老けたくなければファーストフードは食べるなー老化物質AGEの正体ー その2

昨日の続きです。

腹八分目が健康の元!という説とAGEの量の研究を著者は書いているが、この研究が面白い。腹一杯ラットと八分目ラットを飼育すると、八分目ラットのほうが長生きするのだが、八分目+2割のAGEを入れた餌を食べさせると腹一杯ラットと同じ結果になるらしい。つまり、八分目にすると普段の食事から得ているAGEの2割りがカットされる分長生きするわけで、消化器官への負担云々という説は当てはまらないことになる。

それなら!ともう頭の中でベルが鳴ってることでしょうが、AGEを含まない食事をすると、腹一杯食べてもアンチエイジングが期待できるじゃないか!ローフードならバッチリだ!と。
そうなの。食べ物由来で身体に取り込むAGEは7%が身体に残ってほとんどは代謝されるらしいのだけれど、この7%が問題で、はやりAGEの総量をどれだけ減らせるか、が鍵になるようです。
生野菜や果物、刺身などの生のもの、加熱食でも、炊いたご飯や煮魚、茹でた肉などはほとんどAGEを増やしません。
ローフードやナチュラル・ハイジーンを始めると、皮膚が明らかに若返りますが、それは食べ物由来のAGEをうんと減らせるために、更新の早い皮膚の組織によく結果が表れるということです。

さて、ここで問題になるのが糖です。
身体はタンパク質で出来ているので、身体の中に糖がいっぱいあると、体温でジワジワとAGEを作ってしまうから、食べ物由来のAGEを一生懸命減らしたことでアグラをかいていてはいけないのです。

ここで言う糖というのは、“フルクトース”つまり果糖を主に問題にしている。ブドウ糖でも起こる。ただし、果糖のほうがAGEを作るスピードがブドウ糖に比べてうんと早いらしい。

本書で問題にされているフルクトースは、炭酸飲料やその他もろもろの加工食品に使われるコーンシロップを問題にしています。曰く、「1日の摂取カロリーのうちの1000カロリーを果物で食べる人などいない」と著者は思っているけれど、ローフードの人はそれくらいか、それ以上を果物で食べている人は少なくないのではないだろうか?果物の糖はもちろん果糖。コーンシロップで味つけられた食べ物にはビタミンもミネラルも繊維もないのだから、一概に同じにしてはいけないだろうけれど、身体が糖にまみれたら、体温によって身体のタンパク質と果物の糖でAGEが作られる事は頭の隅に置いておいた方が良さそうだ。果糖はブドウ糖の10倍のスピードでAGEを作って、10倍の早さで身体に溜まるんだそうだ。
甲田光雄先生の教えにもある通り、やはり果物といえども甘いものは嗜好品程度にしておくのが良いと思われます。

さて、山岸先生のアドバイスですが、これもナチュハイやローフードの実践者なら、ふんふん、なるほど、なお話しばかりで嬉しくなるので書いておきましょう。
早食いしない
単体でなく組み合わせて食べる
野菜を先に食べると血糖値が上がらない
味付けは酢とみりんで
間食せずに食後のデザートで我慢
低GIがいいが、神経質になりすぎない。
食後にお茶を飲むと血糖やAGEの上昇が押さえられる
1日のうちに1食だけでも気をつける(わたしはコレか?)
食後に軽い運動(お腹が痛くならない程度)をする。掃除とかいいらしい。

もうひとつ、老化を防ぐために必要なこと、酸化したコレステロールを貯めない食べ物、つまり、抗酸化作用のおおい食べ物のことですが、これはローフードの人にはお馴染みのものばかりです。

AGEを取り込まないローフードはアンチエイジングの切り札でだけど、ロースイーツや果物の過食には気をつけないといけない、ということが良くわかった1冊でした。

糖尿病のご家族がいる方、甘いものがお好きな方は是非お読み下さいね。


老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 (PHP新書)老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 (PHP新書)
(2012/05/16)
山岸 昌一

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コメント

はじめまして

うんと以前からブログを拝見させていただいております(^^)
果物の果糖が体に良いのか悪いのか、というのはすごく自分的に研究課題でして、
今欧米で流行っている(?)フルーツが中心のロービーガン(ローファット・ロービーガン)ではフルーツによる炭水化物が80,種子類の脂肪が10,グリーンからのタンパク質が10という比率での健康法があります。
AGEがタンパク質と糖分が結びつくことで起こるのだったら、どっちかを極端に減らしたらAGEが起きない?という理由で、80/10/10もアリなのかなあとは思っていますが、まあ普通の生活をしている人には全く向かないなあと思っています。
糖化と食生活という観点では糖質制限も実はアンチエイジングになるのではと思っているのですが、何事も実践してみないとわからないですね。
改めて果糖を考えさせられました! 

