたけれど、よく考えたら(考えなくても)もう6月。菊の助さんが梅割をなさっている!ので、驚いてしまいました。わたしはぼんやりしているけれど、自然はきちんと時を刻んで刻々と季節は巡っているのです。放射能が飛んでいても柿は花を咲かすし、梅の実も大きくなれば、枇杷の実だってふくらんでくるのですよねえ。

なんだか世界から置いてきぼりにされている気分です。

今日は「買い物があるから」といって、夫が早く帰って来て、二人で珍しく街まで出て来た。稲荷山(とうかさん)という夏祭りの初日で、広島では、浴衣の着初めの日なんだそうです。

もちろん、不調法なわたしたちは、浴衣なんか着てなくて、普通の格好で、でもお参りしてお札を頂いて帰って来たのでした。

toukasan.jpg
このお寺は日蓮宗だからお経も鳴り物入りで賑やかです。

家で一人で仕事しているときは、最近音楽のかわりにustなどで原発関係の番組をラジオみたいに流しています。
今日は、田中優さんの講演と同じくustで槌田敦さんの講演。を聞く。

田中さんは市民運動の人なので、話は大変分かりやすいし、話し方も穏やかで聞きやすい。前半は事故と放射能は危険だよ、という話。そして、後半の自分たちの活動のお話し。後半のお話しは夢物語のようなすばらしい話だ。そんなことが実現すればいいのだけれど、あまりに良く出来すぎたお話しで、「ほんとにそんな世の中が出来るんならやってみろ!」と言いたくなる。
現状を厳しく理解して、夢を見たい方は是非見て下さい。


かわって、槌田先生のお話は・・・すごいプラクティカルというか。。。福島の子どもの疎開について、「10ミリシーベルト(だったと思う)くらいなら、移住先でいじめを受けるよりも被曝した方がマシだ」てなことおっしゃる・・・う~む・・・そりゃ転校生はどこでもいつでもいじめられるけど・・・そんな問題なのかしら?

つまり、もう被曝環境になってしまったのだ、この事実はもう変えられない。だから野菜も魚も食べましょう。年寄りはどんどん食べましょう、っていうことみたいです。

ただ、話しを聞いていて、槌田先生は被曝のリスクをきちんとわかってらっしゃらないのでは?という気がしました。
「放射能で死んだのは東海村のJCOでの臨界事故で亡くなった二人だけで、他の作業員の人は誰も死んでない」とおっしゃるが、樋口健二さんのレポートなどご存じないのかしら?確かに急性放射線障害で亡くなったのはJCOの事故だけかもしれませんが、晩発性の障害ではもうたくさんの方がお亡くなりになっている。ただ、心不全だったり、癌だったりで、「原発の作業で死にました」というのはわからないだけなんです。

うーん、槌田先生、ご自身は「僕は原発反対ですがね」とおっしゃってるけど、反対の人でも立場とか認識でおっしゃることは色々なのですね。

そんなわけで、わたしは小出先生のお話しばっかり聞いているわけじゃないのですが、やっぱり「安全な被曝」なんかないと思うのですが、じゃあ、線量どのくらいまで我慢するか?というのは・・・個人が選択するしかないなあ、と思うのであります。

今気がついたのですが、「槌田敦先生」は東大の先生なのね!槌田 劭先生と勘違いしてました。

なーんだ、別人なのね!それにしてもまぎらわしい。
槌田 劭先生は、関西のスローフード運動の草分けみたいな方です。
しかし、東大のセンセってのは・・・現実的すぎるというか・・・しかし、やっぱり子どもはマズいんじゃないかしらぁ~。

なんかお祭りに行ったのに、最後はこんなお話しになってしまいました。
もう週末ですね。みなさん、どうか楽しい週末をお過ごし下さい。

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