「降りる思想 江戸・ブータンに学ぶ」

読み終わったけどまとめる気力がなくて、放置してあった。

降りる思想 [ 田中優子 ]
価格:1836円(税込、送料無料)




田中優子さんと辻信一さんの対談。2011年の大震災から1年後くらいに行われた対談だそうだ。

世の中、もっとたくさん、もっと大きく、もっと早く、もっともっと、と先へ先へとつんのめっているけれど、もうそれやめようよ、止まるでも、落ちるでも、戻るでもなくて、「降りてゆこうよ」という趣旨で江戸やブータンの話しを交えながら現代の世界と日本とそれらの未来を見据えるなんとも心温かい対談です。

なんかさぁ、どうしたらいいか分からないというか、現実がSFを超えてしまって、何言ってるかわけわからない人が総理大臣やってて、この対談が行われた時よりも現実はジョージ・オーウェルもカート・ヴォネガットも小松左京も想像しなかったような世の中が進行しているのですが、やっぱりこんな本を読んで足元固めていないと頭がおかしくなってしまうように思うのです。

まぁ、そんな難しいことはどうでも、江戸の人たちがどうやって暮らしてたかとか、ブータンがどうだとか、そんな話しをお二人の対談という形式でそれぞれの単著では読めないお話しが読めるんです。
辻さんがアメリカ行って何やってたとか、田中さんが中国に中国語を勉強しに行って、中国のあちこちを旅行して歩いたとか。

今からいうのは遅いんだろうけど、日本だってブータンみたいな行き方の近代化があったんじゃないだろうか?ブータン式をやるには国が大きすぎたのだろうか?明治になって富国強兵だと茶や絹や女性や銅を輸出して得たお金で軍艦を買って、学校で兵隊が務まるように教育をして、突き進んだ結果が広島長崎だったけど、これって誰が望んだ結果だったんだろう?と考える。きっとみんなが望んだんだろうけど、日本人ってそんな人たちだったんだろうか?

きっとそんな人たちだったんだろう。同じパラダイムで復興と経済発展をした結果がまた核惨事だったのだからつくづく学ばないってことだ。

今度こそパラダイムを「降りる」方向へ、もっと成熟した豊さへとシフトしなければ、日本だけでなくこの世界が保たないだろう。

例えば、家族関係のところで、江戸時代は夫婦別姓・別財産という話しが出てくる。子供は母親の実家で育てられる母系家族だったらしい。明治の近代化で西洋列強に合わせる形でかなり強引に家族関係などをいじったけれど、最近の人たちを見ていると原点回帰しているようにも考えられる。

幸せって、豊さってなんだろうなぁ?と考えるのだけど、本当はみんな、誰もが必要なものをすべて持っていて、豊かで幸せなのに、それがわからないだけなんじゃなかろうか?などと考えるのです。

「青い鳥」っていう童話にもあるじゃない、青い鳥は実は家にいてたっていう話し。ここではない何処かはここにある、っていうことを思い出すために、断食なんかすると栄養から「降りる」経験にもなるような気がします。

というわけで、ラマダン(イスラームの断食月)だからってわけじゃないけど、最近お昼ご飯を控えているのだ。

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