生涯現役の人を亡くした場合のお金の問題。

さて、生涯現役は大変結構なことだけど、残された者には後始末があります。

一家の大黒柱が亡くなった後、お金が降ろせなくて、相続の手続きが済むまで生活費にも困る、というはなしを聞いたことがありますが、父が入院した時に何人かの人が母にお金を移すようにとアドバイスしてくれたそうです。

ここまでは知ってた話なんですが、実際にそばで経験(わたしは娘なので当事者ではない。)したら深刻なことがいろいろあったので、シェアしたいと思います。

誰にでも起こることだし、家計の口座を家族それぞれで管理してるって家庭は少ないだろうし、とっても重要な問題だと思ったからです。

まず、貸金庫。
名義人が死亡したら、金庫は開かなくなります。実印がないと手続きできないのに実印が出てこないってことになっちゃう。

連れ合いを長い闘病の末になくした叔母は自分名義の貸金庫を借りてそこに重要書類などを移しておいたと言ってたけれど、母の場合、自分名義で借りられる金庫が付き合いのある銀行にあいてなく、父が死亡してからの名義変更となったので、貴重品の置き場に困りました。
これ、名義人が事故などで亡くなっちゃった場合どうなるんだろう?いろいろ法的な書類を揃えて開けてもらうんだろうか?

そんなわけで、病院の付き添いをしながら、銀行に行ってお金を移して、貴重品の置き場に心を配って、しかも家は留守がち!というかなり危険な状態が続きます。大変なリスクです。

お葬式関係。

人がなくなったら、遺体の輸送や火葬など、めちゃくちゃ頑張って自分でできることは自力でやっても最低5万円くらい掛かるんだそうです。もちろん、お金を掛けたら青天井です。

最近では葬儀屋さんの積み立てなどがあって生前から準備をする方もいらっしゃいますが、そうでない場合は葬儀屋さん選びから家族は考えないといけません。義父の場合入院三日でなくなったので、事前に葬儀屋さんと相談して見積もりしてもらう、なんて余裕もなく大変だったそうです。まぁ、病院が紹介してくれるので心配はいりませんが、言われるままにするよりは自分で選べる方がいいですものね。

今回は地元で古くから営業している大手の葬儀社さんにお願いしました。駅から近い、家からも車で15分ほどでアクセスの良さが良かったです。すぐ近くにスーパーがあるのも助かりました(あ、お金の話から脱線しちゃった)

で、支払いです。

お花代、通夜振る舞いや精進落としの料理代は即現金で支払い。
お坊さんへのお礼、お車代、戒名代も即現金で支払い。

つまり、通夜葬式の間結構現金が必要です。それをあの女性の小さな黒いバッグに入れておくのは危ないわけで、どうするねん?わたしは着物を着ていたので、母から預かったお金を帯の中に巻き込んでおりました。

葬儀が終わってからですが、葬儀屋さんへの支払いも即現金(振り込みかどうかは聞いてないけど、すぐ請求が来たらしい)

つまり、お亡くなりになったら葬儀のために、葬儀の形態や規模にもよるけれど、6〜7桁の現金が必要になるんです。もちろん、生命保険などが降りるのは、死亡診断書や保険受取人との続柄がわかる戸籍謄本などの書類を揃えてからなので、葬儀屋さんへの支払いには間に合いません。
人によっては病院からの請求も同時にあるかもしれません。父の場合は入院が短かったのとちょうど会計の締め日をまたがなかったのか、まだ清算はありませんが、葬儀代に比べたら微々たるものです。

お葬式って修羅場だわぁ〜。

ぺんぎんさんのお父さんはお金のかかったお葬式したんだなぁ〜と思われるかもしれませんが、それほどお金の掛かったお葬式ではなく、まあ、ちょっと伝統のある葬儀屋さんでやったからこんな地味でも許されるかな、という感じです。

ご家庭の中で世帯主が家計をガッチリ握っていて、配偶者やその他の家族はお小遣い、ヘソクリ程度しか持ってないというお宅は本当に困るだろうと思います。


母の場合、母も仕事をしていたので、父が亡くなって3ヶ月くらいの生活費に困ることはないだろうとは思っていましたが、葬儀費用に病院への支払いまで考えると心細いところでした。

だけど、誰がいつ死ぬかなんてわからないもんねぇ、誰でも自分が突然亡くなった時に家族が生活に困窮するようなことがないように、財産もほどほどに分割してそれぞれがお葬式代くらいは持っていないとオチオチ死ねないなぁ、と思ったのでした。

もちろん、死んだ人には関係のない話ですが、大事な人が自分の死後に生活に困ったり、葬式代のために親戚に頭を下げるなんてことは望まないでしょうからねえ。

お葬式の後も7日ごとの法要を家にお坊さんを呼んで行うご家庭もあるようで、それぞれの家でお寺さんとのお付き合いがあるから古い家や本家の人はやっぱり大変だなぁ、と思った父の葬儀でした。(父は三男だし、家には仏壇もなかったので、仏壇も買うことになってこれがまた出費なわけですが、7日ごとの法要はかなり端折ります。オヤジ様には閻魔様の前まで自力で辿り着いてもらいましょう。)

だけど、なんで銀行口座って凍結されちゃうんでしょう?病院とか役所から「この人はもう死んだ」ってお知らせがいくのかしら?マイナンバーでぜんぶ把握されたらもっとややこしいことになるのかしら?などと考えたのでした。

しかし・・・ってことは、母がなくなったら兄弟で出し合ってお葬式するのかしら?また誰かが銀行に日参してお金を移すんだわ。

こりゃ揉める家は大揉めするわけです。

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