機掛け

筬通し、綜絖通しが終わったら、千きり、織り機の後ろの棒に糸を結ぶ。

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糸が勿体無いので、棒に結ぶ糸を別につなげています。前は一本づつ結んでいたけれど、結び目が引っかかり、最後は綺麗に織れないのでこのところこんな風にしている。

織物は経糸の無駄が出るので、できれば長くおった方が糸の無駄がない。考えてみたら体の幅ほどの細い布をつなぎ合わせて服にする和服は経糸の無駄がない衣服の作り方で、織り道具も織る姿勢も幅が狭いために場所も取らないし、織るのに時間はかかるけど、それなりに合理的に出来ていると思う。

私が使っているのは、120センチまで織れる機で、今回の作品は80センチ幅。織り縮み、縮絨縮みがあるので、出来上がりは68センチくらいになると思う。

後ろを結んで、糸の束に助手のダンベルさんをぶら下げてダンベルさんに引っ張ってもらいながら巻き取っていく。

千巻き、前を結ぶところまで糸が巻けたら、千巻きにテンションを揃えながら糸を結ぶ。

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ここまできたらやっと織り始め。

1枚分だけ織るというのはとても効率が悪いのだけど、一枚づつ作るというのが個人作家の良いところだと思う。それを「趣味」とか、「シロウトさん」などと言う人がいるけれど、シロウトさん、上等じゃないか。
糸から紡いで、手織りで一枚仕上げる。

先日買った結城紬は証紙つきだったので、どう言う意味なのか調べてみた。

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左から二番目の桑の葉に囲まれて紬という字が書いてあるものは、真綿を手で引いているけれど、機械で巻き取って撚りが入った糸を使って、半力織機で織ったものなんだそうな。

それでも本場結城紬には違いなく、新品で買ったらさぞかし大変なお値段だと思われる。

もちろん、手織りだから機械よりいいというわけではないが、材料から厳選して、好きな染料で染めて、好みのブレンドにして好きな太さと角度で糸を作って、布を織るのだから、効率が悪かろうが、問屋や組合に搾取されることもなく、布にもわたしにも幸せな事であります。

機ごしらえが終わって後は織るだけという時になって、さて、ヨコ糸はどうしよう、と考える時間が怖いような、楽しいような・・・
ここまできたら、布は出来たようなもの。ずっと戯れていた糸ともお別れがやってくるのです。

さて、考えたようになるかしら?明日から織り始めよう。

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