生きてるだけで丸儲け。

新しい集まりに行って、楽しみといえばやはり人との出会い。
わたしはたいてい1人でホイホイと出掛けて行くので、何処へいってもアウェー。人との縁は、あれば繋がるし、なければ必要ない、という感じ。
新しい場所なので、様子も作法も分からないから、なんとなく回りの様子をキョロキョロと見回して・・・

適当なところに自分のショールや水筒を置いて、開始時間までロビーのソファーで本を読んで時間を潰して、大広間に集まって自己紹介。

わたしの1人置いて隣に30代半ばの元気の良さそうな男がいた。レイバンのちょっと高そうなサングラスかけて、緑色の五本指靴下を履いて、しかも大きな穴が2つも空いている。ふざけたヤツだ。

一座坐って、休み時間になんとなく並んだ3人で話しを始めた。柔道整体師だとか、二宮整体をやっている、とか。裸足の法蔵さんを捕まえて、靴下履かないで足は冷たくないのか?とか、風邪引きませんか?とか、坐禅の時は靴下を脱いだ方が良いのか?とか聞いている。
この人は真冬の長野で滝行をする人捕まえて何を聞いてるんだ?呆れたヤツだ。

次の一座が終わって、「ちょっと整体させてください」とその彼がわたしの後ろに坐って頭に手を当てて整体を始めてくれた。

結構理屈っぽいんですね。うわ〜、食べるの好きですね。

ほっといてくれ!
身体を触ってそんな余分なことまで分かるのが二宮整体らしい。ゴツい手をして、畑もしてるから手はザラザラでゴツゴツだ。背骨のまわりをゆっくりと気を入れながら指圧してくれるのがすごく気持ち良い。首回り、肩の付け根、背中の奥など、わたしの硬いポイントをロルフィングともタイマッサージともちがうアプローチでジワジワと解してくれる。

10分くらいの施術だったと思うけど、頭から肩、腕手首まで丁寧に色々してもらった。なんかちょっと背中に入ってた板が薄くなった感じがする。

ありがとう〜。

彼はわたしが織物をやっていると言うととても興味を持って、「え〜、こんなん1枚ヨメさんにプレゼントしたい」といってくれた。

話しをしていると、サングラスの奥の右目がまったくまばたきしない。よく見たらオデコはぼこぼこだし、歯もかなり差し歯が入っている。

「おれ、1度死にはぐれましたから」

それから怪我の詳細を教えてくれたけれど、あんた、よく生きてたね、というような怪我。オレの身体よりも救急医療がスゴい、ということのほうが感動したらしい。

後遺症で辛いとかないの?
「首がちょっと。それから癲癇の発作が稀に出るので、車の運転はできません」

とか言いながら、いや〜、ちょっとやっちゃってさぁ〜、みたいなノリで悲壮感のカケラもない。

怪我して良かったっすよ。ヨメさんとも出会えたし。怪我してなかったら今でももとの会社で働いてましたよ。

加害者とは揉めなかったの?と聞いたら、
「いや、一切。金もらってもしょうがないですから」

事故から目覚めるまで3日、入院一ヶ月だったらしい。その後柔道整体師の資格を取って、保険が使える整体院をしていたのだけれど、お金にはなるけど面白くないといって、二宮整体を勉強し始めて、今は保険はあつかわず二宮整体だけやっているらしい。

怪我のおかげで面白い人生を手に入れたんだから、思いっきり楽しむんだ!というオーラが全身からほとばしっている。

生きてるだけで丸儲け、とはいうけれど、彼はその「生きてるだけで丸儲け」が服を着て歩いているような人だ。
初めての断食でも辛そうなところもなく、人に整体してあげて、玲子さんや法蔵さんと話し込んでいた。
根の明るい人なんだろうけれど、大けがした後は落ち込んだり先のことを心配したり、悩んだ時期だってあっただろうに、そんな感じはチラとも見せない。

彼は保険の範囲でOKにすることで、加害者のカルマまで清算してしまっている。
交通事故のように明らかな加害者がいたら憎んだり恨んだりできるのにそんなこともしないことで自分のカルマも清算している。
片目で不自由なこともあるだろうし、雨の日や体調の悪い時は痛みもあるだろうけれど、そんなことより今の生活のほうが断然いいんだ、という彼の生き方には深く感動してしまった。

世の中にはすごい人がいるもんだ。

マサル、あんた、すごいよ。会えて嬉しかった。また会えるの楽しみにしてるね。
二宮整体ってすごいのね。→

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