「『動かないと』人は病むー生活不活発病とは何か」

わたしは引きこもり兼業主婦なので、家でじぃ〜っとしていることが多い。洗濯物を干したり、ゴミ捨てに行ったりしなければ、家から一歩も出ない日もある。

夫はちゃんと社会人をしているので、毎日会社に行って、会社の中ではエレベーターを使わないで階段を登ったり降りたり、広い会社の中をウロウロして動き回っているだけでなく、一日にいくつも用事をこなしたり、会社から戻ってきたら「運動しに行こう」と嫌がるわたしに無理矢理準備させたり、「アンタ、何でそんなに元気なの?」と思うくらい活発。疲れを知らない人のようだ。頭の回転だって、素材の違いを割り引いても5倍くらい早い。

わたしときた日にゃ、一日一善、日頃やらないような大変な用事をひとつこなしたらもう後はごはんの準備が出来るかどうかも怪しいもんだ。

この差はなんだろう?と不思議だった。なんにもしないでいると、どんどん出来なくなる。立つのも億劫、狭い家でさえ広過ぎて台所の向こう側にあるトイレが遠い。二階の寝室なんて・・・二階に登る?ってな気分になることさえある。

この本を読んで謎が解けた。

「動かない」と人は病む――生活不活発病とは何か (講談社現代新書)「動かない」と人は病む――生活不活発病とは何か (講談社現代新書)
(2013/05/17)
大川 弥生

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不活発な生活をしていたら、ますます不活発になる不活発スパイラルに陥るらしい。
この本はリハビリの専門家のお医者さんが書いた本で、とくに高齢者のケースについて書いてあるけれど、これ、高齢者に限らないよ、主婦にも多いぞ。

高齢の人が肺炎とか、ちょっとした怪我とかして大事をとって安静にしていたとします。

すると、怪我や病気の前には普通に出来ていたことが出来なくなっているんだそうです。「歳のせい」とか、「病気だからな」と安静にしていたら、増々身体が動かなくなって、動くことも億劫になって、頭の働きも弱くなって、痴呆の症状さえ出てくるんだとか・・・

恐ろしいことです。

そういえば、わたしの父は耳下腺のちかくの腫瘍をとる手術を受けて、大事大事にしているうちにホントに旅行もダイビングも、最寄り駅繁華街への買い物とか、たこ焼きとかも行かなくなって、面白くない、と母がこぼしていますが、これって正に「生活不活発病」じゃないですか。

せめて家の中では横になってないで座っているとかすればいいけれど、うちの実家も座敷生活だからついゴロゴロしてテレビを見てるうちにウトウトしている。父はもちろん家事なんかしないから、「お茶のみたいなぁ」と言えばお茶が出てくるし、「おぅ、ちょっとみかん食おか」と言えばみかんが出てくる。「そろそろ風呂入りたいなぁ」と言えばお風呂は沸いているわけだ。

これをハイハイと重たい腰を上げてお茶だみかんだと準備をする母は元気なもんで、旅行に行きたくてウズウズしちゃうわけですが、安静にしていたらどんどん機能が劣化して、歩けた人が歩けなくなっちゃうよ、と先日実家に戻った時に本の受け売りをしておいた。

年寄りも大問題だけれど、若い人だってこうなっちゃう。

本の最後に2歳の子の話しが出てくるけれど、2歳児でさえ長らく安静にしていたら歩けなくなって、歩行訓練から始めなければならなくなる。病気だろうが、頭痛だろうが、ウツだろうが、安静にしていてあまり良いことはないらしい。身の回りのことから少しづつ身体を馴らして、ちょっと無理するくらいに身体は使わないとダメになってしまうらしい。

身体だけじゃなくて脳の機能もそれにつれて衰えてくるというのだから、恐ろしい話しです。

家事という終わりのない仕事があるというのはとても有り難いことなのかもしれません。だから女性のほうが長生きなのかもね。


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コメント

No title

その上、セニョールは畑仕事も頑張ってるし^^(菊^――^菊)

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Re: No title

>菊さま〜。
畑しごと?はぁ〜?畑?どこが? 荒れ地しかないんですが・・・
キュウリの苗のチェックは趣味みたいです。
最近剪定が上手になって色んなもの剪定して遊んでいるようです。


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