「流」を読んだら毎日中国料理になる。

東山彰良さんの「流」読了。
この方は9歳のときに台湾から日本にやってきたそうで、小説の主人公のモデルはお父さんらしい。
蒋介石について台湾に渡ってきた国民党軍の兵士とその家族のサーガ。もちろん、戦争がテーマ。

中国って、太平天国の乱ですごいたくさん人が死んでヨタヨタになってる時に、イギリスにアヘン戦争を仕掛けられて、ヨレヨレになったところで日清戦争。ヘロヘロしているところに満州事変から日中戦争。おまけに内戦で、共産党になった後は毛沢東主席の大躍進だの文化大革命だの、中国の民衆はずーっと洗濯機の中に放り込まれたような歴史だったんじゃないかって思う。
日本人にはとても耐えられそうにない。きっと無理だ、自殺しちゃう。国家ってなんだよ!ってことを考えたほうがいい。

台湾の外省人の話しは「台湾海峡」でいろいろと読んではいたけれど、これは小説のスタイルで一つの家族の3世代にわたるお話しだ。

戦争が人々の人生を狂わして、殺し殺される。いや、そんな凄惨な話しじゃなくて、ちょっとヤンチャな男の子が台北の下町を走り回る痛快な物語で、行間から屋台から流れる食べ物の匂いが漂ってくる。実際いろんな食べ物が出てきてあ〜、台湾行きたい!という気になる。

多分花巻なんぞを作ったのも本のせいだ。料理には普段入れない五香粉を入れたら一気に台湾に連れて行かれる。台湾に行くとどこにでもこの匂いが漂っていて、特にコンビニにはいると紅茶玉子の強烈な匂いにクラクラする。

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品数が少ないけれど、とても日本人の食卓には見えない。

義父は旅行中この匂いがダメであまり食べられなかったなぁ、あの時はあまり具合良くなくて辛そうだったけど、もう結構ガンが進行してたんだろうなぁ、などと台湾や五香粉の香りからいろいろなことが思い出されます。

こんな小説が日本語で書かれるなんて! 
東山彰良さんは21世紀の陳舜臣さんかもしれません。

台湾好きな人、観光客にもおなじみの場所が出てきて楽しめます。

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