「お迎え」問題について考える。

面白い本を読んだ。

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電車の中で笑ってしまうことはよくあるけれど、涙腺崩壊系ってのはマジやばい。タイトルの通り、「お迎え現象」について終末期医療のドクターがいろんな事例を書いた本です。

今まで「お迎え現象」って医療の現場では(見聞することが少なくないのに)「そんな非科学的なこと!それでもお前は科学者か!」とタブーだったんだそうですが、最近は真面目に研究されるようになってきたんだそうです。

父が亡くなる3日くらい前から「あ〜、もうあかんわ。」と言いだしたので、「お迎えきた?おばあちゃん来た?爺さんは?」と聞くと、「あんな奴ら来るかい!お迎えなんか来ないわ!」と言っていたけれど、亡くなる時に着き添いしていた兄によると、「『おかあちゃん』と甘えた声で呼んだ」といったらしい。

状況からおばあちゃんが迎えに行ったらしいが、亡くなる数時間前のことだった。

話はかわるけれど、亡くなる直前には苦しみから解放されると大津秀一先生の本にかいてあったけれど、父も亡くなる半日くらい前から「あ〜、身体楽になったわ〜」と言ってたそうで、どういうメカニズムかよくわからないけれど、脳内麻薬かなにかが出るのかもしれません。

カラダの苦しみから解放されて、親しい人がお迎えに来てくれたら死ぬのも悪くないような気もしますが、さて、「お迎えされて人は逝く」。

この本によると、死の数日前からお迎えはくるようで、だれもいないのに話しをしたり、手を伸ばしたり、帰っていくお迎えの人を見送ろうと歩けないのに歩こうとして転倒したりってことがあるそうで、今までは「せん妄」つまり、病気で頭がおかしくなって幻覚幻聴が出ているから薬(精神科の薬)で対処しているんだそうです。

周りのものには見えないし聞こえないお迎え現象、本人の意識がちゃんとしていたら、家族の人には誰かがお迎えに来たかわかるのかもしれない。父のばあい「おかあちゃん」というのが、母親のことなのか、妻のことなのか、よくわからないけれど、おばあちゃんが迎えに来たって思うと「よかったなぁ〜」と思えるものです。

お迎え現象と心霊現象の大きな違いは、嫌な感じや怖さがなくて、親しみとか、安心とかそんな感じがするところなんだそうです。

お迎え事例の中で驚くことは、子供の時に死んだ息子が青年になった姿で現れて、お母さんには見知らぬ青年が病で死んだ次男だって直感でわかった、っていう話し。

年老いて死んだ人が迎えに来る時に若くて元気な姿だっていうのは記憶の中にその姿があるからわかるような気がするけれど、夭折した人が成人した姿でお迎えに現れるっていうのはとても不思議です。

信仰とか、世界観とかによってお迎え現象も違ったものになるのでしょうが、魂の旅立ちに親しい魂が迎えにきてくれるというのはなとも安らかな気持ちがするのでした。

今目の前に父の遺影があるんだけれど、なんか違うんだなぁ。

6・7日(7日が6回目)を過ぎて、なんとなく父の気配も薄れてきたような気がしますが、父の魂も閻魔大王の裁きを受けて、霊格をあげる修行の旅に出ようとしているのかもしれません。

なんかねぇ、死んだらおしまいのような、その先もまだまだ続くような、なんかよくわからないけれど、一つわかることは、この世にいるってのは奇跡なんだなぁ。

父が亡くなって悲しいとか、半身もがれるとか、そんな感じはあまりないのだけれど、なんだろうなぁ、「あんた、残念やったなぁ。どっかで間違えたんやで。今度はもっと上手にやりや」って思うのです。

「うっさいわい!人の心配せんと、自分のこと心配せい!」って言ってる。
「あほ、あんたのことなんか心配してへんわ!ぜんぶ丸投げしやがって!」

というわけで、オヤジ様のお骨やら位牌やらある部屋で寝起きしている実家暮らしなのです。

オヤジ様に迎えに来て欲しいかって・・・微妙やなぁ。


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コメント

No title

 今回ぺんぎんさんのお父様に関するブログはとても興味深かったです。普段ひとはこういう問題について考えたくないし、考えるのを避けて暮らしているので、知らないことがたくさんありますね。そういうことを敢えてテーマにして綴ってくださって、ありがとうございます。

 ”お迎え”、いいですね!誰が来てくれるかは最後のお楽しみですね。
食を大切に暮らして、ぽっくり!が目標です ^^。

Re: No title

> なこさま
ご訪問&コメントありがとうございます。
お返事遅くなって申し訳ございません。
本当にわからないことばっかりですよね。また、書いたことと違ったってこともたくさんあって、(銀行口座は名義人死亡の電話をしないと凍結にならないとか、個人情報保護法以降変わったこともあるようです)

お迎えがくると思うとなんか安心して生きてられますよね。誰がくるのかなぁ?
ピンピンコロリはいいけど、やっぱり準備が必要だから、ころりの前に一週間くらいでもいいから、最後の始末をする時間があったほうが遺族は楽です。癌は死に方としては悪くないのですが、あんまり若いうちだと困りますよね。

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