バンコクに行こうか行くまいか・・・

ご質問頂きました。

メール下さる方にお願いですが、メールにはお名前名乗って下さい。コメント欄でのやり取りなどがない方に直接お返事を差し上げることは料理教室の問い合わせ以外にはいたしません。ご質問にはブログ記事でお答えいたします。

というわけでご質問というか、ご相談です。いってみましょう。

ぺんぎん様

はじめまして。
いつもお料理の事、原発の事など参考にさせていただいています。
有難うございます。

バンコク暮らしについて、実際に暮らしていらっしゃった経験と、
現在の日本の放射能事情をふまえて
ぺんぎんさんのご意見を伺いたくメールいたしました。

年末から約1年間ですが、夫がバンコクに赴任する予定です。

私は関東在住のため、以前は、もし夫に海外赴任の機会があれば
帯同しようと思っていたのですが、
タイの水害、食事の事などを考えると、
日本で気を付けて生活していた方が
被害を少なくできるのではないか?とも思い、
渡タイする事を迷っています。
(日本の汚染食材が輸出されているような不安もあるし)

小学生と未就学児の2人の子供がいるのですが、
たった1年だと、学校にも慣れておしまい…となりそうで
子供たちにとってもストレスかな?
だったら、1年間という短い期間だし、
日本で母子3人、気を付けて暮らしていた方が
心身ともに健康でいられるのでは??

…とグルグル悩み始めています。
タイの汚染状況や、現地での生活が全く分からないですし。。。

それと、私自身、現在正社員で働いており、
仕事をやめてまでバンコクに行くべきか、
でも子供の健康を考えたら、やはり今は1年でも日本を離れた方が良いのか、
疎開情報などをみながらため息をついています。

また、私は海外生活経験ゼロ、英語もタイ語も全くできません…。
そういう不安もとてもあります。

原発問題にもバンコク暮らしにも精通していらっしゃるぺんぎんさんに
日本とバンコクとを比べて、良い点、悪い点、
もしバンコクで子連れ生活した場合の気を付ける点などを
ご教示いただけると、とても嬉しいです。

長くなってしまい申し訳ございません。
お忙しい中恐れ入りますが、ご意見うかがえると助かります!
どうぞ宜しくお願い致します。



ふ〜む、1年というのが中途半端ですねえ。この方はもう答えが出てるみたいですね。

お子さんのことを心配なさってるのでしょう、まず、色々と誤解があります。
タイの水害は稀にみるような大変な事態だったので、毎年あのようになるわけではありません。駐在日本人が住んでるエリアは水に漬からなかったので、住んでる人(工場などが漬かった働く人は別ですが)には水害よりも赤シャツの暴動の時のほうが大変だったと思います。
水害の時も暴動の時も仕事にならないから、と駐在員とその家族は日本に帰国していた人が多いみたいです。

タイに輸出されている日本の米や日本の食べ物が怪しいものが多いらしいというのは聞いた事がありますが、タイにいるのだから別に日本のものを食べなくてもタイのものを食べればいいだけだと思います。わたしは日本食レストランも稀にいきましたが、つまらない定食もイタリアンも値段が変わらないのだから、アホらしくてほとんど行きませんでした。ご飯もタイのお米が美味しいので日本米は食べなかったし、農家の友達が「米持って行こか?」と言ってくれた時も「カオホンマーリーの玄米食べてるからいらん」と断りました。
輸入食品はとても高いですし、地元のものを食べているのが結局安くて美味しいです。

なので、タイで日本食を食べなければ安心して色々食べられます。日本の食べ物はないもんだと思って暮せば何でもないことです。

海外経験がないとか、タイ語はそうでしょうけれど、英語が全く出来ないということはないでしょう。中学の時から英語は習っているのだから、それなりに出来るはずです。ただ使い方が分からないだけでしょう。バンコクでは日本語だけで生活している人も少なくないですから、言葉の問題はそれほど深刻に考えることではありません。

この方の相談でわたしが難しいな、と感じるのは、多言語環境、異文化環境に飛び込もう、という意志がまるで感じられないところです。例えば1年間の赴任先がバンコクじゃなくて広島でも言葉も違えば習慣も違うし文化もかなり違います。それを受け入れるというか、楽しむというような姿勢は絶対に必要な資質だと思うのですが、今までと同じ生活か、もっと素敵なものを期待しているような感じがします。
311以降、今日と同じ明日などありません。タイに行こうがどこに行こうが、住んでいるのは人間なのだから、1人の人としてきちんと向かい合えば良いだけのことです。

海外の日本人学校は悪くないですよ、バンコクの日本人学校は規模がとても大きいのでそれほどではないかもしれませんが、幼稚園はスクンビットのソイ46あたりだったと思いますが、もう20年以上続いている日タイ混合教育の良い幼稚園があります。

駐在員の奥さん達は仕事も出来ない(許可されない)から、お稽古に打ち込む以外、奥さん友達とゴルフ、ランチ、買い物、お茶をするくらいしか楽しみも暇つぶしもありません。いずれもお金が掛かることで、見栄の張り合いになりがちです。駐在してて貯金を食いつぶしてしまうような人も中に入るので、それでは何のための駐在かわかりません。
わたしも暇でしたので、タイ語の勉強以外の時間はスポーツクラブでヨガばかりやってました。