いつも素敵な記事をありがとうございます、これからも応援しております(^^)

Re: はじめまして

> すーちーさん
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
本を読んで頂けば良くわかると思いますが、ここでいうタンパク質は、身体の組織のことも差しています。血糖値の高い状態が長く続くと身体のタンパク質が糖化してさまざまなAGE(アミノ酸とタイプによって色々だそうな)が作られるのだそうです。だから、タンパク質を食べないという話とは違います。
この方はあくまでも糖尿病からAGEを考えておられるのですね。

この先生の説では、「果物で1000カロリーも食べる人はいないから」という前提になっているということは、果物でほとんどのカロリーを得るという生活はAGEを増やす、という理解になると思います。

個人的には、自分の嗜好にあった食事法を人は好むと思います。だから、甘いものを止める気のない人は果物を食べるローフードを選択するのでしょう。
サルの生活を倣ってのフルータリアンならば、ジャングルの中にリンゴや蜜柑やマンゴーや、甘いバナナがぶら下がっているわけじゃないということを思い出さないとマズいんじゃないか、と個人的に思っています。

また遊びに来て下さい。

No title

50%近くは果物かも~。ヨーグルトにアガベ。焼いた野菜にバルサミコとはちみつを煮詰め(焦がし?!)たのをつけて食べるのもすき。テリヤキ味もすき。。糖化している~。きゃー。嗜好を変えるのどうしたらよいか悩みます~(汗

Re: No title

> くまふみさん
焼いた野菜にバルサミコと蜂蜜を煮詰めたものをソースにして食べるの?それは贅沢な!!照り焼きも美味しいよねぇ。美味しいものはなんでも老化するんだから、美味しく短く生きるのもいいじゃないですか。

No title

素焼き大根、ずっきーに。スライスしたトマトに軽く小麦粉まぶしたのをフライパンでさっと焼くんです~硬いトマトでもすごく美味です。。しあわせ。。
でも、すぐに断食は出来るし、ま、いいかー^^。
ちょこっと、あま甘は気にかけながら。今度食べたものを書き出してみようと思います^糖尿病は怖いですしね

Re: No title

>くまふみさん
うわぁ~、美味しそう。トマトやいたの美味しいよねえ。
くまふみさんの食生活で糖尿病の心配なんかなさそうだけど、病気にはならないに限ります。

お久しぶりです!

ご無沙汰しています~
最近仕事がバタバタしており教室の方へ参加できなくて残念です・・・。

私もこの本を先日読み終えたばかりだったのでコメントさせて頂きました!
酵素!酵素!と思ってあまーい果物をたくさん食べてしまう(>_<)
これでいいのか・・・。と
思っているときだったのでいろいろ考えさせてもらいました。
やはり甘いものの過食はわたしの永遠のテーマですwww

Re: お久しぶりです!

> しょうこちゃん!
ほんとだよぅ~、みんな寂しがってますよぅ。わたしも寂しい。
そうだよねえ。なんか極端に食べちゃうんじゃないかなぁ?と思うよ。
無茶しないで、夜遊びもホドホドにしてちょーだい。
おねぇさんは心配してしまうよ。

ありがとうございます!

わーん(>_<)わたしもみなさんに会いたいです~
今月も日程の都合がつかず・・・(:_;)無念。
そうなんですよね。バランスが悪いんです(>_<)難しい・・・。
本を読んで、糖のベタベタが体の中でも・・と想像するとと怖いです。
若さ・美容=健康=心の健康だなとつくづく思いました!
夜遊びも控えめに!最近大人しいです!笑
ご心配おかけしてスミマセン・・・(>_<)

Re: ありがとうございます!

> しょうこちゃん
そうなんだ、そんなに忙しいんだ。身体に気をつけて、お仕事がんばってね〜。また8月は会えるかなぁ?またメールください。つーか、なんでコメント欄?

No title

こんな本読んだら、穀類とフルーツ、どっちが良いのか混乱しちゃいます(−_−;)

Re: No title

> ひろみさん
血糖値を上げないことが大事みたいです。穀物も結局は糖ですから。

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