「フリーダ・カーロの遺品 石内都織るように」

やっとみに行ってきた。ずーっと楽しみに楽しみに広島に巡ってくるのを待っていた映画。

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フリーダ・カーロの遺品
映画を見るまでフリーダの遺品が主役なのか、石内都さんが主役なのかよくわからなかったのだけど、これは石内さんの映画。

石内都さんといえば、クロワッサンの「着物の時間」でダントツの存在感を放っていていっぺんにファンになってしまった写真家。→http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-entry-2248.html

ものを通してそれを使った人の存在感を立ち昇らせるような写真を撮る人です。どうやら、「ヒロシマ」で被爆者の遺品を撮った仕事が評価されて、50年ぶりに開けられたフリーダの遺品の撮影依頼が石内さんに来たらしい。
んで、ちょうど石内さんを撮影したいと考えていた監督が石内さんに電話をしたら、「メキシコにフリーダ・カーロを撮りに行くけど2週間後よ」。

二週間でスタッフとお金をどうにかしたんだ。そうでなければ石内さんがフリーダの遺品を撮るドキュメンタリーは生まれてなかったのね。

石内都さんは大学でテキスタイルを専攻したのになぜか写真家になっちゃった人。だから布には特別の眼差しがあるようで、そんなところもわたしには心地いいのかもしれません。

石内さん、かっこいいのだ。白髪頭がいつもボサボサで、妙に連れ合いのお母さんに似てるのです。
んでもって、カメラ構えたらかっこいい。フィルム使ってるところもかっこいい。小さいデジカメでもパチパチ撮ってるところもいい。最初のうちは遺品を並べるのにメキシコのスタッフの人にいちいち通訳を介して動かしてもらうのだけど、そのうちに上とか、左とか、笑っちゃうのが「アディオス」が「もういらないから除けて」の意味で使われる。んじゃね、さよなら、の意味だと思うのですが、そんな使い方もするのね。

石内さん自身は特にフリーダ・カーロに興味はなかったのだそうですが、彼女の作品と対面しているうちにだんだんとフリーダへの評価が変わるところも興味深いです。

フリーダが愛用していたオアハカの刺繍の伝統衣装は女系で代々受け継がれる着物のような衣装なんだそうです。しかも、刺繍は中国から渡ってきたもので、若干メキシコ風にアレンジされているんだそうです。そういえば、どうして中南米のウィピルの中でメキシコのものはアジアっぽい柄なんだろう?と不思議だったのですが、この映画で謎が解けました。

映画の最後にパリでの写真展のシーンがありますが、石内さんは紬の着物にゴージャスな帯を締めて、例によって襟元のVは深めで柄半衿に重ね衿もされていたような・・・紬ってところがかっこいい。

サインしてもらってた人に「Advanced Style」の写真家、コーエン氏がいたような。

前半、石内さんはディテールばっかり撮るし、服のコーディネートには興味なく単品ばっかり撮ってたのですが、ポジとプリントを見てもっと全体も撮ろうと思われて、後半の撮影になります。

本当に写真スタジオじゃなくて、フリーダの青の家で紙を敷いた上に服をレイアウトして、風が吹いて紙がめくれたり、自然光の下で取られるフリーダの服や靴は50年ぶりにバスルームから出してもらってのびのびと深呼吸しているみたいでした。

フリーダが着ていた服、フリーダが繕った靴下など、ほんと、フリーダ・カーロその人の気配に満ち満ちているのでした。

「パリの友達の自殺の電話のところを延々撮すところは悪趣味だった」とわたしは思ったのですが、連れ合いは「あれで後半の撮影への心境変化に繋がったんだよ」と言うのです。そーなんやろか?

んなこと話ながら久しぶりにゆっくり晩ご飯食べたのでした。

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あ、ありがとうございます。次の展の制作もがんばります。

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