就活中の人に、胸いっぱいの愛とエールを贈ります。

今日、姪から叔父である夫宛に宅配が来た。夫が仕事から戻ってから荷物をみて、「そういえば妹がなんだか送るって言ってた」と言いながら包みを開けたら、わたしと夫、それぞれにハンカチを送ってくれた。ハンカチ1枚が過剰に梱包されていて・・・「ハンカチよりも包みのほうが高そうだねえ」などと言いながら・・・

IMG_3613.jpg

ハンカチなんかメール便で送れば良いのに、などと合理主義にかんがえてしまうわたしは夢のないつまらない女だ。きっとこのブランドは働き始めた彼女にとってあこがれのブランドで、自分ならこんなハンカチが欲しいと思って一生懸命選んでくれたんだろう、と思う。いかにも、紺色のスーツを着たフレッシュマンが持つと似合いそうなハンカチ。

彼女はこの三月に大学を卒業して、4月から働き始めた。
添えられていた手紙には。試用期間も無事に終えて正社員になった、「今とても幸せです。これからも頑張っていきます」と。

姪は比較的早い段階で内定が決まっていた。勤め先は神奈川の支店のはずだった。遠いけれど自宅から通える距離ではある。交通費はいくらか自腹になるかもしれないが一人暮らしよりばいい。
何度も研修があって、彼女はすっかりその会社で働くつもりになっていた。同期の友達も出来てたみたいだった。しかし、年が明ける頃に突然会社から「大阪の営業所勤務」という話しになってきたので騒動になった。

支度金のようなものは出ないらしい。家賃補助は多少あったにしても就職にあたって家探しから始めないといけないという状況。姪は1人で生活したことなどないから、1人暮らしにどれだけのお金が掛かるかなんてことは考えたこともない。貯金なども無い上に奨学金の返済もある。

2月の中頃、夫とわたしが義父の法事のために夫実家に行った時、姪の大阪問題で実際の金額を計算して生活出来るかどうかを議論している時だった。姪と母親は感情がこんがらがって険悪になっている。

最初、わたしたちは姪が大阪に行くことを好ましく思っていた。親元を離れるのも良いことだし、関東を離れるのも良いことだ、と。しかし、よくよく聞いてみると、姪の就職しようとしている会社はブラックとまではいわないけれど、社員の離職率の高い会社であった。

姪や姪の母親と色々と話しているうちに色んなことが分かってきた。100人チョイの社員しかいない会社で新入社員を45人も採るという。しかも全員が営業。

つまり、言い方は悪いが「使い捨て」するつもりだ。残るヤツだけが残ればいい、と。

就活は大変だ。手っ取り早く内定をもらえたところに決めてしまいたい気持ちは良くわかる。姪だってそうだった。かつてのわたしもそうだった。

だけど、何か特殊な技能や才能、コネなどがない普通の人間にとって、新卒の時にどんな会社に入るかで残りの人生がほとんど決まってしまうと言っても言い過ぎじゃない。

その夜、姪、夫、わたしの三人で朝の4時くらいまで話しをした。
世の中がどんなに不公平に出来ているか、お金は稼ぐのがどれだけ大変で使うのはどんなに簡単か、水商売なるお仕事はどういう仕組みになっているか?早い話しが世の中の現実はババ抜き。間抜けなヤツがババを引くようになっている。

例えば給料、基本給とその他手当の割合が、マトモな会社なら基本給がほとんどでその他手当が“手当”程度だけど、小さな会社では、求人用に給料の金額はソレなりの金額にはなっているが、その内訳は基本給が半分くらいで残りはその他手当となっている事が多い。
その場合、まず最初に響くのはボーナスの金額。ボーナスは基本給の○ヶ月分になっているからここで差が出る。その上、手当は手当なのだから会社の都合でいつでも減らせる。給料の内訳は要チェックだ。

世の中にはそういうカラクリがある。

まだ2月。卒業までにあと一ヶ月ある。友達との卒業旅行はキャンセルして、すぐに大学の就職課に行け、今からだってまだマトモな会社が求人しているから、と。

翌日の法事の日、夫の弟もやってきて家族会議のようになる。彼は夫よりも社会経験も長く、マトモな会社員をやっているので、経験値も高い。彼も最初は「今更就活?」と言ってたけれど、姪が内定している会社を調べるうちに「うーん、これは・・・」という話しになって、彼の会社の周辺の会社と働く人の実態について色々と語ってくれた。

結局姪は3月になって東京のあまり大きくはない設計事務所に就職した。面接の時に「どうして今頃求人を出すのか?」と聞いたらしい。すると、会社の人は「ウチのような小さい会社は早い時期に求人を出しても来てくれないでしょ」と。

3ヶ月の試用期間を無事終了し、姪は今「とても幸せ」と書いてくる。あの時に必死でわたしのことを考えてくれて、と。

さっき電話してみたら、最初に内定が決まっていた会社の同期はほとんど離職してしまったらしい。



就職を考える時に具体的にやりたいことが見えてる人なんか極わずかだと思います。そういう人は何がやりたいか、何が出来るかもわからないまま闇雲に就職活動をすることになって、疲労困憊すると思います。

適当なところで手を打ってしまいたくなる気持ちも良くわかるけれど、新卒というカードはプラチナカードなのだから、適当なところでこのカードを切ってしまったら、もう後はありません。なにか特殊でリスクの高いこと(わたしの場合は青年海外協力隊で出稼ぎ)にでも手を出さないと逆転ホームランはありません。

まだ内定が決まってない人も、内定の決まった就職先に不安がある人も、どうか卒業まで諦めないで、自分自身とよく向き合って、何が出来て何が出来ないのか、何が向いていて何に向いてないのか、10年後の30代にどんな風に暮していたいのかをイメージしてみて、よく調べて、よく考えて、先輩の話しなども聞いてみて、最後まで諦めないで、卒業まで踏ん張って、粘れ!

人生を自分の手で掴み取れ!

今は辛いかもしれないけれど、人生で踏ん張りどころはそう何回もありません。そして、今は最大の踏ん張りどころなんだからね。妥協するなよ!

何でこんなこと書くかというと、わたしがあの時に何も考えずに適当なことをしたので、その後の人生がとっても大変だったからです。就職の時は地獄かもしれないけれど、そこで手を抜くと未来永劫イバラの道を歩ことになります。

だから、今はがんばれ!

だってこの世は Wild World なんだもん。

歌詞の訳はこちらのサイトでもご参照ください。→

ランキングに参加しております。
いつも応援ありがとうございます。
にほんブログ村 料理ブログ ローフードへ
にほんブログ村
にほんブログ村 有機・オーガニック

関連記事

コメント

コメントの投稿