着物の着方おすすめ指南書。

着物、着てみたいけどどうしたらいいかわからない。補正とか嫌だし、苦しいのも嫌。だれか普通の着物の着方を教えてくれる人いないかな~?

ってわたしはずーっと思っていました。ずーっとってのは、25歳くらいから。当時は着物を着るといえば、補正して、汗取りして、ギッチギチの着方を教えるところばかり。もちろん母は若い頃普通に着物を着ていたし、その頃健在だったおばあちゃんはわたしが小さい頃は真夏以外着物だった。

だけどこの世代って「正式に習ってないから教えられない」と思い込んで着物の着方を伝えてくれなかったんだよねえ。着物なんか「そんな昔のものはもう嫌」というのが本音だったんだと思う。

というわけで、母や祖母から着物の着方を伝えられないまま数十年が過ぎて、50近くになってやっと着物が着れるようになったのは、「普段の着方の復活」があったからだとおもいます。これってわたしにとっては正にルネサンス・文芸復興と同じこと。
着物を着る人にとっては何を大袈裟な、と思われるかもしれないけれど、着物を着てない人にとって着物ってもうペルシャやトルコに残されたソクラテスやアリストレテスの思想みたいな状態だと思うのです。

ついに、こんな本まで出てるんですね~。

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この本の着方は、伊達締め1本・紐3本・仮紐1本・クリップひとつ。補正、汗取りなし。

着るものは、裾除け、肌襦袢、長襦袢、長着、名古屋or袋帯、帯板・帯枕に帯上げ&帯締め、足袋。

んでもって、15分で着るし、崩れない、楽。

この本、勘のいい人なら着物に初めて触る人でも着れるだろう。そうでなくても「自分サイズで一応一式もってるし、教えてもらったことあるけどなんか難しくて忘れちゃった」という人ならきっとこの本一冊で「あれ、こんな簡単だったんだ!」と思うだろう。
(初めて着物に触る人にとってはサイズのあった自分の着物一式を揃えるのがハードルかもしれないけれど、体型の似た人で着物をもってる人に譲ってもらうとか、リサイクル着物屋さんに出かけて、相談しながら揃えるとかすればいい。)

ちゃんとポイントが書いてあって、3回練習すること、など宿題もある。たしかに、手の動かし方とか大事なポイントってあるし、いつもここが変になるのよ、というところはおかしな癖がついているというものです。

本に出てくる練習する人たちは、着物を何年も着ている人たち。そんな人たちが「あ~らびっくり!今まで(補正してた)よりスマートに見えるし、楽だわ~」と感動しているところも素晴らしい。

だいたい、補正って、肉を足すわけで、ガリガリの女の子でもないのになんで補正なんかするんかな?補正したら紐をきつく締めても紐が食い込まないし、紐がしっかりしまっていて動かなければ着崩れることもないんだけど、そもそも崩れたらいかんのか?崩れたら直せばいいやん?という問題があるわけです。

崩れたら直せるってのは、自分で着れるから直せるわけで、逆に言うと自分で着れる人は着崩れを気にせずに自分の着たいように着ればいいのよ。


なんかさぁ~、着物の着方ってほんとうに家庭料理と同じだなって思う。家庭料理っていえにあるもので簡単に手間暇かけず(掛けたい時はかければいいけど)美味しく食べられたらそれでいいわけで、献立が変とか、栄養が偏ってるとか、見た目も大事とか、そんなことより、食べる人の満足が大事じゃない?

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牡蠣の映画を見て頭の中が牡蠣になったけど牡蠣はなし。解凍してあった高瀬川の鮎。ご飯を炊いてなかったのでパンを切って食べた。ナント美味しかったことか!!家ご飯は最高の贅沢、最高の美味。鮎は知り合いが下さったものだし、ほうれん草も頂き物。パンはいつもの自家製で、人の縁で生かされているのがわかる晩ご飯でした。
(料理に掛かった時間はたぶん10分ちょい。)

貴重な食材を頂けるのは私が料理して食べることを下さる人が知っておられるから。着物だって「あの人だったら着てくれる」と分けていただけるわけで、やっぱりありがたいことなのです。

15分着付け、まだもうちょっと練習しないと名古屋帯は厳しいけれど、15分ご飯支度ならいつもやっている。

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コメント

No title

初めてコメントさせて頂きます
くりみんと申します。
いつも楽しく読ませて頂いております。

この記事、私も共感できますね~
なんで補正やらでごてごてと着付けるのか・・・
私もそう教室で習いましたけど(笑)

着なれた今では補正もしませんし
長襦袢も着なくなりました^^;
衣文は激しく抜いてます(笑)

そのせいもあってか
ずいぶんと早く着れるようになりました。
洋服を着るように着られたら
もっと和装の普及が進むと思います(^^)

これからも宜しくお願い致します。

Re: No title

> くみりんさん、
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
着物って、初めの一歩でいい先生に出会うかどうかと、それ以上に着慣れることが大事ですよね。
こんな補正も締め付けもない着方の本が出るってほんとうに画期的だと想います。

長襦袢、好きなので暑い季節以外は長襦袢着るんですが、暑い季節はタイシルクの裾除け&半襦袢(お袖付き)です。

着物着る=教室で習って免許もらう
という異常なことはもう終わらせないといけませんよね。少なくとも自装するのに免許は不要!

帯をぐるぐる巻いたり、帯揚げを整えたりと、なかなか洋服のようにパパっとは着れませんが(半幅だったらそうでもないけど)、洋服にはない楽しみが着物にはたくさんあります。

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