ビーガン仕様のベンガル料理って・・・

ベンガルディナーにビーガン可能と書いたので、ビーガンさんが何人か申し込んで下さいました。ありがとうございます。

でも、ベンガル料理はビーガンなのか?というと、全然違います。
インドはベジタリアン人口の多いところですが、インドのベジタリアンは乳製品をかなりたくさん使うので、ビーガン対応にはなっていません。
そして、インドの中でもベンガル地方は、ブラフマンでさえ魚や鳥を食べるので、インド側のベンガルといえどもベジタリアンではないのが一般的です。

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(1987/09)
タゴール暎子

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の中にも出てきますが、ブラフマン階級のタゴール家でも魚はもちろん、当たり前に鳥や山羊を食べているので、驚いたものです。さすがに牛だけは食べませんけど。

そして、わたしが作る東のベンガル、つまりバングラデシュはイスラム教徒がほとんどなので、肉や魚を食べるのが当たり前。肉といえば牛肉で、野菜は貧乏人の食べ物というように思われている節があります。

実際にあった話しですが、夫が友人から昼に何を食べたか聞かれて、「野菜炒めと豆スープとジャガイモの練り物」と答えたら「なんてケチな!!」と言われたとぼやいていました。魚もチキンも食べないなんて!というところでしょうか?

バングラデシュでは料理にそれほど乳製品を使いません。調理用の油は菜種油か芥子油(最近は大豆油だけれど、これは旨くない)、そして、ヨーグルトを料理に使うこともほとんどしません。お菓子としての甘いヨーグルトはあるけれど、酸っぱいヨーグルトはあまり一般的には売られてないので、料理のためにわざわざ買いに行くのも面倒なのです。

なので、ベンガル料理の中から肉と魚を抜けば自然にビーガン仕様になるというわけです。

菜食という生き方はどの社会、どの文化でもそれほど一般的ではないように思います。特別なのが台湾とインド。だけど、先に上げたようにインドの菜食は乳製品を多用します。台湾などの中華仏教系菜食はビーガンにもかなり対応しているけれど、ベジミートやら麩やらをたくさん使ったモドキ料理が多く、「そんなに肉や魚が恋しいなら、食べればいいだろう」と思うことも少なくないです。
その点、インドのベジ料理は「肉?魚?なにそれ?気持ち悪い」とそもそも食べ物の仲間に入ってない感じでだから、モドキ料理も存在しないところが素晴らしいです。

わたしはベジタリアンではないですが、野菜とスパイスだけで構成されたベンガル料理を作っていてもどうしてこんなに美味しいものが出来るのか不思議で仕方がありません。

ここまで読んでいて、「ああ、この人は色々書いてるけれど、ベジタリアンギーを知らないのね」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、あんな、何が入ってるかわからないようなもの使わなくても、ベンガル料理は美味しいのです。ベンガル料理を一度知ったら、ギーでコテコテした北インド料理なんて食べられません。

とまあ、どこまでもベンガル贔屓なアタクシです。

5日のディナーでは、ベジもノンベジも同じ食卓に並びますので、ベジの方はノンベジ料理に間違って手を出したり手を出さなかったりして、お料理をお楽しみ頂ければと思います。

さて、出張の準備を始めますか。

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