涼しくなったので着物を着てみる。

台風が去って涼しいというより急に寒くなって、またまた箪笥の中の入れ替えをした。
こんなに極端に気温が変わったら、人間も大変だけど、植物や動物のみなさんも大変だろう。毛が抜け替わるのはきっと間に合わないけれど、服の入れ替えで済むのだから有り難いことです。

着物のお稽古はあと1回残っているけれど、もうお太鼓は結べるし、帯結びもちょっとわかったら後はネットで結び方を調べて色々結べそう。

久しぶりに練習用に母からもらってきたおばあちゃん(母方)の着物を着る。これはちょっと丈が短いけどお端折ができないほどじゃない。袷(裏地のついた着物)だから7月からの着付けのお稽古で大汗かきながら着たものでした。
(浴衣でお稽古しようと思ったら、最初は絹の着物がいいと先生がおっしゃった。結局、絹の着物は滑って着にくいので、お稽古には確かにその方が良かったんです

わたしが習った着付けは、いわゆる着付け道具を使わない方法で、普段着着物の着方を教える教室なのだけど、タオルで補正だけはする。確かに補正をした方が帯も落ち着くし、その結果衿も乱れにくいのだけれど、どうにも納得がいかない部分がある。

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に出て来るナオミの帯を解いて着物を脱がせて、長襦袢をハラリと脱がせたら・・・
腹にタオルを巻いていたのか?

細雪

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(1983/01/10)
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の姉妹はオッパイをサラシで押しつぶし、胸にタオルを入れていたのか?
(わたしの習った着付けでは胸にタオルは入れない)

補正なしの着物姿はイマイチというのが納得いかない。

わたしの習った着付けは衣紋抜き(長襦袢の後ろに変なびらびらがついている)に腰紐を通したり、コーリンベルトを使ったり、帯枕を固定するクリップを使ったりしないのでまだいいが、着付け道具をさまざまに使う着方を習った人がステキな人とデートをして・・・

シッポリといい雰囲気になった時、ちょっと待って下さい、と別室に引き下がって長襦袢に着替えて現れるなんて幻滅じゃないですか。
それとも、着物を脱がせようとしたら、コーリンベルトの外し方を知らなくて手間取ったり、汗で重くなったタオルや補正パッドを外して・・・なんてしているうちにシッポリ感も “なんだかよくわからないけれど、大変ですねえ、失礼しました” になってしまうのではないだろうか、と余計な心配をしてしまう。


残念ながらわたしは誰かの前で脱ぐことを想定して着物を着ることはない(夫のいるすぐ隣で着たり脱いだりしてるけど、それは住宅事情の問題だしぃ・・・)けれど、あの色気のなさはどうにも気分が上がらない。それも着物離れの一因に違いないと思うのよ。西洋の服の下着って、普通の下着でもそれなりにセクシーじゃないですか。

というわけで、家では面倒というのが一番の理由で、補正無しで着てる。襷と前掛けでお炊事もする。糸紡ぎもする。

IMG_5045.jpg
補正、伊達締め、帯板なし。

今日は半巾を姉さん結びとやらにしてみた。帯板もしてないけどそれなりです。
この祖母の紬は、母が “これなら洋服にでもなりそう” ともらってきたもの。わたしが着物で着ることで、このおばあちゃんの着物、切り刻まれずに命永らえました。

着物は胴回りをしっかりと温めて、腕や脇は風が通るので、身体は温かいけれど、頭はのぼせないという気がする。冷え性の人には良い衣装だろう。

掛け襟にもおくみにも大きなシミがあるけれど、それはおばあちゃんが何度もお袖を通してどこかに着て行ったってことだと思うとシミも汚れも愛おしい。もっとわたしが着て、それから洗い張りに出したらいいわ。
この着物に半巾を矢の字に締めて映画に行こうかしら?

袷の着物はこの紬とちりめんの小紋を持ってきているだけだから、また実家に着物を取りに行かなくちゃ。

おばあちゃんの着物を着て出掛けよう!


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コメント

はじめまして!

着らくの師匠のブログからお邪魔します^ ^

もぅ、着物の下のタオルの話し、ホントにその通りですよね!!
紐を解くだけで。。。という男共の妄想をぶち壊すタオル補整に訳わからない着付け用具!
寸胴が美しいなんて、誰が思うのでしょうか。

私も数ヶ月前まで、数回ですが多分同じ流派の着付け教室に行っていました。
諸事情で辞めましたが。。。かえってスッキリ気持ちよく着物を着られています(笑)

またお邪魔させてください~

Re: はじめまして!

> のちうさん
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
ナオミの話し、もっと受けるかと思ったのですが、やっとコメント頂けてメチャ嬉しいです。ほんと着物の下着の色気のなさ、何とかならないもんでしょうかね?色がピンクだったり、レースがついてりゃ良いってもんじゃない!と思うのはわたしだけじゃないと思います。

のちうさんのブログを拝見しましたが、わたしが行ってる流派(?)とは違うみたいですよ。
最後の講習では、袋帯の二重太鼓の簡単な締め方と、名古屋帯で銀座結びを教えてもらう予定です。ネットや本でも帯結びは出来るけれど、人から教えてもらうと要領がわかり易いので助かります。
(でも先生はウエストの補正は必要派なの)

長襦袢の伊達締めも、襦袢の衿が崩れにくいなら冬は巻いてもいいかな、とか。
わたしはもう若くないので、あんまりみっともないのも世間にご迷惑かけるので、少々きにしてますが、のちうさんはお若そうだから、たっぷり楽しんでくださいね〜。

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