「他力・自力のしあわせ論」

昨日「断食しよう〜」と気楽にプチ断食ができたのは、こんな本を読んだから。

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「他力・自力のしあわせ論」野口法蔵・辻信一著 七つ森書館

2013年発行の本でまだ1刷だからあんまり売れてないみたいだなぁ。
なぜか夫が買ってきた。彼は辻先生の本をいろいろ読んでる最中で、法蔵さんとの対談も買ったらしい。

とここまで書いて放置して、夜になったら続きを書こうと思っていたら・・・なんか揺れるけどなんでかなぁ〜?と思ったら熊本で大きな地震でした。

さっそくじゃないけど、心がざわついてネットで情報を取りに走る自分。しかし、この本の最初に 2011年の3月にどうしていたか、という話を辻先生と法蔵さんがなさるんです。

法蔵さんは「まずは動かないと宣言する。それから情報を集めない。」

ふーむ、確かに、情報を集めて何ができるわけでもない。原発がどうにかなっていたとして、風向きに直角に移動しようと思ったら、出雲空港あたりからどこか外国に飛ばないといけない。夜10時にそれは悲現実的だ。というわけで、心がざわつくし、何もできないので、ついでに広島が揺れても大丈夫なように貴重品とスマホとスマホの充電器と着替えを持ってさっさと寝てしまいました。起きていてもツイッターやらニュースサイトを徘徊するだけですもん。

というわけで、さっそくに読んだ本が役に立って心のざわつきを抑えることができたのですが、印象的な話しはたくさんある。わたしは法蔵さんのインドやチベットでのお話しが好きなのですが、そのお話しは辻さんを聞き手として1章を割かれて語られます。

壮絶なスリランカでの瞑想はヴィパッサナーのオリンピックみたいな特訓コースで、最初の2ヶ月は蟻地獄、次の2ヶ月は、蚊とヒル地獄。最後は湿気と骨の幽霊地獄という過酷な6ヶ月の瞑想をやり遂げる。法蔵さんの他の本でもスリランカの瞑想の話しはで出てきますが、こんなオリンピックみたいになってて、法蔵さんも参加されて、最後までやり遂げられたとは、この本を読んで初めて知りました。最後までやり遂げたからといって、メダルとか、終了証書などもなくて、これは自衛隊のレンジャーの訓練より厳しそうです。自衛隊のレンジャーはダイアモンドの入ったバッジがもらえるんだそうです。
何もないというのがいかにも仏教的です。

ラダックやチベットの現在の状況も興味深いのですが、それよりわたしはこの本で法蔵さんの解説を読んで初めて大乗のすごさ、他力の難しさに触れたように思いました。

なんでも、わたしたちには絶望がまだ足りないんだそうです。そういえば、熊本の地震だって、みっつの原発の真ん中にあって、中央構造線の尻尾にあたるようなところで直下型の地震があったのに、新幹線は回送車だったけど脱線して復旧の見込みも立ってないのに、免震重要等のない川内原発は順調に稼働中。これって絶望が足りないわけです。

311以降、わたしの何が変わったかというと、食養生への情熱が消えてしまって、すっかり普通の変人に戻ってしまったのですが、食養生をやめちゃったのは、絶望したからだと思う。法蔵さんの座禅断食に行くようになったのも、自力ではもう断食ができなくなったからで、311がなければ法蔵さんの座禅断食も知らずにいたかもしれません。

やってることは、法蔵さんの言ってることと反対なんだけど、人間は柔らかくなった。

なんかぜんぜんうまくまとまらなくてすみません。
いい本でした。仏教に興味のある人にも、インドやチベットに興味のある人にも、楽しい本です。読後もまったりしていて、なんどもパラパラと読み返してしまいます。

こうやって生きれば大丈夫っていう副題がついてるんだけど、状況はぜんぜん大丈夫じゃないのに、でも大丈夫なの。


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