浴衣を着て「世界の果ての通学路」を観て、浴衣祭り「とうかさん」。

宣伝が始まってからすごく観たいと思ってた映画

世界の果ての通学路」

学校はわたしにとって楽しいところではなかったけれど、これを終わらせなければ次はもっと大変だ、という想いはあったので我慢して我慢してなんとか終わらせた。わたしには外国(もちろん、英語圏でもフランス語圏でもない、部族語みたいなのしか通じないようなへんぴなところ)で暮してみたい、ということと、織物したい、という以外に将来の夢も目標も特になかったので、勉強を頑張ることもしなかった。消極的でも読み書きも覚えたし、自分の心の中のことを言葉にして表現する方法も、聞いたことの概略をまとめることも、言われることのその意味について考えることも、地図を読んだり、時計を読んだり簡単な計算をしたり、統計の数字がナニを言ってるのかを落ち着いて考えてみたり、ということが出来る。

バングラデシュで働いてみて、学校に行けないで働かざるをえない子供たちに出会った。子供といえども大人の眼差しをしている。子供らしくいられることというのは恵まれていて、学校に行くことも行かせてもらえることも、行ける環境にあることも、これは当たり前じゃないんだ、時計が読めたり、地図を読んだり描いたりできるのも、自分の名前が書けるのも、当たり前じゃないんだ、ということを知った。

この映画に出てくる子供は信じられないくらいの距離を、毎日トレッキングしながら学校に通っている。小さいのにもっと小さい弟や妹を気遣いながら、命の危険もあるのに、毎日(モロッコの少女は週一)学校へ向かう。片道18キロとか、サバンナを15キロ2時間とか。

そこまでして学校に通う子供たち、自分の未来に明確な目的を持っている。勉強することに、そのために学校に通うことに何の疑問も持ってない。学校に通わせる親達もすごい。特に足の悪いサミュエルのお母さん、海を眺めたいといえば、波打ち際まで連れて行き、丹念にマッサージをして、サミュエルよりもさらに小さい弟たち2人にサミュエルの車いすを押させて4キロ離れた学校まで通わせる。大人が車いすを押す(押すというより、運ぶ感じ)んじゃなくて、それを子供にさせるところがすごい。

チビの弟達が一難去ってまた一難な道中をどうにか切り抜けて、学校の門を入ったら、サミュエルのクラスメイト達が弟達から車いすを受け取って、みんなで教室までサミュエルを運ぶ。タミルのどんな学校なのかわからないけれど、女の子の赤いリボンを見るとあ〜、インドだなぁ、と思う。

最近よく思うのだけど、人というのは目標を持ったらどんなことでも成し遂げられるし、何にでもなれるんじゃなかろうか?と思う。もちろん、わたしがカールルイスみたいに走れるようになりたいと思ったとしてもカールルイスになれるはずはないけれど、そうじゃなくて、自分がなれることを本気でなりたい、やりたい、と思ったらそれは必ず叶うと思う。理由はその目標に向かって、どうすれば出来るのか、こへ行けばいいのか、誰に会えば良いのか、どんなスキルを身につければいいのか、そのためにはどんな努力をすればいいのか、ってことを考えて実行するからじゃなかろうか、と思うのです。

ならば、360度、人影も何もないようなところを何キロも学校に通う子供たちが胸に秘めている将来の夢、希望、目標は必ず叶うし、目標が、夢が、希望があるからあの子達は毎日学校への旅を続けられる、学校は未来への手段だって知ってるんだ。

「学校」という装置については問題はもちろんあるけれど、学校が嫌いだったわたしでも学校で得たものも大きかったし、学校でないと得られないものもたくさんあった。何より、卒業してからも「ランチしよう」と友達が中国山地を越えて会いにきてくれる、そんな付き合いがあるのも学校がキッカケだった。

本国フランスでも大ヒットだったというけれど、日本でもロングランしているようです。広島でもサロンシネマで3週間くらいは上映があるみたい。
小学生の子供をお持ちの方は是非ともお子さんと一緒に見て下さい。友達の子供(4月から中1)も同じ年頃の子供の映画でイロイロ考えるところがあったらしい、と絶賛しておりました。

そうそう、今日は「とうかさん」だったので、有松絞りの浴衣を着て出掛けたら、映画館のお姉さんも浴衣を着ていて、お互いの浴衣を褒めたのでした。
出掛けた時間が早かったので、お子様浴衣姿ばかりで大人浴衣はあまり見かけませんでしたが、昼間から、半襟も足袋もナシで浴衣でお出かけしてウロウロできるお祭り、ステキです。やっととうかさん、浴衣デビューできました。

パルコ前は待ち合わせのため浴衣率高し!
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夫試着中にちょっと撮ってみる。
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浴衣って襦袢を着ないのですごい楽です。襦袢の衿と着物の衿との関係もないので着るのも簡単。
掛け襟の内側を片方だけ解いてメッシュの柔らかい衿芯を入れてます。浴衣の下はフレンチスリーブの背中の開いたTシャツ。タイシルクの裾除け、という中身。首の後ろや脇、袖口から風が入るので涼しいです。

ホントは夕方から出掛けるともっといろんな浴衣の人が見れるのだけど、駐車場はもちろん、とうかさんに辿り着くまでが大変なことになるので、昼のうちにサクッと済ませてしまいました。

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コメント

素敵!

「とうかさん」
備後地方出身の私は馴染みがないのですが、
老若男女が「和服を意識する」イベントってイイな〜と感じていました!

ぺんぎんサンの浴衣姿!素敵です♪
絞りの浴衣憧れます!
私もご縁があれば絞りの浴衣に袖を通したいです(>_<)
紺色×ピンク色の甘コーデとっても可愛いです♪

帯留めは金魚ですか?

毎年夏になると浴衣でお祭りに出かける日本人。
四季のイベント大好き民族。良いですよね〜♪

「学校が嫌いだったわたしでも学校で得たものも大きかったし、
 学校でないと得られないものもたくさんあった」
同感です(^^)
勉強は苦手でした。
でも学校は、私の人生に必要な機関(期間)でした。

”当たり前”を考える映画ですね。

Re: 素敵!

>ちぃ坊さん、
こんにちは〜。
そうそう、福山方面の人って広島には出てこないんですよね。岩国とか、柳井の人はお買い物とか遊びは広島までいらっしゃるみたいです。
昨日は他府県ナンバーたくさん見かけましたが、福山ナンバーはなかったな、と思ってよく考えたら、わたしが通るルートは東方面からくる人は通らないわな、と思い直しました。結構遠くからお祭りに集まるのかもしれませんね、夜はボーやんたちも頑張るのが伝統ですし。

とうかさんは6月のはじめから全国に先駆けて浴衣解禁にしちゃうフライング感がめっちゃいいです。
みんなコスプレ感覚で浴衣やら甚平やら着てますよ。女の子は浴衣にレースのソックス&ヒールのサンダルとか、玄人さんのキャバ嬢らしき人たちはそりゃぁもう、面白いきれいなんですよ。

コーデとか言われるとめちゃ照れるんですが、あるものを適当に手に取るだけで、もうちょっと考えたらよかったな、と反省。この帯留めはさんごです。帯の色と同じだからもう全然・・・ちなみに、帯結びは矢の字です。

絞りの浴衣、脱ぐ時に胸紐、腰紐外してもそのままのカタチで身体に巻き付いているんですよ。凸凹でくっつくんでしょうね、着心地も良いし、着やすかったです。プチプライスの良いのがあると是非ゲットしてみてください。

ちぃ坊さんも学校苦手だったんですね。よく無事に大人になったよねぇ〜。よかったよかった。

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