最期は体温調節が難しくなるらしい。温亀に助けられる。

さて、ターミナルケアの話題もそろそろ終わりが近づいてきました。

病室はだいたい25度くらいの設定になっていて、個室ですから、室温を上げたり下げたりもできるようになっています。
医療スタッフの制服は薄いもので、25度くらいで半袖か、人によっては長袖な感じでした。
12月は暖かかったのですが、薄いセーターなど着ていると病院では暑くて、病室に半袖のTシャツを置いておいて、病院に行ったら着替えていました。

父はといえば、病院から借りているパジャマ。パンツはおむつ、パジャマのズボンは嫌いだから着ない、という自由な感じで過ごしておりました。
んで、掛け布団が2枚。

普段はだいたい暑いといって、布団を掛けずに、バスタオルを掛けただけ。それでも暑がって、パジャマの紐(作務衣みたいに打ち合わせて左右を紐で結ぶ仕様)を自分で解いて前を全開にしたり、特に最期の3日くらいは脱ぎたがっていましたが、暑いのか、着物が身体を覆っているのが不快なのか、多分両方だったんでしょう。
あんまり暑がる時はうちわで扇いだりもしましたが、盛大に暑がった後、やっぱり「寒い」と言い出すわけで、布団を一枚余分にもらってきて3枚掛けたりってこともありました。

なんか、体温調節がうまくいかない感じで、手足は冷たいのに暑がったり、「暑い、寒い」の要求に合わせて、布団を掛けたり、はぐったり。付き添いは結構忙しく、ゆっくりものを考えたり、本を読んだりも出来ず、BigIssueを来る途中に買って、しみじみ読んだりしていました。

こういう時にビッグイシューは本当にいいなぁ、と感心しました。

暑い寒い攻撃は、夜になると一層激しくなり、寒がりかたが大変で、温亀は役に立ちました。しばらく寒がった後はまた暑くなるので、すぐに不要になるのですが、肝臓の近く、つまり、右の脇腹あたりに置いてあげると気持ちよさそうでした。

病院はあんなに暑くてわたしはTシャツ一枚でも暑いくらいだったのに、「お前寒ないんか?恐れ入るなぁ、寒いからどないかしてくれや!」と父が大騒ぎした時には本当に参りました。

さっきまで暑くて掛け布団をめくっていたと思ったら寒い寒いで、温亀を抱かせたらピタっと収まって少し眠るので、温亀にどれだけ助けられたかわかりません。

寒がるのはわずかな時間ですが、その時にはどうにも寒くて仕方がない様子でした。そんな時には熱が上がってるのかなぁ、と想像するのですが、体温の変化はそれほどあるわけではなくて、なんとも不思議な感じでした。

それにしても、温亀のある有難さ、父も「石、温めてこいや」と、石とか亀とか勝手に呼んでいましたが、父の最期の日々に付き添った温亀でした。

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脚のマッサージをしてあげると嬉しそうだった。脚はいつも冷たかったし、温かい手で触れれているのが心地よかったようです。母にはベッドに添い寝したらいいと何度か言ったのですが、照れくさいのか、いやなのかはわかりませんが、「こんな狭いところじゃ寝られへんわ!」と嫌がっていたけれど、ベッドに登って脚をさするくらいのことはしてくれました。テレビを観るのにいい位置で、布団に寄りかかれて、病室では最高のポジションでもありました。

しかし・・・寝巻きのズボン履いてないので間抜けですが、痴呆老人ではありません。

寒い夜には温亀は手放せません。ほんと、温亀、ありがとう。

温亀については、温亀カテゴリーを見てね。→http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-category-34.html

父が末期ガンだって聞いて、びっくりして温亀と温平板を持って行ったのは11月初めだったんだなぁ。あげたらすぐに愛用し始めて、ほんとに愛用していたなぁ。父が生き返ったわけじゃないけど、気持ち良かったんだろうなぁ。

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