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「精神科養生のコツ」自然治癒力を助ける体操色々


精神科養生のコツ精神科養生のコツ
(1999/05)
神田橋 條治

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から
自然治癒力はどのように起こってくるか?という説明に話しは続きます。
ウィルスが入ったら発熱してウィルスと戦うとか、お酒を飲みすぎたら吐くとか身体が中に入った毒と戦っている過程で不快な症状が表れるというのは多くの人が知っていることだと思いますが、この自然治癒をみつけて、それに協力するのが養生のコツだ、とおっしゃいます。

ここで、この先生がすごいな、と思うところは、自然治癒というのは、身体にとってかなり不快な症状が続くわけです。熱だって高過ぎたら困るし、下痢や嘔吐もお付き合いするのに限度があります。痛みが伴う場合はなおさらです。そして、自然治癒の作用はすこし遅れて始まり、すこし遅れて終わるそうで、胃の中が空になってもムカムカが続くなんてのはそのせいなんだそうで、そんな時は薬を使えばいい、とはっきり書いてある。つまり、なんとかとハサミは使いようということでしょう。

養生の場合、この自然治癒の困った症状とどれだけ付合うかを自分できめなければいけない、これは精神科に限らず、わたしのような薬や医者が嫌いな人にも深刻な問題です。

そこで、「気持ちがいい」という心身の感覚が一番頼りになる。と書いてらっしゃいます。たとえば、吐いた後にスッキリする場合は吐いた方が良いわけで、吐くものがなくても吐き気が続くなら、白湯に塩を少量加えたものを飲んで吐く中身をつくってやればいい、としごく合理的な助言をなさってます。

熱の場合も、注射で熱を下げてスッキリしたら、熱の仕事は終わっているわけで、解熱は正しかったわけだし、熱を薬で下げた後にけだるさが残る時は、解熱のせいで治癒力をダメにしたかもしれない、というわけです。
なるほど、わたしはどちらも経験があります。こんな風に説明されると、本当に納得出来ます。元気な人なら余分な発熱も癌退治くらいに考えれば良いですが、弱っている時の高熱は本当に堪えかねません。
身体や脳が弱っているときは、この「気持ちがいい」という感覚がとても鋭くなっているそうで、この感覚に従ってゆくのが養生のコツになるそうです。
なんとなく分かるような気がします。

で、具体的にどうするか、というアプローチですが、運動分野と、整理分野にわけて説明されてます。
普通の人に役に立ちそうなのは、
逆をする
右手をたくさん動かしたら左手を振ってみる、家の中での仕事が続いたら散歩してみる。じっとしてたら、運動してみる。

叫ぶ
心に溜まっている悪い気分を発散する方法。
カラオケ、詩吟、腹式呼吸、人のいないところでブツブツ言うのもいいそうです。

破壊
元来大人しい人が病気が悪い時にものを蹴飛ばしたりするそうです。そんな人は何か壊すような作業がいいらしい。たとえば、ボーリングやゴルフの打ちっぱなし、バッティングセンター。昔だったら薪割りもいいそうです。そういえば、薪割りって寡黙な大男が黙々と、っていうイメージがあります。

ミニ断食
ストレスにあうと食欲がなくなる人などは食欲を出そうと薬を飲んだりするより、プチ断食や一日一食などにすると食欲が回復することがあるそうです。
んじゃ、食べ過ぎの人はどうするのか、気になりますが、先生は断食でストレスで押しつぶされない心身の強さがでて来ることもあると書いています。

週末蒸発
プチ家出のことですね。ふらっと何処かに1人で行きたくなることあります。わたしも実行しよう。警察沙汰にならないように連絡はした方が良さそうですね。

のたうちまわる。
のたうち回りたい気分の時はのたうちまわるのがいいそうです。タコの真似がいいそうで、プールの中では七転八倒するのに具合がいいらしいですが、ライフガードに見つかりそうです。
コンニャク踊りみたいなもんでしょうか?

ちょっと死んでみる。
シャバアーサナですね。脱力するとか、緊張を解すとか、リラックスする、っていうのは案外難しいものです。
わたしには難しげなイメージ療法も書かれています。

幽霊になってみる。
「ちょっと死んでみる」の発展形です。この世の未練について考えて、それを言葉に出してみることで、自分の心の中を知る方法ですね。思い残すことといったら・・・家の片付けだろうか?誰かへの感謝かしら?

頭を抱える
頭を抱えるような状況になったら、頭を抱えたほうがいいそうです。


さて、生理的分野ですが、どういうことかと言うと、飲み過ぎて吐くなどは生理的反応で毒を出す、という自然治癒なわけで、自分でコントロールするのは難しいのですね。

たとえば、ストレスが掛かった時に脈が早くなる人は、慢性ストレスの状態にあるのだから、内科的な病気からのドキドキでないならば、脈を早くすることでストレスが軽減されると考えて、エアロビクス運動をすればいい、というわけですって。

慢性ストレスでホットフラッユが起こる人でやはり循環器系に問題のない人なら、サウナで汗をかいたり、お風呂に入って身体をあたためたり、温冷浴をすることでストレス解消が出来るそうです。

面白いのでまだまだ続きます。

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