アラメゾン・オガワ最終日に行って来た。
一軒のレストランとこんなに長くお付き合いするなんてことは考えもしなかった。
最初は記念日の食事に連れ合いの会社の同僚のイギリス人の方に紹介してもらって、敷居は高いけど頑張って出かけたのだった。
しかも、昼。夏だったから、結婚記念日だったように思う。
シェフから弟子に営業が変わって、グランメゾンから「家庭風」とカジュアルフレンチになって、お値段もやや手頃になってからよく通うようになった。
通算で20年以上通い続けたことになる。
「どうせどこかでご飯を食べるなら(お金を使うなら)アラメゾンに行こう」
という感じだ。ブログでもたくさん紹介したし、ブログを読んでわざわざ広島まで食べに来てくださる方があった。
いよいよ最終日、半年前からこの日は予約を入れておいた。
寒くなるかも、の予報もアラメゾン最終日のために低気圧はちょっと遠慮してくれて、着物で出かける。最終日なのだから、礼を尽くしておしゃれして行かないと失礼だ。
(キモノはオサレだけど、生活の疲れとやつれが隠せません)

ノクシカタ模様の小紋&綴れの孔雀柄の帯。帯揚げがボワボワだね。

オヤブンがシャンパンをサービスしてくださった。連れ合いは酒を愛しているので、よく一杯おごってもらえる。わたしはペリエ。
最初に霧島豚とフォアグラのパテが出てくる。

この料理、このお皿、このしつらえを見て、涙が溢れそうになる。あぁ、もうこの料理が気楽に食べられないんだ。さよならなんだ。
一切手を抜かず、本当に丁寧に調理してあって、心から美味しいと思う。豚だってフォアグラだって、こんな風に料理してもらったら本望だろう。心から味わって頂く。

フランス産ホワイトアスパラガスとイタリアの水牛のモッツァレラ。アスパラと落とし卵の組み合わせはよく食べたけど、モッツアレラとの組み合わせは初めてです。
皿が進むうちにいつもの調子が戻って来て、ご飯に集中。

魚料理は、ブリのキャベツ包み。血合いというか、赤身のところはまるで肉みたいだ。魚が新しいらしく、ブリの芳醇な味が広がります。ピゼリ(えんどう豆)のソースとクリームのソースの組み合わせも立春が近い感じがして、アラメゾンの二人の新しい生活への明るい展望が感じられます。

メインは灰色マンガリッツァという純血種のマンガリッツァのグリル。付け合わせのお野菜も美味しい。
チーズの盛り合わせも行っちゃう。

うーん、このお店でチーズたくさん覚えたなぁ。熟成云々やら、色々珍しいものも食べさせて頂いて、妙にグルメな人みたいになった。エポワス、サントモール、ロックフォール。
付け合せのパンは赤ワインで練ったパン。

デザートはこの季節はこれでしょう、というタルトタタン。

エスプレッソとプティ・フールにはレモンのシュトーレン。
最終日のディナーには、オヤブンが息子さん二人と一緒に食事に来ていて、デザートを食べる頃にはオヤブンと一緒にあれこれ話が盛り上がって、一緒に写真撮ったりして。

え〜、この方、広島フレンチ界の重鎮であらせられるのに、私たちを可愛がって下さる。
小川シェフのおかげでたくさんの美味しいものを知ることができたし、何より、料理ってのは楽しむんだ!全身で味わえ!ということを教えて頂いた。わたしの料理の先生、大きなグルだ。
オヤブンは再起動の計画が着々と進んでいるようで、こちらは本当にまた楽しみです。
アラメゾンの二人はあまり自分たちのことを語らないけれど、自分たちがどれほど素晴らしい仕事をしていたのか、いつかちゃんと分かってくれると嬉しいよ。
いつも素晴らしいお料理、素晴らしいサービス、ありがとうございました。
どれだけ楽しませてもらったかわかりません。
しっかり休養し、充電して、再起動を楽しみに待ってます。
お元気で!!
いつも応援ありがとうございます。

