Tetsuya's Restaurant @Sydney2

お待たせしました。自慢話にお付き合いありがとうございます。Tetsuya's Restaurant @Sydney1からの続きです。

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さて、これからやっとお肉のコース。最初はウズラの腿のコンフィ。これも低温真空調理だろう。タンパク質は凝固して変色しているけれど、生のようなテクスチャー。コンフィだから、片面だけパリっと焼いてある。リエットのようなものも添えられていたけれど、詳細不明。

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手ぶれ写真でもうしわけない。ラムの料理。見事なロゼに仕上がっている。ホウレン草と松の実が添えられている。ちょっと甘めのソースも。

やれやれ、お料理が終わった、と思ったら、またスプーンが3っつにフォークが1本並べられる。

デザートのコースが始まる。

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洋梨のソルベと、タルトタタン。ソルベのほうから召し上がって下さい、ということでソルベ。リンゴのような味。タルトタタンは、カスタードクリームの中にリンゴの甘露煮が埋っていて、その上にパイ皮を砕いたものがトッピングされていて、クリームが載っているという逆転のタルトタタン。

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ブルーチーズのババロア。添えられているのは、種を外したあけびみたいな感じのものだった。

まだフォークとスプーンが残っているから、デザートのメインが控えているのだとわかるが・・・
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メレンゲで作ったカップにチョコレートとフランボワーズが仕込んである。クレームパティシエールとチョコのソースみたいな2色のソースが掛かっている。ああ、助けて~と悲鳴を上げたくなる。飴も苦手だけれど、メレンゲの甘いのも苦手なんだった。

やれやれ、と食べ終えたら・・・

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あらら、お誕生日おめでとう、お母さん。
こちらは記念日の人だけのサービスで、フォンダンショコラ。
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うわぁ~、これは美味しい。まだあったかくて、スプーンを差したらとろっと中身が出て来て、濃厚でビタースイーツ。これは今まで最高のフォンダンショコラだわ、とギャルソンのお兄さんに言うと、「うん、僕もこれは大好き」と言ってた。

食後の飲み物にコーヒー・紅茶・日本茶・と聞かれて、母が日本茶と答えたら、「煎茶・ほうじ茶・玄米茶・・・」とズラズラ出て来るので、「ほうじ茶」をリクエスト。わたしはコーヒーを所望したら、「エスプレッソー・ロングブラック・カプチーノ・マッキアーノ・・・」とゾロゾロ出て来るので、ここは無難にエスプレッソを所望。

母の茶器が先に運ばれるので、お茶碗を拝見する。高台を削ってなくて、面白い作りになっている。手に馴染むよい大きさだけど、日本の陶芸家はこんな作りは絶対にしない。地元の作家のものを使っているのがわかって面白い。皿の上に経木が敷かれているのでティーポットが出て来るのが分かるのだが、経木は杉でもなく、厚みも3倍くらいで、これもオーストラリアで作らせているものだとわかる。外国でしごとをしていると良くわかるが、日本で当たり前にあるようなものを現地で新しく作るのはすごい労力が必要。日本から輸入したほうがよほど簡単なのに、茶碗も経木もわざわざ地元で作ってもらっているところが、テツヤさんがただ者ではない、ということだと思う。

さて、こんな感じでお茶は出て来た。
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プティフールは
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母はさすがにギブアップして、ハンカチに包んで持って帰った。

サービスはテーブル係のギャルソンが決まってるわけではなくて、色んな人がサーブしてくれて、その度にお料理の説明をしてくれる。

会計を済ませて、出口へ向かうと、上着を持ってギャルソンが着せかけてくれる。そして、テツヤさんから母にプレゼントだ、と瓶詰めを渡してもらう。母が「こんな食事は初めてしました、とても美味しかったです」というのを通訳し、わたしの夫がすごく悔しがっていたことも伝えると、「また是非いらして下さい」と言って下さるので、「予約が取れたらね!」と答えたら、「いつでも大丈夫です。マイケルにメールしてください」と太鼓判下さった。

