母は捨て身でわたしを成長させてくれるのです。ありがとう。

母さんネタを書こうと思うとどうも気が重くて、ついブログを休んでしまいました。

わたしの母は素晴らしい人なんですよ。美しいし、聡明で知的なのです・・・外向きは。

自分の母親のことをあれこれ書くことに違和感を持つ方もいらっしゃると思います。
生きてるだけでいいじゃないか。元気なだけでいいじゃないか。

そうなんですよ。生きてるだけでありがたいし、元気でいてくれるのでどれだけありがたいかわかりません。話もできるし、一緒に食事をすることもできますもん。

母を見ていると、自分も同じように引き継いだ素質からまるで鏡を見ているように自分の課題がよく見えます。

母には「ワタクシ」というものが確立していないのです。多分、小学校3年生くらいで止まっている。ワタクシを育てる前に立場で振る舞うことを求められたのか、自分がそう思い込んだのかはわかりませんが、母を見ていると「ワタクシ」ではなくて「立場」を演じているのです。

敗戦と黒塗り教科書時代が関係するのかどうかはわかりませんが、良い子でいることがプライオリティだった母にとって、軍国主義から平和民主主義への急激な転換は聡明な母に影響を及ぼさなかったはずはありません。パラダイムの転換にバグが発生して何かが止まっているのかもしれません。

今までは父の仕事を手伝っていたので、立派な「立場」があったのに、それがなくなってしまってどう振る舞えばいいのか困っている。だから正直に連れ合いを突然亡くした妻を演じているのだが、母を見ていたら、父が亡くなって寂しいとか、悲しいという印象はなく、立場がなくなって困惑ちぅ、という感じなのです。

また、母は人と比較して自分が優れていることを確認して安心する(逆に劣っていた場合はどう振る舞っていいのかわからないので、その個人や集団から離れる)ようです。

そして、娘(ぺんぎん)の登場ですが、母はわたしのことをボンクラだと思っていたのでしょう。まぁ、ボンクラには違いないのでなんの文句もありませんが、母はどうやら自分よりもかなり様々な能力の劣った奴だと思っていた節があります。

劣っているところは認めますが、母より優れているところも多少あります。人の能力などそのようなものだと思います。

例えば、わたしが料理を教え始めた頃、母は「へ〜、あんたが料理を教えるなんて!家では何もしなかったのに!」と呆れられましたが、わたしは同級生に比べてかなり家事の手伝いをしていて、料理も作っていたのに、母にとってわたしの手伝いも料理も存在しなかったようです。

父の財産の整理のために金融機関に電話をしたり、書類を取り寄せたり、必要な書類を集めたり、会計事務所と相談したり、ということを、ほぼわたしが仕切って片付けたことで、母はわたしを考えを直さなければ行けなくなって混乱しているようです。

あんな、ボンクラだと思ってたのに、偉そうに仕切られて!でもやってもらって助かったし・・・

という気持ちの整理がつかないようです。

人には得意なこと、不得手なことがあるのだから別にプライドを保とうとしなくてもいいじゃないですか、と思うのですが、母はそんな風には思えず、お金関連でわたしに仕切られるのは面白くないようです。

考えるに、母はポジションとしてこれまで生きていたので、ポジションを失って(実際には配偶者以外何も失ってない)、あれこれ仕切る娘に対してどのような立場で接したらいいのかわからないようです。

母さん、人はワタクシの人生しか生きられないのだよ。
母さんは全ての夢を叶えたじゃないですか。その夢が思っていたことと多少違ったかもしれないけれど、それ以上に幸せな人生があったでしょうか?

母さん、あなたのおかげでわたしは自分がどれだけ大事なものを持っているかわかりました。
わたしの成長のためにあれこれ残念な姿を見せてくれなくても、わたしはもう大丈夫です。母さんは母さんの人生を楽しく生きてください。生きてる時間を暇つぶしのようなことで過ごさずに楽しく過ごしてください。

自分が本当に何がやりたいのか?ということを問わずにあれこれできないのは〇〇のせいだ、と立派に理由をつけていたけれど、もうそんな言い訳をする必要はありません。
「あと10年早かったら(わたしも色々始められたのに)」という必要ありません。まだ自分の足で歩けて、目も見えて、耳も聞こえて、ご飯も食べられて、頭もしっかりしているのだから、好きなことを始めてください。

母さん、あなたは本当に素晴らしい人なのだから、人と比較などせず、お金のことも心配せずに、今まで生きられなかった自分の人生を歩んでください。
そのためにわたしがいるのです。

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銀行の用事を一緒に済ませて、コーヒーゼリーで一服の図。

次に行った時には「産んでくれて、育ててくれてありがとう」と忘れずに言おう。

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