安請け合いして縮緬の裾除けを作る。

いつぞや、カンボジアのシルクで裾除けを作る話しを書いたら、たこさんが裾除けってポリしか使ったことないと告白くださった。

ポリの裾除けなんて発電所じゃないか。そりゃステテコが快適なはずだ。

わたしがタイやカンボジアの絹で裾除けを作るようになったのは、タイシルクの腰巻布(下着兼上着というか、一枚でスカートとして着用)はかなり使用感があって(もともと古着)裾(布はただの筒なので、上下裏表の区別がない)がボロけてきているので、裾ボロをカバーするために腰巻(裾除け)にリメイクしたのが始まりです。
ちなみに、この腰巻布は筒に縫ってあるだけの布です。


裾を筒のままにしているので車の乗り降りにもスネがニョキっと出ない安心感、
冬は暖かい、
絹で気持ちいい、
長襦袢を省略しても問題がない
などの使用感の良さにすっかり気をよくしていたのでした。

だいたい、長襦袢や裾除けを下着、見えちゃ恥ずかしいと思うところにいろんな問題が潜んでいるような気がする。

裾除けリメイク上の欠点といえば、もともと筒に縫っただけの布に裏表上下の区別をつけてしまうところくらいしか思いつかない。裾がボロけてきたり、お尻部分がヨレてきたらまた天地を入れ替えて、開いている部分を移動させてお尻部分を移動させればいいだろうけど、まぁタイシルクに関しちゃ布はかなりくたびれるだろうから、まあいいか。


で、話しはたこさんの裾除けデビューに戻ります。
いつぞや裾除けを作ろうとヤフオクで入手した縮緬の羽尺(羽織用の生地)を茜でそめてあったんだ〜、あれ作らなきゃ!と思ってたのでちょうどいいからたこさんの裾除けデビューにプレゼントすることにした。

いいよいいよ〜、作ってあげる〜と安請け合いしたのだから、ほんと、作らなきゃ。こんなことでもないと急を要しないことってできないもんです。

羽織の生地だからずいぶんと重みのあるしっかりした上等な生地で、糸もしっかりしていて素晴らしい。まぁふつう羽織の白生地で腰巻など作らないのだから贅沢なもんです。これも和服を着なくなってただみたいな値段でオークションに出てくるから可能なことで、いい時代っちゃぁいい時代なんですが、ちょっと複雑な気持ち。

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裾まわりの寸法がちょっと小さいかなぁ?ギリギリ大丈夫かなぁ?という微妙なサイズなので、あれこれインストラクションをつけておいた。

話しは変わるけれど、着物ライフの真打ちだとわたしが思っているのは湯文字という膝上丈の腰巻なのですが、これは西洋下着を着ないで着物やじゅばんを汚さないためのアイテムなのです(洗える腰巻なら湯文字なくてもいいように思うけど、心許ないか?)が、ステテコ派の人には無縁のもので、着物生活のキモであるところの脱西洋パンツライフは裾除け(腰巻)という強力なアイテムがあってこそなのです。

というわけで、裾除けデビューを記念して、晒を買ってきて湯文字も一枚作って、ついでだから最近いただいた小千谷縮みのハギレから切り分けた半衿などをセットにして送ったのでした。

たこさん感激してくださって、また別次元へと進化してしまった。
たこさんの感激が伝わる記事はこちら→

着るものと、からだの使い方ってセットになっていて、着るものでからだや心や精神のあり方が変わってきたりする。化学繊維やゴム製品を身につけることでそこから発生する締め付けや静電気がどれだけ精神や身体の機能を阻害してるか知れないと思う。

まぁ、着物でずっと過ごすってのは色々面倒もあるんだけれど、手に入れたあれこれを使いやすくアレンジして、気持ち良く過ごせるように着るもの(和服に限らずね!)や履物とおつきあいしたいなぁと思うのでした。

衣服の問題ってとっても霊的なトピックだと思うのですが、「どう見えるか?」にばかり重点が置かれているようで残念なのです。

んで、たこさんからの提案の「腰巻のブランド化」ですが・・・絹の反物が5メートルほど必要なので、原価が高く商売になりそうにはありませんが、ご希望の方にはご相談に応じようと思います。

反物をいくらで仕入れるかによるけれど、布や切ってもいい着物やじゅばんをほどいた状態で送ってもらうとか、で原価を下げる方法はあるかなぁ?

ご興味のある方はご相談ください。筒裾除け&湯文字作りワークショップはもっといいかも!


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コメント

もう後戻りできましぇん

いやぁ~、あらためまして新しい扉を開けていただきありがとうございました。
もう後戻りできません。(笑)
今、布を染めているところの記事も読ませていただき、裾よけの布の立派さと上品さに納得がいきました。
大事にしますね。

私も友人から送られてきた丈が短くて古い生地の絹の羽織や長襦袢を解いたらしい半端な布、自分で着ない着物を解いたものの裏地などがあるので、制作が一段落したら再生を検討しようと思います。(^_^)/


Re: もう後戻りできましぇん

> たこさん
あはは、ちょっと無駄に上品ですよねえ。
羽織の裏地もとても良い生地なのでいいですよ〜。それに、まだ試してないけど、伸縮性のある縮緬で湯文字はいいだろうなぁと思います。着物の胴裏は単の着物の居敷当てなんかに流用します。
着物って裏地まで絹で本当に贅沢で、あれこれプチ手芸が楽しめて、ほんと楽しいですね!

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