夫といつシドニーに行ける日がくるか分からないけれど、すばらしい時間をありがとうございました。今度行ったら、テツヤさんのコレクションのペインティング、もっとゆっくり拝見したいです。

お目に掛かれなかったけれど、テツヤさん、お世話になったスタッフのみなさん、素晴らしい時間をありがとうございました。

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最後までマイケルさんは見送って下さるのでした。あれまぁ、一見さんの観光客なのに、そんなに良くして頂いて、ありがとうございます。

わたしはフランス料理を食べに行くと言っても、ほとんど1人のシェフの店にしか行かないので、有名店のフレンチなどは知らないのですが、テツヤさんのお料理は、本当にテツヤさんのお人柄が滲んでいるようなお料理だったように思います。だから、お店のスタッフの方たちも慇懃でもなく、かといって砕け過ぎもせずに、気持ち良く食事させて下さいました。

わたしにとっても素晴らしい経験となった一夜でした。次は是非とも夫のエスコートで楽しみたいと思うのでした。
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コメント

No title

すごーいすごーいすごーい。アラカルトがないから、ぜったい食べきれないので無理、とおもってたけど、これでやっぱりほんとの無理むり。でもこれで満足、一緒に胆嚢?堪能!させていただきました。
かわいいぺんぎんおかあさま、お誕生日おめでとうございました~!!!!

50禁60禁そして空腹禁

いつもながらぺんぎんさんの描写力はフランス料理だろうが反原発集会だろうが臨場感にあふれている。
夕食前にこれを読んだ者の身になってくれ!
お願いだからタイトルの前に「空腹禁」と書いて欲しい。ぶつぶつ

Re: No title

> maloさん
いや、ほんと。少食の人には絶対無理です。やっぱり胆嚢にくるやろか?半日断食はグルメの友!
母へのお祝いの言葉、ありがとうございました~。考えてみたら、お母さん、誕生日をこんな風に祝ってもらったの初めてかもしれないなぁ、って思いました。父の誕生日はみんなで食事に出掛けたりしたけれど、母の誕生日は特に何もしてなかったかも・・・ひどいねぇ。

>お松さん。
あれ?、またなんかヒョウイしてる人がいる。
あのウズラ、美味しかったなぁ。骨外してあったのですが、ウズラの脚をフィレで出すなんて・・・考えてみたらすごい仕事してあるような・・・
あ、またご飯前?
原発廃止になったら、パーっと食べに行きましょう。
太平洋をひとっ飛び。

夫が憧れるお母様

 ぺんぎんさんのお母様が喜んでおられるご様子がうかがえて微笑ましいです。
夫がダイビングをなさるお母様をうらやましいと言っていました。中村征夫さんの講演会ではイビキをたてて寝ていたくせに。最近読んだ”サンゴ礁と汚染”に生涯1度は水中メガネとシュノーケルを身に着けて、サンゴ礁を探訪しなければ生態学者とは言えないと書いてあったと悔やんでいました。
 いったい何になりたいのやら わけのわからない人です。

Re: 夫が憧れるお母様

> ヒロ湖さん
うちは両親そろってダイビングやってるんです。最近父がもう飽きて来たらしくて、あまり海に行きたがらないので、母は「わたしが本格的に面白くなって来たら必ず脚を引っ張る」とまぁ、ぼやくこと、ぼやくこと。
水中メガネとシュノーケルなら免許もいらないからいつでも潜れるので、海のきれいなうちに是非ともご夫妻でお出掛け下さい。ボヤボヤしているうちにすぐにジーさんになってしまいますよ。

ダイビングは免許やら免許のステップアップが必要で、潜るには旅行がセットになっているので、お金の遣いでのある趣味です。全財産つぎ込む覚悟でハマって下さい。うちの両親は50代半ばではじめて、インストラクターの免許まで持ってます。もちろん、教えたりしてません。試験を突破するのが快感だったみたいです。お勉強がスキな人たちですから、ご苦労なことだと思いました。

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