資本主義の行き着くところ。「モンサントの不自然な食べ物」

今広島では「食と農の映画祭」というのをやっている。
食と農の映画祭
あ〜、いつも展覧会の前なので、見たいもの全部を観に行けるわけじゃないけど、なんとかモンサントと「放射線を浴びたX年後」だけは観に行こう、と思っていて、早速モンサントをやっつけてきた。

今わたしたちに牙をむいている電力会社の原発とその副産物の放射能、本来ならば放射線管理区域にしなくちゃいけないところが広大に広がって、つーか、放射線管理区域から出しちゃいけなかったものを出しちゃって知らんぷりしていて、自分たちは誰も責任なんかとらなくて、退職金もたっぷりもらって、社員だってちゃんとボーナスもらって、電気代は値上げしちゃったりする。むき出しの資本主義に晒されて、目を白黒するばかり。

それを世界規模で、食べ物で、農薬とセットで、食料生産で、種で、特許で、「1ドルたりとも無駄にしない」という社是で、政府の要職と多国籍企業の“回転ドア人事”。

監督のマリー=モニクさんは人差し指2本でポチポチとキーボードを叩いて、検索する。データや論文、ジャーナルを見つけ出し、その本人にインタビューに行く。またそポチポチとキーボードを叩いて、検索。アメリカに、イギリスに、インドに、メキシコに、パラグアイに、ブラジルに、取材に出掛けて話しを聞いてくる。

ドキュメンタリーとしてすごく斬新な作りになっている。ナレーションも取材もほとんどお一人でこなしているようだった。

インドの綿農家で遺伝子組み換えコットン導入後農家の自殺が急増した。これは、種子が高く、薬も高く、借金が嵩んだ結果。インドでは60年代以降”緑の革命”という名前で高収量品種の導入がされた。この時も灌漑、農薬、肥料がセットだったけれど、収穫量は増えた。しかし、今回の遺伝子組み換えは、コストと危険だけしかもたらさない、とインドの運動家の言葉が印象に残っているのは、わたしがあの旨くも何ともない高収量品種を知ってるから。緑の革命のおかげで人々が飢えから救われた、と本気で信じている人が未だにたくさんいるけれど、それはあまり正しくない。緑の革命のおかげで灌漑のしすぎで土中から塩が上がってきて塩害で広大な土地が砂漠になってしまったり、ヒ素が上がって来て深刻な健康被害が出たりしているんだから、緑の革命でなくて、もっとモデレートな品種改良という方法もあったんじゃないか、と思う。

で、モンサントだ。これを見て今わたしたちがどんな世界で暮しているのか、よく知っておいた方が良い。東電さんだって日本政府の要職と回転ドアで人が行ったり来たりしてるんだろうと思う。

わたしに出来る事は、小さな庭を耕して、遺伝子組み換えでない種を蒔いて、薬を使わずに野菜を作って、それが出来なきゃ(ウチの庭はほとんど荒れ地で、ハーブ以外ほとんど出来ない)地元の人が作るものをお金と交換で分けてもらって、もうちょっと大規模になったら、生協で、という風に、作る人がわかってるものを食べて、在来種をそれなりに維持して、自分自身にも薬を使わずに、がつがつしないで暮すことくらいです。

映画の後と〜っても荒谷で久しぶりに天丼を食べて、夕食は軽めに、ということで、ローラザニアの試作&試食。
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(庭のバジルは今日で全部片付けてしまった。最後だから葉っぱも固そうだし、揃ってないのがご愛嬌)
今回はホウレン草も挟まっているバージョン。
器に詰めるのはまぁ出来るけど…問題は切り分け。

IMG_3774.jpg

まぁ、なんとか出来ました。3段くらいだったら問題なくサーブ出来るわ。写真で見るとチーズがとろっと溶けてるように見えるけど、実際にはミルサーで作ったからけっこうツブツブしてます。

夫@ローフード嫌い の感想は、「サラダと思って食べたら美味しいけど、これをラザニアだ、と言われると困る」。はい、ごもっともでございます。このラザニアの上にホンモノのパルメジャーノをトッピングしたらぐっと美味しくなりました。
「これってローフード的にどうなの?」と夫が鋭く突っ込みます。「いや、その、ホントはダメなんだけど、チーズ乗せるレシピを書いてある本もあるのよ」としどろもどろ。

ズッキーニが余ったので、アジアンナッツソースを作ってちょこっとパッタイも。
IMG_3773.jpg

ローフードって、色々見立て料理にするので、加熱料理の何かを想定してそれをナッツやシードと野菜とフルーツだけで再現するプロセスがすごく面白い。ローフードにハマる人の半分くらいはこのメニュー開発の面白さが原因なんじゃなかろうか?

覚えてるうちにレシピを書いてしまわなくちゃ。
モンサントみたいな大きな資本主義なんかわたしの生活には必要ないのよ。

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コメント

No title

ぺんぎんさん。
お久しぶりです。モンサント、私は今週の土曜日観に行きます。
楽しみ・・・。
この世の中の仕組みを変えていかない限り、いろんな嫌なことは
変わらないよね。たくさんの人がそれに気づいて、今までの習慣を
少しでも変えたらちょっとは住みよくなるのにね。
あ、そうそう鍼灸は対処療法でないです。
ただし、世の中と同じでどんな治療法でも自分自身の悪しき習慣に気づき、
それを改めない限り治りません。
バランスの問題・・・。
世の中のバランスも狂ってるもんなー。
仕事やめてもうすぐ1年になりますが、人の身体のバランス整えるより
社会のバランス整える方に精出してます。
だけど、どっちも同じことなんだと書きながら思いました。
ひとり言のようなコメント失礼致しました!

Re: No title

>mogusaさん
お久しぶりです。
そうなんですね。痛いところを手軽に治してもらおうと鍼に行く患者の態度に問題があるんですよねえ。
おっしゃる通り、自分の悪しき習慣に気付き、それを変えないかぎり治らないんですよね。社会との関わりも自分の身体との関わりも同じですね。
mogusaさん仕事止めちゃったんですか?それはもったいない!わたしはまた新しい家で続けてらっしゃるんだとばっかり思ってました。
鍼灸と身体のお話しもブログに書いてくださいよ〜。

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