おさかな大好き

子供を育てて、姑を見送って、連れ合いも見送って、母は今人生初めての一人暮らしをしている。

母の家は兼業農家で、味噌はもちろん、醤油も作っていたそうで、話を聞いていると夢のような豊かな暮らしなのだけど、母はそれが嫌で嫌で仕方なかったらしい。

味噌も醤油もカビが出ると困るので塩辛いものだったとか。

しかし、戦中戦後のもののない時代でも自家製の味噌醤油があったので、人にあげるととても喜ばれたとか、学校の先生が分けてくれ、と家まできたとか。

だけど、母にとってそれはツマラナイもので、キッ○ーマンの醤油を口にした時に「お醤油ってこんなに美味しいのか!!」と思ったらしい。

小学校三年生の頃から家の炊事係にされて、何も教えられないのに一家+疎開や避難してきた居候たちの賄いを任されたのがとても辛かったらしい。

だから、料理は母にとって得意な家事ではあったが、もう一生分の料理は作ったというところだろうか?自分一人のために料理をするきなどサラサラなく、まるで連れ合いに先立たれたおじいさんのように惣菜を買ってきて食べている。
料理はもう真っ平!なんだそうな。

ついでに、「自然食」とか、「天然醸造」みたいなのもいろいろやらされた子供の頃の思い出が蘇るらしく、有り難がらず、どちらかというと科学の力で近代的にできてます、というものが好き。だから惣菜大好き。自家製よりも科学と技術と経済の粋を極めたものが好き。

天然醸造環境で育ったので身体が丈夫だから耐えられるのだろうとおもうが、大気中核実験時代に生まれ育ったわたしにはとてもお付き合いできない。

だから、実家に帰った時は外食か、自分で料理して母と食べる。

隣町のマーケットに週末藁焼きたたき屋さんが店を出して、料亭レベルのお魚を持ってくることに味をしめたらしい。
facebookで魚屋さんが来てることを確認して母に知らせると、「あんた、留守番してて、運動のついでに買ってくる」と言って出かけてしまった。

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魚屋さんはぶりのアラとカツオの腹をおまけしてくれて、ブリはお刺身。アラは大根とあら煮、カツオの腹身は塩焼きにしてオリーブオイル。

二人で食べるには多すぎるブリ。半分は今日食べて、残りは醤油とみりんで漬けておいた。あら煮は3日くらいで食べたらいい。

晩ご飯に美味しい魚があるので、夕方頃から母はルンルンしている。

どんだけ魚好きやねん?
それなのに、わさびとか、醤油とかはなんでもええんか?天然醸造はそんなに嫌なんか?
私にはキッコー○ンの丸大豆醤油でも「あぁ、せっかくの魚がこの醤油じゃ台無しダァ〜」と思うのよ。
自分用の醤油買ってこよう。

なんだかよくわかりませんが、母の昔話を聞いていると、母がどうしてこうなって、私がどうしてこうなったのかがわかるような気がします。

というわけで、「母さん」というカテゴリーを作ってみました。
仲良し親子ではないので、そこんとこ、よろしく。

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