「鬼に訊け」

なんか、古い記事にコメント付くけど、どーしたのかしらん?と不思議に思っていたら、ツイッターやらFBでリンクされているみたいだ。アクセス解析をみても、京都の仏教系の大学からたくさんリンクされているけれど、それもなんでそこから来るのかよくわかりません。どーなってるのかしら?話題の記事には追記をつけておきました。できれば、元の雑誌記事をお読み下さいね。

プチ断食にしかならなかった断食合宿ですが、断食つーのは、断食が終わってからもしばらくデトックスが続くみたいで、食べ始めてから宿便がツルっと出たりします。

明日は料理教室で、レシピも完成してないのに、「今日しかいけない!」と夫が言う映画に行って来た。
9時半出発だというから、それまでに何とかレシピを大雑把に仕上げて、買い物リストも作る。試作をしないでレシピを書くには超能力が必要になるので、すごく疲れる。

そうやって無理して見に行った映画

「鬼に訊け」宮大工の西岡常一の遺言

一週間限定で朝の一度だけの上映。平日なのにたくさん人が入っている。メンズデーなのに、女性もたくさん。

檜の命は一千年。一千年続く建築を、と棟梁は言う。
わたしは棟梁の著書を読んだはずだけれど、棟梁が薬師寺を飛鳥の時代そのままに復元したことは知らなかった。現存している東塔を調べて、発掘調査をして、文献を調べて、道具を作って、白鳳の時代そのままの建築を現代によみがえらせた。

白鳳時代の道具を再現してまで使うのは、手仕事道具を使うことで材料である木の性質が良くわかるんだと言う。うん、これは、手で紡ぐとウール固有の性質が良くわかるのと同じだ。紡ぐにしても、紡毛機を使うのと、スピンドルで紡ぐのとで違い、スピンドルで紡いだ糸のほうが断然良いものが出来る。手間を掛けたら良いものが出来るというわけではないけれど、良いものを作るには手間は必要。

たとえば、槍鉋で仕上げた柱は表面のざらつきがうんと少ないんだそうで、雨に当たった時も水が早く流れて材を傷めないらしい。普通の鉋でも槍鉋ほどにはきれいな表面に仕上がらないので、必要な作業なのだという。

手斧(ちょうな)で材を削るのも、手斧を使うと材の性質が良くわかるからだそうで、どんな山でどんな方向に木が生えていたのかがわかるらしい。もうこうなったら超能力の世界だ。

西岡棟梁が法隆寺の棟梁をやめて、薬師寺の棟梁になったのが62歳の時だという。62歳から薬師寺を再建、そう、薬師寺は地震や大風ですっかり荒れ寺で、東塔となんだかを残すだけだったらしい。だから再建といってもほとんど新しく作り直したみたいなもんです。
そういえば、中学の時遠足で薬師寺に行ったけれど、そこここで工事中だった記憶があります。
関西の子どもは子どものころに遠足でお弁当とオヤツ以外に興味もないのに京都や奈良のお寺やお庭や神社に行くので、ちょっと不幸だなぁと思う今日この頃。奈良といえば鹿せんべい!法隆寺よりも鹿せんべい。

62歳といえば、小出さんも62歳。薬師寺を図面もないところから作った人がいるのだから、原発を止めるのも可能な気がしてきました。なんか希望が持てる映画だった。お客さんも多くて嬉しい。

残念だったことは…断食の後遺症で眠くて仕方なかったこと。お昼寝をしたら、ブリっと宿便が出ました。あら、お食事中だった?失礼しました。

夕食の後にガトー・モカ・ショコラ
IMG_3219.jpg

うわぁ~、これは手間の掛かったケーキです。チョコクリームと、モカクリームと、フィロスティングというか、上のチョコは全部別々に作るし、スポンジも。パティシエが作るならわかるけど、これを1人シェフが1人で作っちゃうところがすごい。アラメゾンシェフの直美ちゃんのお料理への愛と情熱を体現したような一切れのケーキですね。

ごちそうさまでした。え?断食明けにこんなもん食べていいのかって?
もちろんいけません。大人が結果を引き受ける覚悟の上でのケーキですからとやかく言わないで下さい。

さ、レシピの仕上げをしなくっちゃ。

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コメント

No title

今うちの相棒が、西岡棟梁と、そのお弟子さんの小川三夫さんの著書を夢中になって読んでいます。時々二人が降臨して、語り始めます。「鬼に訊け」是非見たい映画です!

No title

ぺんぎんさん、こんにちは。
いつも楽しくブログを読ませていただいています。去年の世田谷での作品展にお邪魔して、少しお話させていただきました。その時東京で手紡ぎを習えるお店を紹介していただき、2月に習いに行ったのです。そこでスピンドルを購入して今は家でちびちびと手紡ぎを練習しています。はじめて紡いだ糸で編んだひざ掛けは、もう糸の太さがバラバラで、縁は波々ですが、全部自分で作ったと思うと愛しいものですね。
ペンギンさんのブログから開けた新しい趣味の道、素敵な事を紹介して下さってありがとうございます。まだまだ初心者ですが、違う種類の羊毛で紡ぐと全然紡ぎ心地が違うのにビックリしたりして、楽しんでいます。
これからも、ブログ楽しみにしています。

Re: No title

>菊さま~。

マコさん映画ご覧になったのかと思ったら、御本読まれてたんですね。降臨するって・・・わたしも最近小出さんが降臨なさいます。
大分でも上映があるといいですね。

>ryokoさん
お久しぶりです!その節はありがとうございました。
膝掛け編まれたのですか?それは素晴らしい。
5月連休の後半にまたお料理イベントあるので、お時間があれば是非お越し下さい。DM送りますね。

No title

大工道具の研究家であった亡父は取材で西岡棟梁のご自宅にお邪魔したことがあるみたいで、写真が残っております。
薬師寺の塔再建の時は、全てを小川氏に任せたと聞いております。
また、ちょうな、やりがんなは四国の鍛冶白鷹氏が再現したとも聞いております、白鷹氏は千年釘を手作りしていました、名前の通り千年腐らない鉄釘です。西岡氏のお話でしたのでご無礼ながら突然コメントしてしましました、ご無礼お許し下さい。
やりがんなは持っていますので次回上京のおりにお見せ出来ますよ。

Re: No title

> hakusui先生~。
間違いご指摘ありがとうございました、汗汗。
お父様刃物がご専門でしたもんね。映画の中でも和釘のことが語られてました。鍛鉄でないとダメだと。槍かんなも最初は兵庫県の三木で作ってもらったけど全然切れなくて、白鳳の時代の釘を堺の刀鍛冶に渡してそれで作ってもらってやっと使える槍かんなが出来たんだそうです。
その後は四国で作っておられたのですね。

やりがんな是非見せて下さい~。色々削って遊びましょう←こら!

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