「放射線を浴びたX年後2」

広島でのお楽しみは映画。
3月の初めには想田監督監督が舞台挨拶をする牡蠣工場の先行上映なんて素敵な企画があったのに行けなかったし、大阪に通っている間にいろいろ見逃している。

だけど、ちゃんと来たからね〜。
放射線を浴びたX年後2
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http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-entry-1376.htmlの続編で、主人公はマグロ漁師の娘さんが「お父さんはお酒の飲み過ぎで死んだんじゃない!」と当時のことを調べる。

川口さんは12歳のときにお父さんを亡くされる。そのあと、バイトをしながら高校を卒業し、バイトで貯めたお金でお父さんのお墓を建てて、そうして東京に出てくる。お父さんが亡くなられた時まだ小さい妹さんがいてて、まだ子供なのに一家離散にならないように必死だったんだろう。そんな健気な子供に「よぉけお酒飲んでたからねえ、お酒の飲み過ぎじゃ」と心ない言葉をかける大人。「うちの店で働け」と仕事をくれる大人。

前作をきっかけに父親の死因に疑問を持った川口さんは帰郷のたびにマグロ漁船に乗っていた元漁師たちを訪ねてインタビューする。

三回も水爆実験を見た人、被爆後に生まれた息子をガンで亡くした人。「いっちゃん大事なものもっていかれた」と唇をふるわせる。

当時、魚が売れなくなる、結婚やらに響くから、と被曝のことは箝口令が敷かれていた。実験が行なわれた年の船員手帳のページが破られていたり、自分たちは被害にあっているのに、被害のことを口にできず、全身がガンみたいになって、普通じゃない亡くなり方をする元漁師。

福竜丸だけじゃない、たくさんのマグロ漁船。
急性被曝症状が出るほどの被曝をした船員さんがたくさんおられたわけだ。

なんだか放射能ってのはいつもこうだ。「なんともないことにしないとあんたが困るんだ」と口を噤まされる。「たいしたことないですよ〜」って放射線管理区域みたいなところに人々を返そうとしている。

40年前からなーんにも変わってない。

最後に、川口さんがお父さんの航海日誌の入った箱を見つけられる。その中に「全身が燃えるように熱い」と被曝のあとの症状を書いた文章が見つかる。
なんでもないような段ボール箱に入れられたノート。書いてあることの意味がわかるまでじっと姿を隠していたみたいだ。隠しようがない被曝の証言。

たしか、マグロ漁船員の被曝を認める判決が出たんじゃなかったかな?

一本の映画が遺族を動かし、漫画家を動かし、“なかったこと”なってた事実を当事者が関わることで掘り起こしたんだなぁ。

この映画では、漁船員だけじゃなくて、日本列島の被曝についても調べている。当たり前だけど相当の被曝をしている。わたしなど大阪で生まれ育ったので、琵琶湖というか、淀川の水を飲んでいたのだから、放射能もたっぷり入った水で育っているわけです。

井戸水で育った人と天水で育った人で全然違うだろうなぁ。

映画の中で漁師のおっちゃんから魚を分けてもらうシーンがあった。新しい鯖で、「獲れたてだから刺身になるよ」。きれいな鯖2本が頭の中にあったんだろうな。

今日買い物に行ったら鯖があったので、シメサバを作ってしまいました。

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わたしが鯖と格闘していたら、夫はイソイソとお酒など買いに行って、珍しく晩酌。

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家で飲んだら安いよねぇ〜。魚だって500円でシメサバが2本出来るんだから。家メシ最高!

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