「悪童日記」と「浮浪児1945」


浮浪児1945‐: 戦争が生んだ子供たち浮浪児1945‐: 戦争が生んだ子供たち
(2014/08/12)
石井 光太

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を読んだ。この著者は東南アジアや南アジアのダークサイドのルポを書いていた人。最近は東南アジアも南アジアもきれいになってストリートチルドレンがわんさかいるようなところはなくなったけれど、ちょっと前なら子供が肉体労働をして家族を養ったり、身寄りのない子供が路上にいたりしたものです。実際南アジアでは浮浪児じゃなくて、家族ごと路上生活をしていて、子供が働いているという感じ。

そんな著者だから、このテーマに興味を抱くのは必然だったと思う。
東京大空襲で家族と死に別れた子供たちが上野の地下道に集まってきたのがそもそもの始まり。これを読むと、ほんの70年ほどまえの日本のあからさまな姿が見えてくる。子供たちは生きるために悪いこともして、大人達も生きるために悪いことをして、不衛生で、めちゃくちゃな世界。
空襲のトラウマで記憶を失う子供、精神を病む子供。福祉といってもトラックで運んで収容するだけ。日本中食糧難なのだから、子供ばかりの施設に食べ物がちゃんとまわってくるわけなんかない。

っていう本を読んでる時に「悪童日記」を観に行った。

ハンガリーで戦争中に双子の男の子が母親の田舎のバアちゃんのところに預けられる話し。バアちゃんの土地のはずれに小川があって、その向こうは国境でナチの収容所があって毎日人が殺される。

2人の子供は父親の言いつけをよく守って、見たことを克明に日記に書く。パラパラまんがを書くところなんて子供らしいけど、兵隊が人を撃ち殺すところ。

聖書には汝殺すなかれと書いてあるけれど、大人は殺し合っている。善悪もなにも、基準なんてない。辛い毎日に耐えるには強くなればいい、辛さに慣れてもっと強くなればもう辛くはないと考えて子供は色々な訓練を自らに課す。

戦争がどれだけ子供を傷つけるか、ちょうど浮浪児を読んでいたところだったので、何ともやり切れない気持ちになった。世界が違っても、文化や人種が違っても、子供も大人も戦争でめちゃくちゃになってしまう。戦争はどんなことをしても避けなければ行けないのが大人の責任なのに、どうやら戦争したい人たちがいるらしい。

秘密保護法が10日から施行されるが何が秘密か、それも秘密。今回の選挙はとっても大事な選挙。消費税増税を伸ばしますけどいいですか?なんて、誰も聞かれてないし、特定秘密保護法なんてとんでもない法律を夜中に閣議決定しちゃうような内閣が、なんで消費税上げるの伸ばしますよ、いいですか?なんて国民に問うのか?そんなことを聞くなら、どうして秘密の法律の時にも選挙しないの?

みなさん、投票行きましょう。白票や棄権は組織票を持っている政党を利するだけです。戦略的に、好きな候補、ベストな候補じゃなくて、気に入らないけど、今よりマシになる候補に投票しましょう。

週末、また寒波だし、色々な予定や行事もあるでしょうが、この選挙で棄権したらあなたの子供や孫が浮浪児になって垢だらけで町を彷徨うことにならない保証はありません。日本の国も日本の人も素晴らしいけれど、それは余裕のある時のこと。
浮浪児たちは普通の家の子だったのに、戦災で親兄弟と死に別れてしまったばっかりに野良犬、ルンペンと呼ばれるような境遇になってしまったのです。もちろん、そうやって蔑み差別したのは日本人であり、日本の社会だったのです。

投票行きましょう。期日前投票でもいいです。国民の権利を使ってこの国を良い国にしましょう。戦災孤児なんて出しちゃいけませんもの。この国の子も他所の国の子も戦災になんてあっちゃいけませんもの。

イベントのお知らせ→今年もやってきました「おくりもの展2014」とぺんぎん食堂。

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コメント

スパイ防止法の入口

ペンギンさんお久しぶりです。
日本には、スパイ防止法がありません。
その為に、私達日本国民の同胞が簡単に北朝鮮に拉致されてしまいました。
北朝鮮側に情報を売った人がいて、それが誰なのかもはっきり解っているのに、捕まえる事も出来ません。

日本国憲法を平和憲法と表現される事がありますが、
戦後の日本は、本当に平和だったのでしょうか。
特定失踪者は、約700人いるのに、この状況が平和とするなら、
拉致された方々やそのご家族は、日本人ではないのでしょうか。
そして、現憲法では、拉致された日本人を自ら助けに行く事さえ出来ないのに。
拉致は、”事件”ではなく、形の違う”戦争”なのです。
北朝鮮に戦争を仕掛けられていて、日本は何も出来ないのです。

国軍を持つ事は、戦争を回避する事になります。
外交を公平な交渉にする為の後盾にもなります。
中国船に領海に侵入されたら、領海を護る為に、中国船を拿捕する事が出来ます。

日本を骨無しにしたい、日教組の教育と、日本のメディアに騙されてはいけません、ペンギンさん。

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