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温亀作者、金九漢(キム・クハン)氏に聞く。最終回 温亀の素材の不思議。

ムンハンさんのミラクル、クハンさんのミラクル、喘息なんて普通治らないし、クハンさんの怪我でスタコラ歩けるようになるなんて考えられない、なにしろ、骨盤が4っつに割れたんですもん。

それがなぜか治ってしまった、という不思議。温亀の素材は、窯の中で煤をたくさん発生させて、その煤を陶器の中に取り込むという製法なんだそうです。だから、表面はきれいな肌色だけど、中は黒くなります。

わたしの手元に温亀のスライスがありますが、中はまっくろ。
IMG_4115.jpg

考えてみたら不思議です。普通の陶器はレンジでチンしても熱くなりません。レンチンしていちいち茶碗が熱くなってたらご飯がこびりついて大変です。だけど温亀をレンチンすると熱くなります。陶器の中に水があるってことだと思います。

温亀とか、消臭ぺんぎんなどの素材のことをスオム製品とクハンさんは名付けておられますが、そのスオム製品をレンジにかけてカナヅチで割ってみると、中がマグマのように赤くなっているそうです。
「やったことありますか? わたしは何十回もやってみましたよ。中は真っ赤です」

わたしは1人のエンドユーザーですから、もったいなくて割れるわけないじゃないですか!でも、レンジでチンしたら、外はそれほど熱くないけれど、中からどんどん熱が放射される感じがするので、クハンさんが中は赤く溶けたようになるとおっしゃるなら、その通りなんだと思います。

お話しを聞いてみましょう。

「ここから出る熱というのが、バイオフォトンとか、育成光線、最近ではPDP、プラチナ・ダイアモンド・フォトンと呼ばれるもので、この光が、光といっても目には見えませんけれど、植物に当たると、テラ・ヘルツに変わります。普通見えたり聞こえたりする周波数はメガヘルツの世界ですが、これがテラヘルツ、1秒に1兆回バイブレーションします。服なんか透過して身体にあたって1秒に1兆回震動させます。これ、エネルギーを使うので、ダイエット効果もあるんですよ。人体では、血流の末端まで震動が届いて、これで血流が旺盛になって、赤血球が増えて、ナチュラルキラー細胞が活性化されるんです。こういうことはアメリカの臨床実験で分かってきてます。このPDP技術というのは、490億ドルかけて開発されて、MRIや、最近では飛行機の保安検査で問題になってる、ヌードみたいに見えちゃうという、あれにも応用されてますよ。アメリカでは、この技術を10大未来政策産業と位置づけているんです。日本もそうでしょ、韓国もやっとそうなりました。

赤血球が増えて、マクロファージが増えるので、自己免疫能力が高まります。日本新素材という会社のOさんという方が測定してくれたのですが、わたしの薪ストーブからはバイオフォトンが93.5%まで上がっていて、80%から落ちることがないんだそうです。それで妹もわたしもよくなったのかなぁ、それ以外に考えられません」

赤血球が増えてるのか、マクロファージが増えてるのか、わたしには良く分かりません。右肘が痛いのは相変わらずですが、毎晩亀を抱えて寝るようになって二度目の冬、今年はしもやけができません。身体も暖かいので、寝る時に亀を持って行くのを忘れる時さえあります。

最後にクハンさんはご自分のことを陶芸家なのか、それとも彫刻家なのか、どのように考えておられるのかお聞きしました。

「どちらでもいいんですけれど、陶彫家という言葉を作りました。わたしはただ生きてるだけの人間ですよ、一生懸命生きてはいますけれどもね。ただの人間です。

今でも表土のことには興味を持っているんですよ。表土を20センチ作るのに一万年掛かるんです。これを放射能で汚してしまうなんてのは罪ですよ、大罪です」

ほんとうにそうですね。

では、クハンさんの最新の作品をご紹介しましょう。
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仏像を作っておられます。仏像にはカバーが掛かってるけれど、左側に窯が見えます。窯も作品にあわせて作るんです。仏像の下にはレールがあって、それで窯の中へ移動させて焼くんだそうです。

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仏像のスケッチと工房の様子。

この終末のような世界に、金九漢さんという希有な人がいて、百済の焼き物を復活されて、そのミラクルな素材の恩恵を受けられるのは、とても幸せなことなのかもしれません。

日本は大変な状態にありますが、クハンさんの民主化運動活動家としての経験からも学ぶことがたくさんありそうです。クハンさん、長い時間、言葉を選びながら日本語でお話ししてくださってありがとうございました。