正社員でお勤めなのだから、たった1年のために仕事を止めるというのはもったいないと思います。休職できるなら、駐在生活を楽しまれるのもいいでしょうが、そうでなければ、海外移住の練習とか、大学院に入って勉強するとか、子供はこれを機会に海外に逃がす、などもっと明確な強い意志と目的が必要だと思います。

ご家族が日本に残られた場合、これは難しいですね。
バンコクは男性天国です。どのような会社のどのような駐在で1年行かれるのかわかりませんし、お連れ合いがどのような方かもわかりませんけれど、男性を1人バンコクで放し飼いにするにはそれなりの覚悟なり、諦めなりは必要ではないかと思います。外食も日本食を召し上がるでしょうから、放射能も召し上がるでしょう。現地の女性に入れ込んで・・・とか、一昔前はご主人が持って帰って来たエイズを奥さんにうつしちゃった・・・などという話しはいくらでも転がってます。

ブログにも書きましたが、バンコクでの生活はかなり金が掛かります。家探しも前任者から引き継げるなら面倒はありませんが、無駄に豪華でハイコストな家かもしれません。それでも1から揃えるよりは簡単です。会社がどれだけ出してくれるかによって全然違いますが、1年だけの駐在なので、会社から支給される範囲で持ち出さないように暮そうとすれば、かなり質素な、ハッキリ言って格落ちな感じを持たれるかもしれません。

日本にいてては分かりませんが、海外に出ると日本人にも二種類あります。

本国雇いと現地雇いです。

本国雇いでは、住居手当、家族の交通費、保険、車、運転手など会社持ちだったりします。おまけに現地手当と本棒は別に出たりするようですが(最近はそんな会社も減ってきたらしいけど)、現地雇いは地元タイ人よりちょっと良いくらいのお給料しか出さずにこき使ったりします。同じ日本人でこのような差別待遇が当たり前に行われていて、当然暮しぶりが違いますから、日本人同士で何かにつけて差が現れます。
このような環境は人間の心を壊します。嫌ですねえ、ほんとに嫌です。

わたしはこんなあからさまな差別と関わりたくないので、どこで暮している時でも仕事上必要のある時以外はお付き合いをしませんでした。だけど駐在員の家族として子連れで生活となればお付き合いしないわけにはいかないでしょう。

まぁ、こんな世相を勉強してくるのも良い勉強になると思います。

というわけで、結論ですが、
日本食をたべなければ放射能の心配はほぼ無し。
治安や水害は心配ない。日本の放射能のほうがハイリスク。
言葉は日本語でOK
金はかなり掛かる。
子供はこれを機会にインターに入れて海外に出してしまう準備にするには良い機会と考える。
そのためには稼ぐ必要があるので、仕事をやめずにすむ方策を考える。
男1人バンコクに放し飼いにするのは内部被曝的にも家庭問題的にも相当のリスクを覚悟し、対策すべし。
駐妻をする場合は自分をしっかり持って、勉強や趣味に打ち込むこと。

タイ語の勉強ですが、1年しっかりやればかなり出来るようになります。読み書きは2ヶ月も真剣にやれば出来ます。文字を覚えるだけなら一週間です。文字が読めるようになると面白いですよ。辞書もすぐに引けるようになります。片言でもタイ語をしゃべると楽しいです。

やっぱりタイの楽しさ、タイの美味しさを知ってるのはタイ人ですから、是非タイ語も勉強してください。海外で生活する経験というのは、「どこでも生きて行ける」という自信に繋がるのかもしれません。
タイ料理の教室ですが、良いところはなかったですねえ。もっとタイ語を勉強して地元の人と仲良くならないと、と思いました。

毎日パパイヤ食べてた日々が懐かしいです。ココナツも割ってたなぁ〜。

というわけでご参考になさってください。いいな〜、バンコクに1年〜。

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コメント

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Re: ありがとうございました!

>鍵コメさん

本当に悩ましいと思いますが、日本だけが世界ではないのだから、お子様にはどんな国でも、どんなところでも生きて行けるような教育(家庭での教育も含めて)を授けるのが今は最善だと思います。わたしに子供がいたら、全力で海外に出すだろう、ふるさとなんかあると思うな!と教育すると思いますもの。ぬるま湯でまったりしていたらダメですよ。
どうか賢明な選択をなさってください。

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Re: ふたたびお礼です。

> 鍵コメさん
子供の教育のことは、これから世界がどうなるのかなんて分からないから、生活の舞台を日本に限らないような教育を、と思うのですがそのためには親は相当に賢くならないと、ただ子供を大金使って海外生活させました、子供も苦労して恨まれました、ってなことになりかねませんよ。
本当に大切なものがなんなのか?そのためには何が出来るのか?よく考えて下さいね。

日本が危ない状況なのかどうか?一般公衆の被爆限度量が年間1ミリシーベルトなので、それを参考に今お住まいの環境と比べて下さい。将来の問題は難しいですね、明るい未来は描けません。これは被爆による健康被害だけじゃなくて、もっと色々なことも含めてです。

バンコクに行かれたら、現地の人の生活感覚(道端のソバの値段)とインターナショナルプライスの差などをよく観察して下さい。バンコクで贅沢したら青天井だし、質素に暮せば家族で月10万でお釣りが来ます。ただ、質素な生活はタイ庶民の生活なので、日本人社会の中でその生活をするのはかなりタフな精神が必要です。

とにかく、お連れ合いとよくよくお話しなさってください。1人で決めてはいけませんよ。

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Re: 耳が痛いです

>鍵コメさん、
とにかく、お連れ合いとしっかり向き合ってよくお話ししてくださいね。

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