祝島からのメッセージ。

祝島のYさんからメール頂きました。
田浦その後の話や、怪我された方のこともあります。

以下に転載します。(許可済みですので安心して読んでね。)



上関ですが、先月の21日深夜2時から、工事が始まりそうということで不安に思いつつ、とうとう島のおばちゃんが怪我をしてしまいました。
びわ茶を製品化するときから産直グループの代表をしている方で、私も兄も小さい頃からずっとかわいがってもらっています。

幸い骨折などはしていませんでしたが、3人くらい、大人の男性に上から倒れかかられたので精神的なショックの方が大きいようで今は広島の親戚のおうちで静養しています。

先月26日に横川シネマさんやこちらの友達と田浦へ行ってきました。
海の埋め立て工事は一時ストップしていましたが、陸地の工事は進められていました。

島でははひじきの収穫が1~4月と限られるため、兄の現金収入には大切な時期です。
原発のためかなり人手も時間もさかれました。
どうなるんだろうと不安に思っていた矢先にあの地震がありました。

地震と津波だけでも恐ろしいことになっていますが、更に原発のことがあり、被災者の方の気持ちを思うと言葉がありません。
あちらに祝島出身の方や祝島を応援してくださる方もたくさんいるそうです。
友達の友達は家族で広島まで車で戻ってきたそうですが、農家や家畜を飼っている方は家族を実家に帰らせ一人で残っている人もいます。

幸い関東在住の友人や東北出身の友人の実家は無事でした。
いま東京にいる友人たちは、表現することが仕事の人が多く、自分たちがここでしなければならないことがなんなのか、迷い考えているそうです。
私としては万が一にも危険性があるのなら避難してほしいのですが…

上関原発、今回のことが原因で計画がなくなっても心底喜べません。
皆で話し合って原発は必要ないと選択するプロセスがないと壊されたコミュニティは元に戻れない気がします。

とにかくこれ以上被害が広がらないように願っています。

地震がおきるまえ、ちょうど坂口恭平さんの本を読んでいました。
早稲田大学で建築を学ばれた人で、都会のホームレスのダンボールハウスが実はとても理にかなっているという視点の本で、そのなかに12Vの太陽光パネルを利用して自家発電をし、家電製品を使っているホームレスの方が出てきます。
なんだかすごく勉強(?)になりました。
機会があれば読んでみてください。

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祝島の人も、他の地域で原発に反対している人も、今回のことで原発の計画が中止になる!と喜んでいる人はいないと思います。
目に見えるほどの放射能の被害があってもなくても、福島の人たちの不安や精神的な負担を考えると気の毒でなりませんし、原発誘致を受け入れたのだから自業自得だなんてことも全く思いません。
もし上関が早い段階で建設を受け入れていたら、もしあんな地震があったら…
全然他人事とは思えません。
私がいま一番気にかかっているのは、避難した福島原発の周囲の住民の方がいつ安心して地元に帰れるのだろうということです。

うちの会社の仙台営業の人で、仙台に赴任中今回の地震にあい、地震直後ギリギリのガソリンしかない状態で家族をつれて福島の実家に戻った方がいたそうです。
その後どうされたかはわかりませんが、帰る場所がなくなるというのは本当に悲しいことで、それだけは奪わないでほしいのです。

不安を煽るなという人もたくさんいますね。
でも私は自分で考え判断するのが何より後悔しないと思うので、事実は事実として知らされるべきだし、自分と違う考えもあるのだと知ることは悪くないと思います!
心のどこかにストレスを抱えながら気づかないふりをしていつもと変わらない日常を無理に過ごそうとするほうがよっぽど体にわるい気がします。

そして上関ですが、工事中断といいながら陸地の発破作業はきのうも今日も続いているようです。
自分が中電の社員だったら企業イメージを考えれば今のタイミングではしないなぁ…よくわかりません。




>上関原発、今回のことが原因で計画がなくなっても心底喜べません。
皆で話し合って原発は必要ないと選択するプロセスがないと壊されたコミュニティは元に戻れない気がします。

のところで胸が詰まりました。そうですね。コミュニティはもうボロボロにされているのですよね。上関に原発が出来ていて、こんどの地震が四国沖だったりしたら、津波の備えなどない瀬戸内海は三陸どころの被害では済みません。本当に人ごとではないのですね。

お怪我なさった方、さぞ恐ろしい思いをなさったと思います。でも骨折してなくて良かったです。

Yさん、メールありがとうございました。

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