日本のプレゼンスの低下と日本ブランドを実感した旅なのだ。

こんな時期なのでちょっと書いておこうと思います。

たぶん15年ほど前まではアジア人のフリーランス旅行者といえば日本人と相場が決まっていて、まれに韓国人がグループ(一人旅のコリアンは稀)がいるくらいで、アジア人旅行者を見るとどこにいっても日本人だと言われたものです。

今回、(ツーリストだと認識されて言われること)まず「チャイニーズ」次に「タイワニーズ(台湾人)」「コリア?」「マレーシア?」最後に日本人。(韓国人旅行者はあんまりインドいかないのかな?)
もちろん、旅行者をカモるプロの人は言葉を覚えてるらしくてちょっと迷って日本人だとアタリをつけるようです。ずっとアジア人ツーリストといえば日本人とすぐバレる旅行ばかりしていたので今回のこの変化には心底驚きました。

ちょうど、空港や美術館などの液晶ディスプレイが韓国製に取って代わられたのが顕著になったのが5年くらい前。世界中どこにいってもSONYやPanasonicだったのに、ディスプレイのしたにSAMSUNGの文字を見ると日本人として寂しい気持ちがするものです。

だけど、インドは親日的というか、日本には絶大な信頼を置いてるらしく、ちょっと素敵なホテルだな、と思うとテレビはSONYなんです。

電車で隣り合わせた人などに「どちらからですか?中国?」と聞かれて「日本です」と答えると「ほ〜!」とちょっと感心されることが少なくなかったのですが、これは日本人が減ったことと、日本人ブランドが確立しているからではないかと思われます。話は次に「ビジネスですか?」「いえ、旅行です」と続くので、日本とインドのビジネスが増えているのでしょう。実際日本人のツーリストにはあまり合わなかったし、台湾人の一人旅の青年と出会ったりしました。

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台湾人の青年が朝ごはんを食べに来た食堂。

チェンナイで連れ合いが一人で出かけた時にバスの中で話しかけてきた紳士はホンダの代理店をしている方で、「日本は最高だ。ホンダはちょっと高いけど全然違う。ホンダを扱ってることに誇りを持ってるよ」と話してくれたそうです。

日本人だとわかるとちょっと相手が丁寧になるということが少なくありません(白人に比べてぞんざいな扱いを受けることはよくあります)。

日本人は好ましい人たちだと思われているのだなぁと今回の旅行で改めて思いました。
日本というブランドが確立している。こんなことは20年前には感じなかったことです。文化的に成熟している歴史のある国だと思われているのです。

2月にバングラデシュで滞在制作をした時にも美術関係のバングラデシュ人たちが ”日本大好きですよ。日本食最高です。ほんとに日本は素晴らしい!”と何人の人からも言われました。「日本食大好き!スシ最高!」とベンガル人の口から聞くとは思いもしませんでした。これも日本ブランドです。

日本は昭和の時代のようにガムシャラにバリバリと、エコノミック・アニマルなどと悪口をいわれるほどの勢いはないかもしれないけれど、文化のある国だと思われているんです。考えてみてください。世界の中でご飯がおいしくて、古い歴史と文化があって、美しい建築物があって、清潔で、人々は穏やかで、識字率100%な国ってそうありません。

ブランド力を得ることは簡単ではありません。せっかく築き上げたこの「日本ってなんかいいね!」という評判を落とすようなことがないように、兵器の輸出で経済を良くしようなんて頭の悪い中学生のような発想はやめて、日本ブランドを維持し、成熟した文明国家で居続け、赤いパスポートを持って世界中自由に旅ができる国を続けようではありませんか。

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