そして、このインタビューをセッティングして付合ってくれたGBマダム、K美ちゃん、どうもありがとうございました。

クハンさんは「わたしのことを本に書いてる人がいるんですよ。岩波書店から出版されるそうです。色々話しを聞いていきましたよ」とおっしゃってたけれど、そのライターさんのお名前を聞きそびれてしまいました。出版が待ち遠しいです。

金九漢さんからの聞き取りは、2013年1月24日、利川にて行われました。
この連載は、このたびのインタビューを中心に、これまで九漢さんから直接お聞きしたことから再構成しています。
無断転載・無断引用、お断りいたします。

温亀作者、金九漢(キム・クハン)氏に聞く。その1 青春。
温亀作者、金九漢(キム・クハン)氏に聞く。その2 百済の陶工が残した仕事
温亀作者、金九漢(キム・クハン)氏に聞く。その3 金九漢さんの作品のこと。
温亀作者、金九漢(キム・クハン)氏に聞く。その4 金九漢さんの妹さん。


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コメント

読後感想文

 金九漢さんのご紹介シリーズ 毎日息をのむように じっと読ませてもらいました。
ぺんぎんの台所の読者になって1年足らずですが いつも人物や本の紹介のページでは 引き込まれるように読んでしまいます。
 今回の金九漢さんシリーズは 写真も多く特別にリキが入っているように感じられました。
さらに作品を紹介してもらいたい、ご本人にもお会いしてみたいという気分になりました。九漢さんが現在の作品を制作するようになる道程が鮮明に想像できました。
 どうも ぺんぎんさんは染織家としての能力もさることながら 人の魅力を見出し表現する才気のあふれる方のようです。
年齢不詳の文体で行を進められ ドッキリさせられたりハッと思わせられたりの連続です。今後のご活躍を期待しています。
 ちなみにぺんぎんさんの言葉の魔力にのせられて 温亀さんを娘のために購入しましたが とても役立って感謝しています。

No title

ほんとにそうです、わたしも温亀愛好者になってちょうど1年ですけど、もうそれなしでは寝れない温かさ。それでもってこんな効能があるなんて、トシとるのも怖くない!

Re: 読後感想文

>  いっちゃん
えらい褒めて下さって、気持ち悪い・・、いや、ありがとうございます。九漢さんのことを検索して読みにくる人に間違いがあったらいけないので、かなり気をつけて書きました。まだ書き直さないといけないところもあります。
クハンさんを小出さんに会わせたいんだけど、小出さんがもうちょっとヒマにならないと無理だわ。その時には、いっちゃんも是非!不調法なわたしと違って、一緒にお酒飲みながらご飯食べると楽しい方ですよ。

温亀、ご令嬢様の僕にさせていただけて、光栄です。お役に立ってるようで、それも嬉しいです。ひまし油しっぷもやってみるといいよ、と広島のオバちゃんが言ってたとお伝え下さい。

言葉の魔力って・・・詐欺師になる勉強でもしようかしらん。
丁寧なご感想、ありがとうございました。
小出さんとクハンさんといっちゃんが今もつづく戦争の話しでお酒飲みながら盛り上がる姿が目に見えるぞよ。

>malo姐さん。
malo姐さんに抱かれる亀は幸せ者!

クハンさんの工房は?

 はじめまして。クハンさんの工房を以前から訪ねてみたいと思っていました。あの家も見てみたいと思っていました。何年か前、長野の渡来人祭りでお会いして以来、また、その時、青磁のとっくりとちょこを求め、愛用しています。このたび利川へ行こうかと計画中です。利川の観光案内所とかで工房のことがわかりますか?行き方を調べていました。そこで、このブログにばったり。楽しく、ためになります。広島在住ですか?またのぞかしてください。

Re: クハンさんの工房は?

> KAZUさん
ご訪問&コメントありがとうございます。
渡来人祭りなんてのがあるのですね、楽しそうです。
クハンさんの工房、観光案内所のようなところでわかるかどうか・・・・
工房は観光客がくるようなところではありませんし、一般の見学を受け入れているような雰囲気もないし、そもそもクハンさんはあちこち飛び回っているので、利川にいるとは限らないし・・・どうでしょう?
工房には展示室のようなものもないので、基本的には販売もしていないと思います。

クハンさんの作品展は今年、ギャラリー・ガラージュ・ベーで個展の予定があったように思いますので、その時には是非経堂までお出かけ下さい。

あまりお役に立てなくて申し訳ございません。
韓国旅行、お楽しみ下さいね。

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