タクツァン寺院への道、乗馬編

プナカゾン(宮殿)は確かに一見の価値のあるすばらしいところでした。何よりプナカがすばらしいところで、バジェット旅行が許されるなら沈没してしまうに違いないところでした。

さて、プナカの後はまた空港のあった街、パロに戻ります。4時間半のドライブ。またまた3100メートルの峠を通りますが、前回は雨でしたが、今回もがっつり曇り。
お天気がよければヒマラヤの峰々が見えるのに、ちょっと残念。

今回高地の旅行なので頭痛など高山病にならないか心配したけれど、高山病もなく、寒くもなく、体調が良かったのは助かりました。3100メートルの峠にはきれいなカフェがあって、さすが、公定料金の国だなぁ、と感心。

そして、パロに戻ったら、ブータン最高の聖地、タクツァンゴンパへの参詣です。

これが山登りから始まり、一旦カフェテリアまで登ったら、しばらく登って、一度谷を下ってからゴンパに登る、という心が折れそうなルート。日本人だったら橋を掛けたり、ロープウェイをつけたりするだろうけど、石段があるだけ。

カフェテリアまでは馬もあるので、ツアーコーディネーターはあまりお勧めしなかったけど、迷わず馬!母も馬!
母は「あんたも一緒に乗るんでしょ?え?一緒じゃないの?」って、一人で乗るんだよ、馬がかわいそうじゃないか。

馬といってもポニーですが、やっぱり乗ると視線が高くなります。これらの馬でカフェテリアやお寺に荷物を運ぶんだなぁ。馬に乗るのは、中国の虎跳峡に行った時以来です。あの時は帰り道に馬が余ってたので半額でいいから乗らないか?と言われて、上り坂の途中から乗せてもらったのでした。馬だと楽チン。

さて、馬にとって動かない荷物を運ぶより、動いたりビビったり興奮する人間を乗せるほうが難しいに違いない。しかし、わたしは日頃安富先生のホースセラピーのビデオなどを見て経験を積んでいたので、その知識を活かす時が来たのだ。

馬を引いて馬とこころを通わしてから乗せてもらう、という儀式は省略だけど、馬に乗せてもらったら、馬を撫でて「どうぞよろしくお願いします」とご挨拶。

そして、内腿で馬を挟んで、骨盤をしっかり立てて、上体の緊張を解いて自由にする。慣れてないとつい鞍にしがみついたり、と体重を前にかけてしまうけど、そうすると馬が歩きにくいはずだ。実際に馬に乗っていて、馬が止まってしまった時には腿を締めて、体重を軽く前にかけて馬を促すようにすると馬は歩き始める。

面白いなぁと思ったのは、馬も日向を歩くのは暑いらしく、日陰を選んで歩くのだけど、それが崖のギリギリだったりする。馬と車が違うのは、車は自分の意思で動かないけれど、馬は自分で考えて足を運ぶ。これには本当に驚いた。わたしが手綱で操って右だ左だ、としなければ、馬は自分の歩きやすいルートを選んで足を運んでいく。馬方に導かれたら仕方なくそのルートを行くけれど、馬には馬の考えがあるようだった。

前を行く母の馬は自由な馬で、馬方が手を抜いたら道草を食ってしまったりするのだけれど、わたしの馬は賢い馬で黙々と歩いて、母の馬が前に進まない時は後ろでじっと待っている。

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途中まで馬方が馬を引いてくれていたけれど、わたしが馬に乗れるとわかったのか、このお兄さんは途中でわたしに手綱を預けて帰ってしまった。

他の馬は馬方に引っ張られたり、お尻叩かれたり。馬だって手綱を無理に引っ張られたり、お尻を叩かれたりして歩きたくないだろうに、乗り手が姿勢を崩してしまうと明らかに馬は歩きにくそうにしていたのでした。

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コースの途中に馬用の水飲み場が整備されている。母の馬は疲れるんだろう、すかさず水場に行って水を飲み始める。わたしの馬も一緒にちょっと休んでもらいます。

母の前にはインド人の奥さん、わたしの後ろには日本人の奥さんという4頭のキャラバン。馬は勝手に前の馬を追い抜かないようにしつけられているようでした。

途中の絶景。パロ市街が見えます。
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道は粘土質の土がむき出しになった斜面で、所々傾斜が急なところがあり、急なところで粘土の土のところは馬でも滑るようで、他の馬をみていると、滑って膝をついてしまう馬もいて気の毒でしたが、わたしの馬は時々滑ることはあっても、膝をつくようなこともなく上手に歩いてくれました。

難所では馬を励まして、上手に歩けたら褒めて、首を撫でて心を通わせていると、馬はちゃんとわかってくれるんだなぁ、ということがわかった乗馬体験、とっても楽しかったのでした。

馬はカフェテリアの手前まで。
馬から降りて記念撮影。

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こんな大きな動物がわたしを優しく山の上まで運んでくれるなんて、奇跡みたいだ。わたしが馬を信頼したら、馬もわたしを信頼して背中に乗せてくれるのだ。馬はわたしを厄介な荷物ではなく、人として乗せてくれた。お馬さん、どうもありがとう。

カフェテリアの手前広場にはマニ車がある。ペットボトルの風車マニが並んでいるのが笑える。
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カフェテリアでお茶とビスケットで休憩。ここにはトイレもある。
遠くにゴンパが見えてきた。

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鳥取の投込堂みたいですが、もっと規模が大きい。それにしてもどうしてこんなところに?この場所で修行したグル・リンポチェ1代目は虎に乗ってやってきたそうで、(8世紀の話)その生まれ変わりのグル・リンポチェが13世紀にこの場所にお寺を作ったのだとか。これが10年前くらいに火事で焼けてまた立て直したとか、ご本尊などは焼けなかったとか、不思議な話。

ということで、ゴンパへの道は遠いのでした。

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