福岡に美術な会合のため日帰りでお出かけする。

バングラデシュの友人アーティスト夫妻が日本で滞在制作をやっている。
彼が1人福岡でトークイベントをやるというので出掛けてきた。

丁度福岡アジア美術館(以下アジ美)では福岡アジアトリエンナーレも開催中で、知り合いの作家も出品しているし、彼もトークをするという。

福岡にはアーティストのグループが運営するアートスペースが何軒かあるそうで、友人夫妻が運営しているダッカーのアーティストグループの運営にとても興味があるのだという。

アジ美は夜8時まで開館しているので、広島から3時頃で掛けて行っても十分間に合うし、イベントにも参加できます。

1人でお出かけはとっても楽しい。新幹線の中で次の作品の構想を練ったり、ブレインストームをするのは日常から離れた空いた時間だからこそ。

トリエンナーレをゆっくり巡って、軽く食事をしてイベントへ。

友達の作品は初期のころからずっと観てるし、インスタレーションをビデオではなく現場で鑑賞したこともあるけれど、作家本人の解説を聞きながら作品をスライドで追うのはまた違っていて、あぁ、あれはこんな意味があったのか、と感じ入ることがたくさん。

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多くの作品はバングラデシュの近代史やそれにまつわる戯曲などからモティーフが取られていて、外国人には何のこっちゃかわからない事柄も、バングラデシュの人にはひと目で分かるメタファーとなっている。

ダッカ市民の憩いの場である国会議事堂の回りに政府が塀を作って市民を中に入れないようにして問題になっている、というニュースがあって、それに対してたくさんの市民が反対運動をしている中で、彼らアーティストのグループも様々なパフォーマンスを行って反対運動を展開していたのは知っていた。

その時のパフォーマンスも写真では観ていたけれど、あまり意味がわからなかった。でもそれは彼らバングラデシュの人が観ればすぐに分かるメッセージで、新聞でも大きく取り上げられて、結局国会議事堂の回りに塀を作って市民を閉め出す、あの美しい国会議事堂(アメリカの建築家、ルイス・カーンの作品)を市民の目から隠すという政府の愚考を市民とアーティストとジャーナリストの力で止めることが出来たんだという。

彼の作品と作品についての物語りを聞いていて、美術や芸術が本来持っているパワーや役割を再発見したようで、ものすごく勇気づけられた。

わたしたちはつい、自分の好きなこと、やりたいこと、可愛いもの、あるいは、自分自身への関心だけで美術の世界に耽溺してしまうのかもしれないけれど、美術家は社会のカナリアであって、危機があったら美しい声で悲しい歌として人々に知らせるのが役割だとすれば、若い美術家の人たちにとってもどれだけ仕事の励みになるだろうか?

だって、自分のことを突き詰めたら、社会や世界の成り立ちと無関係ではいられないのだから。

日常も世界の問題も全てが繋がっているんだもの。社会や世界の矛盾から無関心でいるということは、自分の抱える問題の本質にも無関心でしかないということだと思うのです。

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