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~~料理教室のご案内~~
2月18日(日)ご意見ご希望お待ちしております。ベンガル料理でもいいよ。何しようかね?
2月22日(木)ベンガル料理
平日・日曜日、どちらのクラスも新規生徒さん絶賛募集中です。右下のメールフォームよりお問い合わせ下さい。
個人レッスン、短期集中講座はご相談ください。
教室は広島市です。
最初は記念日の食事に連れ合いの会社の同僚のイギリス人の方に紹介してもらって、敷居は高いけど頑張って出かけたのだった。
しかも、昼。夏だったから、結婚記念日だったように思う。
シェフから弟子に営業が変わって、グランメゾンから「家庭風」とカジュアルフレンチになって、お値段もやや手頃になってからよく通うようになった。
通算で20年以上通い続けたことになる。
「どうせどこかでご飯を食べるなら(お金を使うなら)アラメゾンに行こう」
という感じだ。ブログでもたくさん紹介したし、ブログを読んでわざわざ広島まで食べに来てくださる方があった。
いよいよ最終日、半年前からこの日は予約を入れておいた。
寒くなるかも、の予報もアラメゾン最終日のために低気圧はちょっと遠慮してくれて、着物で出かける。最終日なのだから、礼を尽くしておしゃれして行かないと失礼だ。
(キモノはオサレだけど、生活の疲れとやつれが隠せません)

ノクシカタ模様の小紋&綴れの孔雀柄の帯。帯揚げがボワボワだね。

オヤブンがシャンパンをサービスしてくださった。連れ合いは酒を愛しているので、よく一杯おごってもらえる。わたしはペリエ。
最初に霧島豚とフォアグラのパテが出てくる。

この料理、このお皿、このしつらえを見て、涙が溢れそうになる。あぁ、もうこの料理が気楽に食べられないんだ。さよならなんだ。
一切手を抜かず、本当に丁寧に調理してあって、心から美味しいと思う。豚だってフォアグラだって、こんな風に料理してもらったら本望だろう。心から味わって頂く。

フランス産ホワイトアスパラガスとイタリアの水牛のモッツァレラ。アスパラと落とし卵の組み合わせはよく食べたけど、モッツアレラとの組み合わせは初めてです。
皿が進むうちにいつもの調子が戻って来て、ご飯に集中。

魚料理は、ブリのキャベツ包み。血合いというか、赤身のところはまるで肉みたいだ。魚が新しいらしく、ブリの芳醇な味が広がります。ピゼリ(えんどう豆)のソースとクリームのソースの組み合わせも立春が近い感じがして、アラメゾンの二人の新しい生活への明るい展望が感じられます。

メインは灰色マンガリッツァという純血種のマンガリッツァのグリル。付け合わせのお野菜も美味しい。
チーズの盛り合わせも行っちゃう。

うーん、このお店でチーズたくさん覚えたなぁ。熟成云々やら、色々珍しいものも食べさせて頂いて、妙にグルメな人みたいになった。エポワス、サントモール、ロックフォール。
付け合せのパンは赤ワインで練ったパン。

デザートはこの季節はこれでしょう、というタルトタタン。

エスプレッソとプティ・フールにはレモンのシュトーレン。
最終日のディナーには、オヤブンが息子さん二人と一緒に食事に来ていて、デザートを食べる頃にはオヤブンと一緒にあれこれ話が盛り上がって、一緒に写真撮ったりして。

え〜、この方、広島フレンチ界の重鎮であらせられるのに、私たちを可愛がって下さる。
小川シェフのおかげでたくさんの美味しいものを知ることができたし、何より、料理ってのは楽しむんだ!全身で味わえ!ということを教えて頂いた。わたしの料理の先生、大きなグルだ。
オヤブンは再起動の計画が着々と進んでいるようで、こちらは本当にまた楽しみです。
アラメゾンの二人はあまり自分たちのことを語らないけれど、自分たちがどれほど素晴らしい仕事をしていたのか、いつかちゃんと分かってくれると嬉しいよ。
いつも素晴らしいお料理、素晴らしいサービス、ありがとうございました。
どれだけ楽しませてもらったかわかりません。
しっかり休養し、充電して、再起動を楽しみに待ってます。
お元気で!!
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