着物の底力、旅行服編

着物を着るようになって絹って素晴らしいなぁ、と再確認している。
身体を包むには最高の繊維だ。軽くて暖かいし汗は吸うし、吸った汗はすぐに発散するのでべたつかない。暑い時も寒い時も絹は素晴らしい。

着物を解いて服にリメイクなさる方が使い道がないからと、胴裏や羽織の裏をたくさん下さったものをシミ抜きして染めてフェルトにしようと試したけれど、一部フェルトに向かない布があったり、布があんまりきれいで、旅行の服にしようと服を縫い始めて・・・
(ちなみに、わたしは着れる着物を切り刻んで服にするのは個人的にはあまり好きじゃありません。着物の美しさを超える服ってほとんどないもの)

夏休み普段着強化月間でほぼ8月は縫い物ばかりやっていた。

旅行の服っていつも悩ましいのですが、乗り物に乗る時わたしは化繊のものは着ないのです。だって、火事に巻き込まれた時に化繊の服を着ていたら大火傷しちゃうでしょ。天然繊維だったら着ていた服が燃えて溶けて肌に張り付いて・・・ということは避けられる。

寒いところに行く場合は防寒を考えて下着の替えを持っていけばいいけれど、暑いところでは洗濯&乾きやすさを考えないといけない。その点絹は洗うのも簡単だし、乾くのも早い。

ついでに言えば、絹は汚れない。

Tシャツなんぞはすぐに臭くなって洗濯してしっかり乾かさないと着られないけれど、絹はアカで汚れることはあっても汗臭くて着られない、ってことがない。

薄くても暖かいし紫外線は防ぐし、ひらひらしてるので涼しい。

たたむと小さくなるし、軽いし、カジュアルな服でも絹だとちょとエレガント!といいことばかり。
こんなにたくさん絹があるんだからこれで旅行の服を作らない手はない。

最初に作ったブラウスは母にあげてしまったけれど、胴裏ブラウスはなかなか良かったので気を良くした。
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次はワンピース。こちらは着物じゃなくて普通の広幅の布で作ったもの。
(モデルは無駄にスリムな9号ボディーさん)

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光沢があるのでずいぶん良さげなワンピースができてしまった。
脇の開きも適度で一枚で着れる(ペティコートは必要)
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旅行にはもったいないような素敵なドレスだけれど、これにカーディガンかショールがあればどんな所でも出かけられる。飛行機に乗る時はスパッツ履いたら防寒もバッチリ。(緑の服って持ってないねんけど、布が緑だったからしょうがない。)

旅行用ブラウス第二弾は羽裏で作った。

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(実際は葡萄色)
こちらのほうが生地がしっかりしていて上着らしい。葡萄色というのが微妙に色合わせが難しい。着物の幅3枚つなげると身頃が2枚取れる。着丈X6枚で一着分。

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トルコパンツを作って遊んだりして
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(透けるので一枚では着て歩けない。かといってステテコ履いたらせっかくの涼しさも半減!)
これはズボン丈X4枚でできる。脇に縫い目がくるので、着物で無理に作ってる感じがない。

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”丁寧に作る大人のワードローブ”だという服。

脇がめっちゃ開いてる。
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背中もこんなん。これってジャンバースカートやろ。
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(薄いので裏をつけたりして、縫うのは確かにかなり丁寧だった。)

でも旅行の時はこんな服が着やすい。特に飛行機に乗る時はこんな服がいい。

寒さ対策にブラウスを羽織ったところ
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インナーに絹のブラウスを着て
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旅行にはスカートが便利。トイレでズボンの裾を気にしなくていいし、長時間座ってる時もスカートが楽。絹だからフワフサしていて服の重量を感じないところも楽。もちろん、洗濯も簡単だし、すぐ乾きそうだし、丸めたら小さくなるところもナイスでしょ。

着物の裏地で旅行の服、めっちゃおすすめなので、着物をほどいても裏地捨てないで使おうね。
今回の洋裁は、rick rackさんから型紙を購入しました。
安くはないけど、一枚の型紙で3枚くらい縫えば元取れるかな。電話サポートなしでもっとお安くしてくれたらいいのになぁ。
購入型紙のレビューはまた別の機会にしてみましょう。

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コメント

絹は汚れない

すてきな服ばかりでうっとりします。
トルコブルーのワンピースも
羽裏で作ったブラウスも
好き好き。

「絹は汚れない」という言葉に、はっとしました。
中川比佐子さんが『二十四節気ときもの』という本のなかで
「洗う必要がないのが絹」
「防湿、防臭、保温の効果とともに、
物理的な汚れ以外は絹は自分自身で浄化する能力がある」
と書いていましたけど、本当なんですね。
絹の着物を着ていると気分がいいのには
ちゃんと理由があったんだと感心しました。
絹ってすごい…。

Re: 絹は汚れない

蚕がね、繭を作って蛹になる前は人差し指くらいの大きさであの繭の中にいるんです。
で、1回脱皮して蛹になるんだから不思議ですよね〜。
繭を炊いて糸をとったらホカホカに茹で上がった蛹と糞みたいな皮が出てくるんですがほとんどの繭はとても清潔なんです。
繭の中が不潔だったらあんなダイナミックな変態を2回も出来ないですよねえ。

絹の自浄作用ってそういうことだとおもいます。

冬の寝間着に使ってた袷もシーズン中一度も洗わなかったけど、汗臭いことはなかったんです。
夏の寝間着の綿麻浴衣は汗臭くなるので洗濯しないとダメです。

一つ難があるのは、絹は濡れると蛹臭いことかなあ。

ウールも絹と同じで汚れないので、シーズンの終わりに洗うだけです。

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