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坊さんが来るとお茶をこぼす不思議。

なんだかなぁ〜と思う。

世間体のために仏壇導入した母はお供え物をする気がほぼない。
日蓮宗なので、日蓮聖人がいてくださるのに、日蓮聖人のためお水は「関係ない」とばかりにほったらかしで、わたしが行ったらいつもお水が乾いているので洗うのが一手間かかるという素晴らしさ。

お仏壇の開眼法要のためにお坊さんが二人来てくださった時には、母は黒い服に着替えるのも「寒いから嫌!」と嫌がったし(世間体が気になるので、結局着替えたが、なんでそんなことで抵抗するのか分からない)、お寺&仏壇屋さんのインストラクション通りに供物や御膳・それにお茶の用意をしたのはわたしだった。

わたしだって仏壇のお供えもしたことないんだから、どうすればいいかなんて分からないんだけどさぁ・・・

で、準備が押して、いつも遅れて来るお坊さんが割と時間キッチリにいらっしゃったので、自分の着替えが間に合わず、とりあえず湯気のたつ熱いお茶をお仏壇に置こうとして・・・


衆人環視の元で日蓮聖人の前に置くお茶をひっくり返した。正確には、お茶を置く茶托みたいなのが置いてあったのが見えなくて、茶托の縁にお茶を置いたのでひっくり返った。

母は鬼の首を取ったように「あ〜、あんた、何してるの!本当に!全く!」と大喜びであった。

わたしはなぜ茶托が全く見えなかったのか不思議でしょうがないけれど、とりあえず、タオルを持って来て、仏壇やら日蓮聖人やらを拭いて、お茶の追加を持って来てお供えして、自分の着替えをして・・・とかなり大変だった。

あの母の嬉しそうなこと・・・  わたしのヘマがとても楽しかったらしい。まぁ、楽しんでもらえてよかったよ。


さて、お盆でお坊さんはいつに増して、2時間遅れでいらっしゃった。

冷たいお茶と、冷たいお手拭きを用意して、お坊さんに差し出した時に、なぜか手が斜めって・・・お茶がすぱ〜んと溢れる。

また母大喜び「あ〜、何やってるの!あんたは全く〜」
と言いながら、お手拭きでお茶を拭いちゃうのだ。

あ〜あ、お手拭きもう一枚用意してたからいいけどさ、お手拭きで吹かないでよねえ・・・

幸いお坊さんの袈裟が濡れることはなく、畳に染み込むこともない不思議なこぼれ方。
タオルを持って来て、畳を拭いて、お茶とお手拭きをまた用意して、母を喜ばして・・・・

お勤め。今回は二人だけなので、経本を持って読むのが結構大変だ。お坊さんは時々息継ぎと休憩を兼ねて声が消えるので(ついでに発音もかなり独自の進化が)まるでちゃんと読めてるかテストされている気分。

無事にお勤めも終わり、母と雑談をしてお見送り。

しかし、なぜにお茶が溢れるんだろう?ま、わたしが粗忽なことは否定しないけれど・・・と思いながら、夕方仏壇のお水を玄関先にこぼして、ご飯も施餓鬼をしていてふと思った。

この家は父がなくなるまで盆行事はおろか、お供えのようなことをやっていなかったので、お茶を求めるあれこれがいらっしゃったんじゃなかろうか?だからお茶がこぼれたのかしら?

まぁ、妄想ですが、そう考えるとなんか妙に腑に落ちる。

母のためにパラフィンでできた仏壇ご飯とか、パラフィンの御膳セットとか買おうかしら?世間体が気になる母にはピッタリのアイテムだと思う。

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