「シドニー子育て記」ーシュタイナー教育との出会いー

フェルト作業のいいところは本が読めること。糸紡ぎや織物だと両手も目も塞がっていて本が読めない。

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こうやってローリングする時にゆっくり本を読みながらコロコロしたら、ウールはいい感じにフェルトになるし、わたしもいい感じで本が読めて一挙両得!

甥っ子も小学校入学が見えてきて、弟たちがシュタイナー学校も視野に入れていると聞いて、いきなりシュタイナーですか?と伯父さん伯母さんも慌てて勉強。

美味しんぼの原作者、雁屋晢さんがオーストラリアに住んでいるのは知ってたけれど、移住の理由が子供の学校だったとは知らなかった。それもシュタイナー学校に入れるためじゃなくて、シュタイナー学校に入ったのは偶然の人の縁が始まりでそれまでまったく知らなかったというのだから人生は面白い。

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(朝晩冷えてきましたね〜。ちょっと寒いんで、いつぞや洗って縮んでしまったシルクウールを丹前みたいに着ています。裾がちょっと長いので足首もあったかい〜)

オーストラリアに行ったのは上の子(男女の双子)が小学校の4年のころ。このまま日本で教育を受けさせて受験させていいもんだろうか?というのがことの発端。アメリカの学校を考えていたけれど、アメリカは滅茶苦茶だ!ということでいろいろ調べるとオーストラリアは案外いいんじゃないか?となったそうです。

ま、移住の過程も面白いのだけど、シュタイナーです。

だいたいこのてのオルタナティヴはハマってる人のポジティブな情報か、アンチな人のネガティブな情報しか出てこなくて、冷静に検討してる人には”実のところどうなのよ?”という肝心なところがわからないものですが、さすが、雁屋さん。かなりハマってる系に傾いてはいるし、オーストラリアという環境が”んで、日本の場合はどうなのよ?!”というところは割り引いて読まないといけないけれど、雁屋さんの子供4人が通ったシドニーのグレネオンでの教育内容について、実際の子供たちの感想や進路など、とても詳しく解説されています。

日本とオーストラリアの違いは、日本では学校として認定されてないので、通学定期も学割が使えないとか、学費が高くなるとかの経済的な問題の他、高校卒業資格の認定の違いが一番の問題だと思われます。

オーストラリアは英連邦なのでイギリスやインドと同じシステムでHSCという全国共通テストがあって、この点数でOでAレベル、と分類されてその先の進路を選べるという合理的&残酷なシステムになっていま 

訂正:10年が終わった時点でSSCテストに合格したらOレベル、12年が終ってHSCテストに合格すればAレベルとなり、得点によってグレード分けされて進学できる学校や学部が選べるようになっています。ただし、わたしの理解はバングラデシュベースなので、オーストラリアでは若干違うかもしれません

日本の学校みたいな単位認定とかないから、どんな学校で勉強してもHSCを受けたらテストの結果なりの高等学校卒業認定となるのですが、日本の場合は大検を受けるか、個性的な学生を受け入れる大学にAO入試などで入って大卒の学歴を手にいれるか、そうでなければ中卒(実際には義務教育期間は地元の学校に籍だけ置いて不登校状態のまま義務教育終了&卒業ってことになるようです。)になっちゃうわけで、これは人生の選択を考えた時かなり不利になるのではないかと思います。

で、オーストラリアのシュタイナー学校も12年目にはHSC向けに試験準備というクラスがあるんだそうで、みなさん、それなりに良い成績を修めるんだそうです。

んで、学歴問題をクリアしたとして、日本だったらどうなのよ?というのが悩ましいところです。日本の子供は基本的に日本の社会の中で生活していくのだから、日本社会でそれなりに居場所を作れないと生きるのは大変かなぁ、というのがわたしの一番の心配。

でも、自分自身を振り返ってみたら、クソみたいな高校に3年我慢して通い続け、クソみたいな大学を出て、人生の大事な岐路での失敗はいろいろあるけれど、それは結局が自分が自分自身や自分を取り巻く現実ときちんと向き合わなかったために引き起こした問題で、その問題を教育の問題に置き換えることは問題の本質を見誤るように思います。

自分以外の人や子供たちをみていたら、どんな困難な状況であっても、どんな学校でどんな教育を受けたとしても、結局はその子、その人本人の持っている能力、才能、運、人脈などで乗り越えていくものだから、命の危険に晒されるような状況が起こらなければ、地理的、経済的に無理のない範囲で行けるところに行けばいいように思います。

自分が子供時代をやり直せるならシュタイナー、行ってみたいなと思いますが、親が子の最善を思って苦労して通わせた学校が、当人にとっては苦痛でしかなかった、というのは弟自身のストーリでもあります。

だけどねぇ、人間ピラミッドの事故なんかみたら、あんな全体主義的なことをさせる学校には通わせられないわよね。今日本の子供に一番必要なことは、外国語の学習ができて(英語に限らない!)自身のアイデンティティーを保持したまま異文化の人とコミュニケーションが取れて、どんな環境でも暮らしていける柔軟さとタフネスこそが必要だと思うのです。


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